こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

山に登る!ナメトコ岩

2011-11-05 05:30:30 | 和歌山県
岩の上を歩くというのは、ふだんないので足にチカラも入りますがここまでくると

岩にくぼみがあります。自然に侵食でできたのではなく人工的に彫られたもの?

道場主さんに「昔からあったの?」と聞くと「炭焼きさんが出すために足が滑らないよ

うに彫った」と言います。そのときは「ふ~ん」と聞き流したけど、この山で炭を焼く

わけではなく、材料のウバメガシを運んだのかもしれません。というか上から滑らすほ

うが早いか?

    
            ちのと、追い抜きました


私の位置から見ればかなり下っていますが、歩いて登るのはそうきつくはありません。

で、私の位置から先を見るとやはりかなりのこう配になっています。

    

    
        スパイクピンが収まるように?昔はスパイクピンなかったでしょ

水の流れるところをズックで歩くと滑るかもしれません。コケが生えてるし。

道場主さんがしゃがんで見ると ナメトコ岩がコブコブになっているのがよくわかる、

と教えてくれたので見てみました。目で見るとちょうどスキーのモーグル競技?のよう

なコブがいくつも見えました。

    

おぉ!真冬ならこの水が流れるところも凍って斜面滑りできそうやん。

「ナメトコってなに?」と聞くと「なめらかなところやの。」と道場主さん。奥さんが

「漢字で書くと「滑川」のなめらか、やね」「当て字みたい」と私が言うと道場主さん

が「三尾川の南平(なべら)も、三尾川から見たら南の平らなとこということや」


            もう少しか?倒木が行く手に見えます。

    
          どうやら、おばあちゃんの足が遅くなってきたみたい。

登リ始めた時に、道場主さんが「まえに80代のおばあさん3人を案内したんやけど

ここを見て荒船海岸ともう一ヶ所歩いてまわったんやけど、えらい元気で聞けば若い頃

から世界中の山を歩いて、日本でもほとんどの山は登っているという。この辺の山は

初めてやったけど面白いといって白浜から飛行機に乗って東京に帰って行った」

本格的な登山(『岳』のようなのは無理やけど、今回のような山歩きはしたいわ~)

も面白そうやけど、学生時代の寮の友達も旦那さんとグループで山に登ってるって

言ってたな、最近は女性や夫婦、定年になった人達がこうしてやって来るんだって。

ちなみに『嶽の森山』は関西百名山の一つで、調べてみたら高さは低いけど有名になり

つつあるんや・・と道場主さんが胸を張っていたわん!でも、この秋は台風被害もあり

やってくる人も少なくて、だからこうして案内してくれるのね!

    
            ナルコユリみたいな、なに?

「なに、これ?」っておばあちゃんが岩肌から突き出た植物に足をとめたら奥さんも

「大きな実?種?がついてる」と、もうおばあちゃんの手が伸び黒い実をちぎっていま

した。家を出る時から「盗ったらあかんで」と言ったのに・・・。こんな寒冷地に生え

る植物、串本町みたいな暖かい地には育たないで。

 やっとナメトコ岩を登りきって土の上を歩きはじめ、どうやら道はジグザグになって

います。「ここに、センブリが咲いてるから、踏まんように」の声です。

    
          白いセンブリの花が、いくつか咲いています。

花が小さいしうまく焦点があいません。残念です!一歩踏み出すたびにそこに花がない

か、キョロキョロしていると体がふらつきます。でもまだまだ・・・
コメント (2)
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