第262話 楽園

2009年12月15日 06時17分15秒 | 子育て・「おママごと」
今日は保育園について思うこと、あれこれ。

出産前、通勤前にさっと預けて、できる限り早くピックアップして・・・
というシュミレーションにより、私の子はこの駅型保育園に通うことになるんだろうな
と生まれる前から登録に行っていた。
今になって思えば、この選択は親の便利さが判断基準とも言えなくもない。

出産後、乳幼児期という大切な時期、この子にとっていい保育園とは?
価値観がガラッと変わる。
息子が重度のアトピーで食物アレルギーを持っていた為、食事や対応が気になる。
男の子ということもあり、外遊びができる園庭があるがどうかも重要度を増してきた。
何より息子が一日のほとんどを過ごすことになる場所である。
よし、他の保育園も見に行こう。
保育園入所は基本は、その地域に住む住人(納税者)限定、最優先なのだが、
町内の保育園はもとより、口コミでいいときく近郊(通勤経路と反対側)の保育園、
私の職場と実家近くの保育園まで、納得して預けることのできる園を探そう!と。

行く先々で、園の方針をきき、施設を見学し、
無理をいって入園案内にはない献立表を見せていただき、
見学につきあわされるパパは駅型でいいじゃないかぁと辟易していたが、
各園様々な特色があって、私はこの保育園見学で非常に学ぶべきことが多かった。
棚の角にキルティング加工を施し、赤ちゃんがぶつかっても痛くないよう配慮していたり、
本物を知るためにうちでは陶器の食器を使用していますとか、
牛乳の代わりに脱脂粉乳を飲んでもらっていますとか、
家庭内育児にとても参考になった。

そして最終決断、私がどの保育園を選ぶことになったかというと、駅型をやめ、
少し離れるが、広い園庭があって、園内で食事を作ってくれている町内の保育園。
毎日、通うところである。
子供にとっても親にとっても、距離的に近い方が疲れない。楽、だ。
そして何より、見学に行った私たちに子供たちがワーッと近寄ってきて、
話しかけてくれた園児たちの表情! そこには楽しい、があった。
人に対して興味をもっている先輩園児たちの笑顔が決め手となった。

毎日、自転車をこいでお迎えに行く。
雨の日は来ないバスを待つ。
当初予定していた園より少し遠いが、後悔したことはない。
私が自分の目で見て、納得をしたところだから。
息子が必至に今日の出来事を話している。「先生、好き」と笑っている。
「今日、たまたま材料があったので、米粉でK君のケーキを作りました。
K君とっても喜んで、あっという間に食べましたよ」
今日も一日、いっぱい遊んで、いっぱい食べて、いっぱい笑ったんだね。
この園を選んで本当によかった・・・親として嬉しい瞬間。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第261話 体内革命 | トップ | 第263話 保育園信仰 »

コメントを投稿

子育て・「おママごと」」カテゴリの最新記事