勤めてはいないので私には区切りのつくような夏休みがありません。ふだんの一日がダラ
ダラ過ごせば休日のような感じなので、贅沢を言ってはいけないですね。
先週土曜日、田辺に行きました。こげのフィラリア予防薬をもらいに、そしておばあちゃ
んの眼下検診と。獣医さんに行くと、柴犬を連れた私ぐらいの年齢の女性がいて受付で
なにやら看護師さんと話しています。看護師さんが受付から出て、女性からリードを受け
取り、「あとはこちらの物を使いますから、エサだけ渡してもらえればいいですよ」と
言っているのを聞くと、どうやら柴犬は入院するようです。この獣医さんでは私の田辺の
叔母さんちの柴犬ランちゃん手術・入院をしたし、ここでも何度か入院するネコや退院す
る犬を見たことがあるので、聞いている私の顔ももしかしたら不安げに見えたのかもしれ
ません。女性は「エサはこの中に(と、紙バッグにエサのケースやタオルを持参し)でも
食べないと思います。家でも食べなかったので(ワンコは気配を感じ取ってるのかも)。
万が一ということはないと思いますけど、人を噛んだりしたこと無いんです。知らない人
からおやつとかも食べないんです」すごく真剣に訴えてる感じだ。私は「うんうん、こげ
だって人を噛んだりしないよ、でもおやつはシッポ振ってもらうけど」と内心思った。
「わかりました。ではもうけっこうですよ」と看護師さんはリードを引っ張って受付の
向こうに行こうとしたら、ワンコは少し踏ん張っていたけどすんなりと行ってしまった。
女性は少し心配な顔をしながら振り向いて、私と目があったとたん一気に喋り出した。
「ほんとに知らない人から物をもらっても食べなくて・・・」
「きょうは入院ですか?手術とか?」と聞くと
「いえ、きょうは初めてのお泊りなんです。私大阪なんですけどお葬式があって預けるこ
とになり、初めて連れてきたんです。二匹飼ってるけどもう一匹は母親でも面倒はみられ
るんですが、この子は全くの室内犬で。人を噛んだり吠えたりしないけど他所にお泊まり
も初めてで・・・」と女性がすごく心配し、すっとドアを出ていく気配もない。その間
ワンコが入って行った奥の部屋からワンワンワンワンと吠える声が。看護師さんが戻って
来たのを見て女性が
「いまのワンワンはうちの子ではないですか。あの声は」と聞くと
「あ、違いますよ」とすんなり言われて「あ~そうですか」としんみりと女性が帰って行
った。私は自分だって彼女みたいになるやろなぁ・・と他人事とはとても思えず、でも
ただのお泊りで良かったと安心した。お薬をもらって外に出たらさっきの女性がまた獣医
さんのほうに歩いて行くのが見えた。手に何も持っていないけど、離ればなれになるのが
できないのか?うちなんか咄嗟の事が起こった時に こげの面倒をどうするかなんて考え
たことはないんだけど・・・、さしあたっては 災害の時の心配だけ。それ以外で預ける
なんてことも想定していない。柴犬ワンコも 夏休みに田舎に預けられたような心境なん
だろうな。
なんてことを帰りの車中で話していたらおとうさんが「見てみ。『熱中症対策中』って
看板の横。いま対策中で休憩してるで」そこには道路工事中の警備員が道路わきに立てら
れたビーチパラソルの下で椅子に座っている。看板は道路に向けて立っていて通行する車
から見えている。今年も猛暑、外で働く人の熱中症の対策もこうやって看板立てておかな
いと ズルして休んでいるように警備会社に通報する人でもいるのか・・・。私なんかも
通報され放題だったりするなぁ・・・
ダラ過ごせば休日のような感じなので、贅沢を言ってはいけないですね。
先週土曜日、田辺に行きました。こげのフィラリア予防薬をもらいに、そしておばあちゃ
んの眼下検診と。獣医さんに行くと、柴犬を連れた私ぐらいの年齢の女性がいて受付で
なにやら看護師さんと話しています。看護師さんが受付から出て、女性からリードを受け
取り、「あとはこちらの物を使いますから、エサだけ渡してもらえればいいですよ」と
言っているのを聞くと、どうやら柴犬は入院するようです。この獣医さんでは私の田辺の
叔母さんちの柴犬ランちゃん手術・入院をしたし、ここでも何度か入院するネコや退院す
る犬を見たことがあるので、聞いている私の顔ももしかしたら不安げに見えたのかもしれ
ません。女性は「エサはこの中に(と、紙バッグにエサのケースやタオルを持参し)でも
食べないと思います。家でも食べなかったので(ワンコは気配を感じ取ってるのかも)。
万が一ということはないと思いますけど、人を噛んだりしたこと無いんです。知らない人
からおやつとかも食べないんです」すごく真剣に訴えてる感じだ。私は「うんうん、こげ
だって人を噛んだりしないよ、でもおやつはシッポ振ってもらうけど」と内心思った。
「わかりました。ではもうけっこうですよ」と看護師さんはリードを引っ張って受付の
向こうに行こうとしたら、ワンコは少し踏ん張っていたけどすんなりと行ってしまった。
女性は少し心配な顔をしながら振り向いて、私と目があったとたん一気に喋り出した。
「ほんとに知らない人から物をもらっても食べなくて・・・」
「きょうは入院ですか?手術とか?」と聞くと
「いえ、きょうは初めてのお泊りなんです。私大阪なんですけどお葬式があって預けるこ
とになり、初めて連れてきたんです。二匹飼ってるけどもう一匹は母親でも面倒はみられ
るんですが、この子は全くの室内犬で。人を噛んだり吠えたりしないけど他所にお泊まり
も初めてで・・・」と女性がすごく心配し、すっとドアを出ていく気配もない。その間
ワンコが入って行った奥の部屋からワンワンワンワンと吠える声が。看護師さんが戻って
来たのを見て女性が
「いまのワンワンはうちの子ではないですか。あの声は」と聞くと
「あ、違いますよ」とすんなり言われて「あ~そうですか」としんみりと女性が帰って行
った。私は自分だって彼女みたいになるやろなぁ・・と他人事とはとても思えず、でも
ただのお泊りで良かったと安心した。お薬をもらって外に出たらさっきの女性がまた獣医
さんのほうに歩いて行くのが見えた。手に何も持っていないけど、離ればなれになるのが
できないのか?うちなんか咄嗟の事が起こった時に こげの面倒をどうするかなんて考え
たことはないんだけど・・・、さしあたっては 災害の時の心配だけ。それ以外で預ける
なんてことも想定していない。柴犬ワンコも 夏休みに田舎に預けられたような心境なん
だろうな。
なんてことを帰りの車中で話していたらおとうさんが「見てみ。『熱中症対策中』って
看板の横。いま対策中で休憩してるで」そこには道路工事中の警備員が道路わきに立てら
れたビーチパラソルの下で椅子に座っている。看板は道路に向けて立っていて通行する車
から見えている。今年も猛暑、外で働く人の熱中症の対策もこうやって看板立てておかな
いと ズルして休んでいるように警備会社に通報する人でもいるのか・・・。私なんかも
通報され放題だったりするなぁ・・・