2輪の場合は、マーケティングなどしている場合ではない。
まずは反省をしなければならない。それは、ポップ吉村さんが言っていたように、「若者に
禁断の木の実を売ってしまった」ことについてだ。
「レーサーを売ってしまっては、もうなにもやることがなくなってしまうだろう」と言うような
ことを言っていた。
予言は的中した。と私は思っている。ここまでバイク離れが、ひどくなってしまった以上は、
新車よりも、まずは「バイク好き少年の再生産」をしなければならない。
フルバンクしなくても、バイクは楽しい乗り物であることや、もっといろいろな楽しみ方があ
ることを、そして全くステータスから開放されたバイクがあることなどを、提案していく必要
がある。
メディアも同罪だ。よそ見している場合ではない。
キーワードは、「原付2種実用車の中古車」だ。高校生や、大学生が、アルバイトをして
気軽に買えるのは、5万円~10万円ぐらいの中古車になるだろう。
この値段で充分楽しめるバイクライフを教えてあげる必要がある。そしてこれくらいなら、
ご両親も安心して見ていられる範囲のはずだ。 つづく