
先々週、義母が病院に乗せて行ってほしいと連絡してきました。どこの病院か?と
不安でしたが(田辺の紀南病院は運転にドキドキするので苦手なのだ)、行く先は
串本病院だというのでホッとしました。が、串本病院は昨年高台に移転して以来私は
行ったことがないので、一度シュミレーションとして行くことにしました。
高台に上がるには串本駅沿いの道を走って踏切を渡っていく道と、国道を橋杭方面に
走って、新しく高架になった道を上がっていく道とがあります。どちらがいいのか?
子供が小さい頃には 少年野球や町民総合運動会なんかで高台にある総合グランドに
何度も行った、その当時は踏切を渡る道しかなく町の分譲地として販売していたけど
住宅はまばらでグランドとロイヤルホテルがあるだけのようなところだったけど、
先の東日本大震災・大津波以来海抜50メートルというこの高台の分譲地は人気となっ
た・・・という話は聞いたことがある。やはりこの場合(義母を乗せるということで)
広く安全な道のほうがいいだろう、きっと救急車も病院行きのシャトルバスもこっちを
走るのだろうと決め、おとうさんを横に乗せて上がって行った。そういや前に長男君の
ゼミの資料集めに一度だけこの道を走ったことがあったな・・・、なにやら新しい建物
も建築中で、この大きさならなにか公共の建物だろう、としか思いつかない。きっと
消防署かなんかか?運転してるから写真も撮らずに上がっていったさきがこの写真と
いうことです。なかなかきれいな建物になっています。週末のため 正面入り口は
閉まっていましたが、正面入り口に向かうレーンもきちんとあり田辺や新宮の大きな
病院と規模は違えど、同じような造りになっているのに少し喜ぶ。たぶんシャトルバス
が発着するためにそうなったのだろうと思う。患者がスムーズに来院できるようにして
こそ地域の病院で、この正面玄関に車を着けて先に下ろして、車を駐車場に置いてくる
ことも容易だ。今までの串本病院は駐車スペースが少なく狭く子供を連れて行った頃は
いけないことだけど、病院沿いの道路に車を停めたこともあった。最近はなんとか
停めることもできたのはもしかして来院する患者が減ったのかもしれない。新しい駐車
場は何倍も広く写真は正面玄関を通り左に折れて進んだところのスペースから。
その手前にもスペースはあるので混雑していてもなんとか停められそうだ。
お義母さんはひざが悪くて、電車で串本に着いても階段が降りられるか、その前に電車
から立ちあがって降りられるか心配になってきたので・・と頼んできたのだ。
乗せて行って病院に付き添うのも構わないのだから、遠慮なく言ってくれたらいいけど
他のお嫁さんよりは運転下手ですが~(笑)
当日、お義母さんを家まで迎えに行き「車、替えたんかい?」と言われたので
「ちょっと修理に出して、借りものなんでまだ慣れてないんや」と下手さを先にアピー
ルしておく。「どっちの道で上がるかわからんから、一応こっちで上がることにした」
というと「駅のほうから行くんや」というので「まぁまぁ、私も行ったことないから
週末に予行練習して走ったから、こっちで」と言ったら「練習したってぇ~、おっと
ろしよ」お義母さんはよく表現に「おっとろしよ」を使う、格別恐ろしいことでもない
のだけどね・・・「あ、そこに車置いて歩いていくで」というのを「正面玄関に着けて
降ろすように言われてるから」と言われてもないけどそこで降りてもらい、車を停めて
くる。その間にお義母さんは受け付けを済まし、整形外科のほうに歩いていく。
どうやら手にしたファイルも大きな病院と同じように外来受付機を通して受け付け番号
が印字された紙を受け取り、窓口でカルテのような用紙をもらい科にいくシステムだな
それにしても月曜日の朝、やはり患者が多い。整形外科は年配者、内科のほうも椅子に
はみんな座っていた。お義母さんは 誰とでも話をするので私は「この人昔から知って
る人なんや」と思い違いをすることも多々ある。案の定隣のおばさんと話しだしたので
キョロキョロしていたら、見たような顔が見えた。幼稚園からの同級生やん。病院に
きてるのか?お義母さんが待っている間リハビリ室を案内したるというので、ついて
行く途中、同級生のほうを見ると向こうも気づいたのか手を振っている。あとで行って
みよう。リハビリ室にズンズン入っていくので「お義母さん、お義母さん、土足あかん
のちがう?」というと「かまんて」と平気な顔。受付の男性がじろりと見たので私は
ドキッとしたんだけど「見学です」と一言お義母さんが言うと「あぁそうですか」と
笑顔になったので、これは年の功か?
お義母さんは10時予約で受付番号が3番ということでカルテのような紙にも書かれて
いる。時間ごとの予約制であとは受付機を通した順番になるわけだ。これも大きな病院
と同じだ。院内も大きなガラス窓で明るく通路も広いけど、入り組んでいて迷子に
なりそうだ。同級生のところに行くと彼女もお姑さんを乗せてやってきたという。
「お互い、これからこんなことが増えるわねぇ」と励ましわかれる。
意外と早く診察もすみ、通路を歩いている時に高校野球和歌山大会を放送していたが
串本古座高校は負けていた。桐蔭戦も見ずにいたら勝てるかも・・と思っていたけど
こればっかりは実力なんでしかたないな。お義母さんは院内処方で貼り薬のようなもの
を受け取り、「エイデンで扇風機のリモコン用の電池を買いたい」「行きますよ」
「車できたからオークワで買い物もしていきたい」「寄りますよ~」
「卓上ガスコンロのガスボンベを多めに持って帰りたい」「持ちます」
滅多にこうやって買い物のお伴をすることもないので、快く従者として歩き回ったので
した。私も何かで一度、くしもと町立病院にかかり新しい診察カードを手に入れなくち
ゃ・・・と思ったのでした。