第263話 保育園信仰

2009年12月16日 21時33分20秒 | 子育て・「おママごと」

今日も保育園について思うこと、あれこれ。

自分の目で見て選んだ納得の保育園。
なのだが、最初から信頼の保育園ではない。

私の育児休暇は1年。
生むまでは、生後半年ほどで職場復帰できたらいいなと思っていた。
でも、産んだ後のことはわからない。
半年の育児休暇申請をして、もしも万一半年で復帰できなかったら?
その時、休暇を短く変更するのと延長するの、どちらが印象いいかを考えると、
短くする方だよなぁと、最大の一年を申請した。

産後、想像を超える予測不可能な展開。まさかうちの息子がアトピーに苦しむなんて・・・
生後6、7ケ月は乾燥の季節と症状のピークが重なって、よかった1年申請してて状態。
春になっても一向によくなる気配がなかったので、どうしよう1年しかないと焦った。
1歳を過ぎると症状がよくなる場合が多いと書いてある。
育児休暇があけるまでに何とかと必死だった。

結果、いざ預けるとなった時には「私ほど息子のことを」思想ができあがっていた。
私がそばにいない間にかきむしってしまわないか? 悪化しないだろうか?
ならし保育直前、手続き・ご挨拶に行った折、「こちらが担任の先生です」と紹介されたが、
明らかに不信な顔で月並みな挨拶を交わしたような記憶がある。
あの時、自分がどんな挨拶をしたか思い出せないほど、気持ちはうずまいていた。

ならし保育が始まった。
今までずっと一緒にいた息子との別れ。気が気でない時間。
大急ぎで迎えに行く。担任の先生から息子の様子をきく。
それは私のよく知っている息子の対応であり、反応と合致していた。
母子一対一ではなく、大勢の中の一人となる不安があったのだが、
息子のことをよく見てくれている・・・この時、私の中で信頼の保育園に変わった。

保育園に通い始めてから、人に「K君、笑顔増えましたね」と言われた。
「そうなの。保育園に通わせたのは、息子にとっても私にとってもよかったみたい。
私はこんな性格だから、(アトピーに)集中しちゃうし。
四六時中私がそばにいて監視してたのは、Kにとってストレスだったと思うわ(笑)
お互いにちょっと距離をおけたのがよかったみたい」
そう語る私も息子を預けてからの方が笑顔が増えた。

ならし保育から通常保育へ移行した。
担任の先生から息子の様子をきく。
それは私の知らない息子の成長記録。
保育園に対する不安を楽しさでぬぐい去ってくれたクラス担任。N先生とF先生。
信頼が信仰に変わる。
先生がいて、お友達がいて、兄弟がいて、近所のおばちゃんまでいる。
昔ながらの風景が残っているような。
保育園は現代核家族の救世主だ!とさえ思う。


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