第790話 一期一会(前編)を書きながら、頭の片隅にあった次のプレゼン。
プレゼン本番前。 お客様を目の前に、心の中で一期一会と唱えて、定刻まで待つ。
ついに、始まったプレゼン。
この日の2回目、午後のプレゼンが、
今年度、上半期史上もっともよい「神回」となる(笑)
プレゼンの内容のよしあしは、お客様が決めることだから
上出来であったかどうかはわからないが、
話す私を客観的に監視するもう1人の私、
この2人の私が非常に落ち着いていたのである。
心の様子をたとえるなら、波立たない湖面。
実は、今回パワーポイントにある仕掛けをした。
過去のプレゼンで、台本にすると、
伝える時の温度が下がってしまうことは経験済み。
本番当日は、台本を見ない。
これまでのプレゼンで、
いきなりマイクを持って話始めるといけないことは経験済み。
本番直前からマイクを持ち、馴染んでおく。
それに加え、今回、次のきっかけ言葉カンペをパワーポイントの中に忍ばせておいた。
うまくつなぎ言葉が出てくるか自信のないところに、
パワーポイントの背景色と同じ色味で、
お客様には見えないほどの小さな字で記しておいたのだ。
きっかけ言葉さえしっかりしていれば、後は流れていく。
そんな小細工しなくても体がプレゼンを覚えるまで練習すればすむことなのだろうが、
この保険が功を奏した。
プレゼン終了後、わざわざ私のところに来て褒めてくださった方が・・・
アンケートではなく、直接お越しくださった方が過去最多の今回。
この一期一会に心より感謝する。
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