メーカーは誇らしげに、カブの4速ミッションの機構を自慢
しています。
1・2・3・4・完全に停止しないと「N」にならない。
この「Nにならない」機構が自慢なのです。
これが嫌いなのです。私にとっては「欠点」です。
ホンダマンOBと議論しても、彼らは一歩も引きません。
カブのオーナーでさへ理解してもらえません。つまり、独り
よがりです。
私が欠点と思う内容を羅列します。
65㎞で走行中に、100m先の一時停止の標識を発見。
ニュートラルにして惰力で走りたいのですが、ダメです。
約5000回転でアイドリング?させて走ります。完全に停止し
てNにして、もう一度踏み込んで1に入れてスタートします。
これは正しい一時停止なのですが、一般的にはかなり長い一時
停止です。
私はこれがいやなので、4・3・2・1とシフトダウンして止
まっています。
ツーリングで走行中は、めったにNにすることがありません。
回転を合わせれば、CBと同じようにスムーズにシフトダウン
できます。
でも、ちょっと違うでしょう。カブじゃないでしょうよ。
燃費だって、かなり違うと思いますよ。5~6%は向上すると
思うんですが。
長い下り坂などでは、もっともっと大きな差が出ますよ。
赤信号の時でも同じです。5000回転?でアイドリングさせ
て停止します。と思ったとき青に変わりました。
止まったつもりだったんですが、かすかに動いていました。
Nに入りません。あせって、ガチャガチャやって2速に入れて
スタートします。
ドライバーの皆さんは、殆ど優しい人たちで、待ってくれます。
頭を下げて手を挙げて、必死にスタートします。
ね、この機構を考えた方は、実際には乗らない人たちなんですよ
キット。チョイノリなら我慢できますからね。
結論。 走行中Nから1には絶対に入らない機構が正しいんです
よ。
たとえば、いろは坂を4で下る人がいたとします。
ま、めったにいないと思いますが。そして、カーブに差し掛かり
4からNに入れる人がいたとします。コーナー入り口で加速した
わけです。
だとしても、どうってことはないはずです。エンジンブレーキを
使おうとしたわけではないのですからね。
「4からNにできる」最大の欠点は、「幻の5速」にシフトアップ
したときです。かなり回転が上がるはずです。
でも、カブのエンジンは、それほど鋭いレスポンスではありませ
ん。オーバーレブする前に気が付きます。
それにギア抜けは、日常じゃないですか。(失礼) カブエンジン
はそんなことで壊れませんから。