こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

言いたいことがある?

2012-07-02 05:30:30 | 我が家
ジャンルの「超常現象」に含めたら、笑い者かもしれないけど。

先々週の土曜日、台風が来た週のこと。おばあちゃんが腰を痛めているのに まえの

おばあさんの命日なのでお墓の掃除に行きたいけど、きょうは勘弁してもらって治って

から行く・・みたいなことを言うので、その日はこげの散歩もないしお昼からでも

行ってこようと思い、朝のうちに買い物をすませたら時間が余ったのでお昼までに行っ

てくることにした。お墓は家の近くだけど小さな坂をのぼり階段を上がらなければなら

ない。雨の後やこれから夏の間はやぶ蚊やハチ、清掃となると落ち葉の下にはムカデや

噛みつくアリなど敵も多い。腰に蚊取り線香をぶら下げ、体に虫除けスプレーをふき

手袋 竹ぼうきにちりとり、草引きのクワを持って行った。山の中腹を開いて

造ったお墓は、上を見上げればシイの木や雑木が茂って葉っぱが落ちてくる。先祖さん

はなぜこのような場所に造ったのか知らないけど 時代も変われば平地の墓石一つの

お墓が管理しやすい・・と常々思っている。子供たちが家を離れて暮らすようになって

田舎のお墓の管理や、あとを継ぐものがないのでお墓の行く末問題がよく新聞やテレビ

で取り上げられている。近くに墓所を持てないというこもある。

都会では合同墓地のように祀られることを希望する高齢者も多いとか。何百ものお骨を

預りお寺の住職が毎日お経を唱えてくれ、供花も来る人が供えてくれるので新しく

手を合わせてくれる・・祀ってくれる人もなく茶ガラのような供花に草で覆われた墓所

の下で眠る・・というのを思うと寂しいだろう・・と考えるそうだ。私もそのほうが

いいと思うけど、やはりお年寄りはそう頭を軟化もできないみたいよ~。東京のほうで

樹下葬みたいなところができたってテレビでやっていた。あれはどんな話だっけ、

不確かなことは書かないほうがいいな・・・


階段を上がって「うっそー!まじ?なんで?なんかあるんかぁ・・・」と思わず口走っ

ていた。そこには雨にたたかれて落ちた葉っぱの山ではなく花筒から抜きとって捨てた

ような供花(ここでは花ではなくビシャコの木)が。お墓の真ん中に転がっていたのよ



それも左から二つ目のお墓の花筒、花筒が横に倒れている。ほかの花筒はちゃんと立っ

ているのに・・・。一瞬「カラスのいたずらかぁ」とも思ったけどどうもそうでも

なさそうだ。よく見れば倒れた花筒には筒の周りの砂が流れ落ちてしまっている。

筒の前の白く見える長方形のモノは砂が雨で流れるので コンクリートの板を買って

壁にしたのだ。お墓の数は11基、私はそれが普通だと思っていたけど普通は一基で

しょう、○○家之墓ですませそうなのに各夫婦で造ったらしくそれでも途中で増えた

のを一まとめにしたのか先祖代々之墓というのも含まれている。なんにせよ、この状態

を片付けて 落ち葉を掃き集めなくてはならない。でも思ったよりは 台風のあととは

思えないくらいに散らかってもいないか・・・

 しかしだ、この倒れた花筒の墓石には私の祖父母が眠っているのだよ。正しくは

先妻さんと後妻さんとおじいちゃん!まさか墓石の下で一人を取合いってこともないだ

ろうけども、これは何か私に言いたいことがあるのでは?なんて竹ぼうきを使いながら

思ったのだ。それぞれの墓石の後ろに回って掃きだした葉っぱを集めながら、

「おじいちゃんは私が来るようにしむけたのか?」とか思うのだけど故人はなかなか

信心深い人でお寺にも参ったし お宮さんにも、道のそばにあるお地蔵さんにも深々と

頭を下げ、ぶつぶつと唱えていたのを幼いながらも覚えている。家の仏壇でお経を

あげだして、熱がこもって木魚を叩く音も大きく高くなることなんざしょっちゅうだ

ったわ・・・。そんな昔を思い出しながら「私があとを持つことを喜んでいるん?

後妻さんは長女に入れ込んでいたようだけど」とか考えたわ~。

それにしても なぜこの花筒だけ、この場所だけ砂が流れだした?砂は写真左隅に

溜まっている。「まぁ またビシャコを持って来るわ、そのとき花筒も立てるから」

と言い残し、階段を掃いてとなりの祠を祀った場所に移動。こちらも風で吹き寄せて

きたのか、枝ごし折れて落ちたのか私の身長の倍もある枝が祠に寄りかかっていた。

なんとかイノシシに荒らされてなかったのが救いだけど。

 
             集めた落ち葉はこれだけでした

いったい何が言いたかったのか?ようは たまにはお墓の掃除にもやって来い!ってか

おじいちゃんだって、お墓参りするのに大変やったでしょ、私もきついわぁ~
コメント
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