函館山の山頂に着くと、皆展望台の方に、まるで虫が明かりに吸い寄
せられるように入っていく。すると途中に3~4人が屋上に向かって等間
隔に並んでいて、「展望台屋上はこちらでーす」。と繰り返している。
当然、屋上イコール最上級のポジションと、全員が疑わずに勘違いして
ぞろぞろ登っていく。
私もそうだった。だがそこは動物園のパンダの檻の前状態になっていた。
身長185cm以上ないと、全く何も見えない。
私は45年前を思い出した。地面の広場があるはずだ。行ってみよう。
階段を1階下りると、そこには記念写真屋さんたちが2~3組いた。
そしてその階に人が大勢入らない様に、その階の入り口通路で、
「どうぞ屋上はこの階段の上でーす。」とやっているのだ。
つまりフェンスに人だかりが出来てしまって、お客さんのバックに夜景が
写らなくなってしまうのを避けるために、必死になって、しかも法に触れない
ように注意しながら、誘導しているわけなのだ。
だから当然 誰が入ってもかまわないのだ。よーく見えるよ。
でももっと静かに、ゆっくり観賞できる場所がある。
この写真からここの場所を想像してね。ここが45年前に、私が立小便をし
た場所です。
心配しないでください。汚れていないことを確認してきましたから。
9月9日補足します。
写真屋さんのことなんだけど、じゃまはしないほうがいいよね。お客さんが
来たら一斉に場所を開けましょう。なんて言うかなー、人のシノギのじゃま
は、したくないよねー。
あとね、自分も写真を撮り終えたら、次の人に場所を譲ってあげましょう。
大丈夫、上の写真のタクシーの見える場所だったら、1時間でもじっとして
いられるからね。