関越道のフェンスによるバス串刺し事故が、昨日で1年になった。という報道があった。
そして会社とドライバーが訴えられている、との報道があった。
だが道路施設側の責任については一切報道がなかった。この記事に各社は新米記者を
担当させているのだろうか。
現状は、ドライバーの居眠り運転と、ドライバーが居眠りしてしまうような、会社側の管理
責任だけが問われている。
バスを串刺しにしてしまうような、フェンスの構造については一切言及していない。
フェンスの現状はどうなっているのか?、国土交通省は安全対策を検討しているのか?、
または一切無関心なのか?、遺族にたいして賠償責任を感じているのか?。
ジャーナリストの情熱を沸きたたせるに充分な仕事だと思うのだが。
同じ型のフェンスはいっぱいあるはずだ。これらのフェンスの周りでは、居眠り運転以外で
は、事故は絶対に起こらないと、考えているのに違いない。だから安心していられるのだ。
凍結による事故、濃霧による事故、軽四おばちゃんの、突然の進路変更による事故、故障
による事故、パンクによる事故、アホによる… 原因はまだまだいっぱいある。
バスのドライバー以外は居眠り運転をしない?、この種のフェンスの周りではバスの居眠り
による事故以外は起こりえない。で解決ですか。
肝心のフェンスの改良はどうなっているのでしょうか。施設側は反省しているのでし
ょうか。
遺族の方々は、見逃さない方が良いと思う。
一般国道で、おかしな格好のガードレールが有ったとして、それにライダーが突き刺さった
としたら、どう反応するんだろうか。居眠り防止装置の取り付けを、全てのバイクに義務化
するんだろうか。ガードレールの改良が先だと思うんだけど。