こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

新聞では

2012-05-26 05:30:30 | 我が家
先に引用した読売新聞の≪金環日食特集≫にはおもしろい説も書かれていました。

   

  生命エネルギーの源で信仰の対象でもある太陽がいきなり欠け始める日食は、天文学

が未発達だった時代には大変恐れられていた。日本では天照大神が洞窟に隠れ、世界が

真っ暗になるという「天の岩戸伝説」は、皆既日食を描写したものとして有名だ。国内で

最古の日食の記録は「日本書紀」に書かれた、628年の皆既日食とされている。

1183年には、源氏と平家が瀬戸内海で戦った水島合戦中、金環日食が発生。慌てふた

めいた源氏は逃げ出し、事前に日食の発生を知っていた平家が追撃して勝利を収めた、と

「源平盛衰記」は伝えている。明治時代に入ると、天体ショーと受け止められる面が強く

なった。1883年(明治16年)に新潟県から宮城県にかけて起きた金環日食の前には

発生を紹介する錦絵が描かれた。絵にはリング状になった太陽を庶民らが笑顔で見上げる

様子が描かれている・・・・(読売新聞から)

 そうか、「天の岩戸」のお話なんかもう忘れていたけど、子供の時に「日本神話」とい

う本を読んだことを思い出した。今の子供は「日本神話」なんてジャンルの読み物は

読まないだろうけど、昔は普通に「イソップ物語」や「アンデルセン童話」なんかと

並んで本屋にあった。家にもあった。日本の神様のお話に子供ながらも感動した記憶が

あるし、因幡の白ウサギや大国主命だったか、なんか兄弟で意地悪されたりした話を

神様も人間と変わらんなぁ・・と思ったもんだ。源氏が逃げた・・という説は、事前に

天文学を知っていたなんて あれだな三国志の諸葛孔明みたいやんか。ありゃ?今回の

金環日食の話題の時に「日本が天文学が進むきっかけになったのが江戸時代ごろからで

それまでの中国の計算方法と西洋の計算方法でどちらが 日食日を当てるかやってみた

ら西洋の計算が見事当てた」ってテレビで言っていた。よかったな、そこから日本の

天文学が正しい理論を勉強してここまでこれたんだから・・・、すっごいな日本。

 諸葛孔明も間違えなかったのに、どこかで計算ミスしたのかな。

5月22日付け熊野新聞
   

 翌日の地方紙にも白黒で金環日食の様子が掲載されていました。白浜・串本・那智勝浦

の三町では串本町で観測した人(というかやってきた人が)多かったとか。そうだよな

長男君を送って串本駅に行ったら待ち合い室が人でいっぱいだった。アナウンスでも

「本日は指定席は売り切れ」とか言っていた。みな、大きなカメラを持ちリュック姿で

国道でも大阪方面に向かう車、他府県ナンバーが目立っていたもんなぁ。たまには

こんなのもいいか・・・望楼の芝でテントを張った人は夜中の雨には往生したやろけど。

同日付け読売新聞
   

なんと、新聞の一面に≪串本町≫とある!めったにないで、これは。私が金環日食を

撮影できなかった悔しさをこんなところで≪串本町≫の文字を発見したことで喜びとしま

しょか。でも、太陽も月もすごいな。。。こんな現象が未来人も楽しめるのかと思いきや

あと4億~5億年先には 皆既日食は見られなくなるんだとか。月ははるか昔、今より

ずっと地球の近くにあって太陽より見かけ上大きく、金環日食はなかった。だが、潮の

満ち引きなどによる力の影響で、月は年間3・8センチずつ遠ざかっているので将来には

月が太陽を全部覆い隠せなくなるんだって。誰も5億年先の人類なんて信じてないやろけ

どね。関係ないけど金環日食前に映画『宇宙兄弟』(小栗主演)を観たかったな。

  

で、21日にぼんくらさんからいただいた「浮き」。浮きをキーホルダーにしているけど

見る人が見れば「「浮き」やん!」と判るそうな・・・持っている私は「釣りガール」と

思われるんやな~・・ガールは遠い昔やけどね

   
            今回の金環日食に使用したグラス

この地では『金星の太陽面通過』のときと、ただ漠然と太陽を見たいときに使うくらい

になりました。浮かれてしまった自分だけど、世紀の瞬間に「一年前にあの大地震と

大津波、秋の台風がなかったらもっと感動した人たちがいたんだろう、もっと宇宙の

すばらしさに夢を持つ子どもたちがいたはずなのに」と思ったわけで、日本に降りかか

る難題は きっと『いま、日本人がおかしいで。ここでなんとか原点、古い原点か新し

い原点かそれはわからないけど、国としての基を考える問題点じゃないか』と思う。

 些細なことで人を傷つけたり、譲り合えなくなったり 消極的すぎた国民が昭和の時

代が過ぎたら とんでもなく悪人闊歩の日本になってしまった、20代前半の若者が

老人を騙してお金を奪い、公的人間が堂々と悪事を働く、誰を信じていいのか助け合う

なんて一時のことで、復興も進まない。太陽は ず~っと彼方からそんなどうしようも

ない日本を呆れて見てんだろうな・・・

 余談ですが、金環日食帰省した長男君、インドカレーのお店に勤めてネット販売の

HP作成をしております。インドの人はこんなときどうするのかと思い、長男君に尋ねた

ら「インドの神様に太陽もあって あまり観たりしないとか。観たあとでお風呂に入る

とか」と言っていた。お国柄で こうも違うのかと・・・やはり平和なんだなニッポン


コメント
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