第3615話 線は、僕を描く

2023年02月25日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

「SLUM DUNK」安西先生(第3583話)の次は、

砥上 裕將著「線は、僕を描く」の 湖山先生。

 

主人公・青山霜介(大学生)「僕にできると思えません」

湖山先生「できることが目的じゃないよ。

やってみることが目的なんだ」他、

水墨画の巨匠・篠田湖山の教え(名言)が、珠玉。

 

「動き続け、刻々と変わり、姿を変え・・・」

ゆく河の流れは絶えずして(方丈記冒頭)、

動的平衡(第3237話)を思い出したり、

一輪の花を観て 命を、心を感じたくなる。

 

言葉を交わさなくてもわかりあえる 線がある。

(「黒白の花蕾」から改題されたという)

言い得て妙 なタイトル「線が、僕を描く」。

その美しさに 私の場合、何が 私を描くのか?

思いあふれる。

 

※「お母さんの本棚」行き、決定。


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