第2025話 おばあちゃんの味

2018年10月21日 08時00分00秒 | Weblog

街でテナント募集の広告を見ると、

立ち止まってしまう。

そのたびごとに、ここにお店を出したらどうなるか

考えてしまう。

 

84歳で亡くなった祖母の夢は、

母とふたりで お店を出すことだった。

沖縄出身の祖母は、

ずっと作り続けてきた「サーターアンダギー」を

売りたいと語り、頻繁に作っていた。

 

子どもの頃から お盆に、お正月、

おばあちゃん家に行くと、

サーターアンダギーを食べることとなり、

いつも「これ、持って帰り」と言われ続け・・・

正直、私は飽きていた。

 

ところが、祖母が亡くなって・・・

出先でサーターアンダギーを売っていると、

買って食べては、おばあちゃんの味と違う・・・

と肩を落とす。

なぜ祖母と一緒に台所に立って

作り方を教えてもらわなかったのか

嫌と言うほど 後悔を味わっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2024話 街の灯

2018年10月20日 08時00分00秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

チャップリンの映画「街の灯」。

監督、脚本、製作、主演・・・

編集まで チャップリンなの?!

 

名作だ、ラストシーンが秀逸だ

前評判を知って見る「街の灯」

絶賛のラストに向かって鑑賞。

声に出して笑うことこそなかったが、

たたみかけるお約束の連続で。

全世界共通の笑いに頬が緩む。

 

ついに、ラストシーン。

「あなたでしたのね?」

ヒロインの表情に、(私は)

女性の現実的な部分を感じてしまう。

前半、そのリアリティーに笑えていたが、

ラストのリアリティーは 笑えない。

男性の想いが彼女に届きますよう祈るばかりである。

 

「You?」

どんな声で発しているかわからないだけに

解釈が異なる。

タイトルが、なぜ「街の灯」なのか・・・

無声映画の底知れぬ力。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2023話 グランドハイアットのフレンチトースト

2018年10月19日 08時00分00秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

あなたの好きなパンを教えてください・2018。

私は、

グランドハイアット東京の、フレンチトースト!

 

エバーグレイス(第1969話) では、

朝食(サービス)で フレンチトーストをいただける。

(無料でいただきながら大変申し訳ない話だが)

グランドハイアットの

フレンチトーストに出会ってからというもの

どのフレンチトーストも 美味しいけれど、

及ばない味になってしまうから困る。

 

パンの美味しいお店があることを知っても

予約がとれないとか

何時間も待たなければならないとか

まず手に入れることが難しく、

一生食べることができないのではないかと思う。

が、

ホテルの朝食ブュッフェで食すフレンチトーストは、

混雑状況によっては多少並ぶけれど、

必ず食べることができるのが嬉しい。

 

この、東京のホテルというのがミソで、

しょっちゅう食べることができない距離。

だけど、行けば必ず食べることができる

安心保障の、記憶に残る味。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2022話 綱引きの記憶

2018年10月18日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

(運動会ネタでもう一本)

今年は、騎馬戦もなくなり、

綱引きにて勝敗を決める学年が多かった。(地味)

 

目の前にまっすぐのびる綱。

両者 ずっと引っ張り合い、

先に力尽きた方が砂の上をすべるように

引きずられる試合展開。 ん?

私が子どもの頃の 綱引きは、

引っ張ったら腰を落とすよう指導を受けたような。

「オーエス」の合図で 片方ずつ引っ張り、

引っ張らない間は、腰を落として全力で制止していた。(記憶)

え、今は綱引きで腰を落とさないの?

腰を落とした方が もってかれないんじゃないの?

腰、入れないの、腰。  気になる(笑)

 

私の中で綱引きは、保護者競技の記憶でもある。

お父さん(お母さん)たちの、大人の綱引きは迫力があった。

お父さんたちのリレーも迫力があったし、

大人の二人三脚(夫婦じゃない組み合わせ)には、

微笑ましいものがあった。

保護者競技に必死な親たちを今も覚えていて・・・

息子には、

親へ声援をおくった記憶がないことを残念に思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2021話 南中ソーラン

2018年10月17日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

(運動会気分を引きずって・・・)

今年は2週間連続 週末ごとの台風。

弟の愛娘・Aちゃん(年長さん)の運動会は2回も延期。

どうしようもないこととはいえ 天候を心配するあまり

観覧席の場所取りをうっかり忘れる悪夢まで。

毎年のことながら 運動会は 緊張の連続だ。

 

「かまえ!」

ついに来た 息子一押しの演目、

南中ソーラン節。

どっこいしょ どっこいしょ

あぁ ママには網が見える、魚が見える。

みんな キレっキレっ。 大漁だ。

物語性のある大和魂ダンスが、いいね!

運動会が終わってからも

どっこいしょ どっこいしょ

ヤーレン ソーランソーラン ハイハイ

振付はすぐに覚えられるので

運動会終わりの夜、早速撮ったビデオを流し

私も網をひいたり、ニシンを後ろに投げたり

家で親子共演(家族再生)。

ソーラン節の 耳に残る楽しさよ。

(この屈伸運動で痩せないかしら・笑)

 

かけっこ系は、ハラハラ・ドキドキ、

応援する気持ちが強すぎて

毎年のことながら 記録ビデオが ブレっブレっ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2020話 運動会の安全性

2018年10月16日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

台風後に訪れる灼熱の晴れ。

帰ってきた息子の顔がこんがり茶色。

一日で、そんなに焼けたん?!

そんな予行練習を終え、

ついに迎えた5年生の運動会。

 

プログラムを見ると、

騎馬戦がなくなって 綱引きに。

危ないから?

組立て体操に至っては、組立てはそこそこに

過去のダンスメドレーに、う、歌?!

スピーチ・・・

年々、安全性が高く(小規模に) なっている。

来年、息子の組立て体操は、

保育園時代より難易度が低いものになりはしないか

心配である。

安全に配慮するとは「しない」ということなのか?

 

確かに、素人の私の目から見ても

今どきの子どもたちの身体能力は、(私が子どもの頃より)

落ちているかもしれない と思うことはある。

だからこそ「体育」の時間に基礎体力を養い、

最終学年の集大成として

(恐れず) 組立て体操に挑戦してほしい。

人に感動させるに、ほどほど、そこそこ

では達成できなのだから・・・

個人的には、子どもたちの組立てより

カメラをかまえる保護者の

(年々高くなっている) 三脚の高さの方が気になる(笑)

(お父さんの方がかなり危険)

 

もしも、安全に配慮した生き方をするのであれば、

家から一歩も外に出ない、ことになる。

が、家にいるからといって

100%安全とも言えない。

なんらかの確率で、校内・外で 事故はおこる。

組立て体操推奨派だからといって

危険な(ふざけた) 組立てを推奨しているわけではない。

安全へ、

配慮の仕方を検討してほしいと思うのである。

 

蛇足

上記・本編と全く関係ない余談だが、今日でブログ開設5,000日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2019話 12回目の結婚記念日

2018年10月15日 08時00分00秒 | Weblog

めでたく? 結婚12周年を迎える。

成長の節目でいうと、小学校卒業(笑)

中学校 思春期にむかって

ますます口をきかないとか?

とにかく あれから

ランドセルが背負えないほど時が経ちました、か。

 

毎年、恒例10月の年賀状用・家族写真撮影。

今年も 家族全員で コスプレ(毎年着物)できると

思いきや 主人が参加拒否。

1年に一回だけなのに?

家族の歴史(記録)に、遊び心(変身写真)を

断固拒否。

できあがった母子のみ写真のさみしさ(泣)

自分の気持ちをまげてつきあってくれ・・・

ない。

 

さてさて、12周年は? 

絹婚式とのこと。

この際、思い切って

シルクのパジャマを生活に取り入れようかしら。

夫に求めるのではなく、

自分で心地よいを探っていくしかない のだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2018話 2018年を振り返って

2018年10月14日 08時00分00秒 | Weblog

このタイミングで、2018話・・・

はかって書いているわけではないので

このタイミングを、これも好機と

2018年を振り返る(笑)

 

1年の計は、元旦にあり。

年の初めにどんな目標を立てたのか・・・

1月1日にさかのぼって確かめてみると、

「捨てる」だった。

 

4月に起こる人事異動のことを

まったく知らずに立てた目標とはいえ、

今見ると 的を得た目標で(笑)

叶わなかった夢も含めて

確かに「捨てた」方がいいことばかりの1年だった。

 

「サラバ!」(西加奈子著)を読んでからというもの、

「サラバ」という音の響きに魅せられて。

嫌なことがあった時、

心の中で「サラバ」と唱え、ふっきっている。

勢いがある明るい「捨て呪文」に出会えたことに感謝する。

 

ただ 思っているほど

捨てきれていない自分もいて(笑)

捨てなきゃと思いながら

ずっと持っているモノやコト。

思いにとらわれ、

目標達成率は30%程度といったところ。

 

前回の人事異動から7年経過していたので

すっかり忘れていたが、自分が立てた志より

自分では不可抗力の、運命によって

人生は大きく変わるものだと改めて・・・

全部 捨てることはできなかったけれど、

受け入れる準備を整えようとしつつある下半期かな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2017話 神のお告げ

2018年10月13日 08時00分00秒 | Weblog

今更だが

料理を (第2016話「愛情の伝え方」)

きちんと作るにチャレンジ中だが、

油をひいてから 火をつける とか

少し切り身をいれてから 焼く とか

ちょっとした順や手間で

仕上がりが変わってくるのが面白くて

学ぶ楽しさに目覚る。

 

トイレに入って座ると、目前に

相田みつを。

 

生きているうち

働けるうち

日が暮れぬうち

 

こういう出会いを大切にしたい。

 

自分のことすら 自分でわからぬもの。

人の勧めに 素直に従い、

紹介された鍼灸治療を予約。

(第2015話・ツボる)

人のアドバイスを 素直にきいて、

通信教育・スクールの資料請求。

(第2014話・新しい扉を開ける時)

縁あるもの、ピンときたものにチャレンジしたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2016話 愛情の伝え方

2018年10月12日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

「今日の晩御飯は、何?」

息子に問われ、答えると、

「と?」、

私が答えるたびに

「と?」

と言われ、

どんだけ品数求めてくるねん!

そういうとこ、パパ似だよね・・・

大いに不満。

 

息子が「おいしい、おいしい」と言って

私の料理を食べることはなく、

外食時の方がよく食べる。

(作った私はまずくないんだけど・・・

方向性の違い?)

一生懸命作ったものを 毎回残される。

そんな毎日続くと、

作りたくなくなってくるのが人情で。

「おいしい」「ありがとう」の一言が

やっぱり大事(笑)

 

やる気がうせるものの、

インスタントラーメンやパスタばかりも

身体が心配。

大皿料理が嫌いな我が家の男たちへの対応策。

レシピ本「あたらしい一汁三菜」を手にとる。

 

料理本を見ても、

買った肉がレシピ分量ではないうえ、調味料も・・・

大さじ、小さじ、1/2カップやら1/3

って、何?

もう どうでもよくなって

いつも目分量の 適当母さんだったが、

食も身体も細い息子の「おいしい」をゲットするため

いつもと違うバリエーションを食卓に。

これからどんどん口をきいてくれないであろう息子へ

無言の愛を伝えるために・・・

「料理」を修行中。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする