先日あまりに寒いので、事務所の暖房を、足元を暖めようと、風向き真下に向け、
温度を26度に上げた。
ふと見ると、紙コップの中のティーパックに、小さなゴキブリがかじり付いていた。
部屋の温度が上がって、風向きが変って、部屋の隅っこまであったかくなって、目を
覚ましたのだろう。
相当腹を減らして、この事務所に迷い込んで来たに違いない。ところがこの事務所
は、ゴキブリが1ッぴき暮らせないほど痩せたところなのだ。だから腹をすかせたま
まで冬眠したのだろう。
源氏ボタルを一回り大きくしたぐらいだった。相当腹がへっていたようだ、夢中でか
じり付いていた。
私と顔が合ったと思った瞬間に、紙コップの中からササッと抜け出して、机の端まで
逃げて、ひげだけ出して止まった。
髭がゆっくり動いている。たぶん私が遠ざかったら、また紙コップに戻りたいのに違い
ないと思ったので、2メートルほどさがってみた。
なんと大正解だった。コップまで30センチ、いっきに飛び込んできて、またティーパック
にかじりついた。
少しだが、かわいいと思った。
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