こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

ココナッツを育てる ④

2012-11-12 05:30:00 | 我が家
ひと月以上たってしまったけど『ココナッツを育てる』の記事を書くことにします。

気温が高いうちは、インドほどではないけど(全然気温の高さは違うなぁ)暖かい部類

に入る串本町、長男君が住む神戸よりは暖かいだろうと送られてきたココナッツの実、

「ココナッツはどう?」と全然いままで興味も示さなかった長男君がメールを寄こした

ので「ブログに書くわ」と告知したのです。

気温が徐々に下がり始めるまえから、私の頭のなかには「この冬をどう乗り切るか!」

という課題でいっぱいでした。これは夏休み前から休み中の宿題をどうやって終えるか

みたいな・・・楽しみ半分、残りの半分が重く心にいつもあるような気持ちです。

ただ ≪何かの中≫に≪温度を確保できるもの≫と≪ココナッツ≫、そして≪水分≫の

4つを一緒にして 対処していくしかない・・・という、漠然としたものが浮かんでは

消え、川のよどみにその行きつく先もないような感じで浮いていました。ある日、

テレビで嵐の相葉君が「ピピピピピ・・・まさきドットコム~」と叫びながらいつもの

ように動物相手の珍発明を披露していました。たしかラマかアルパカのような動物に

枝についた葉を与える・・ような話だった。買い物途中に私の頭にも「ピピピピ・・凹

ドットコム~」がひらめいたのだょ。どう言い表していいのか さきの4つを見事クリ

アできそうな・・・できないかもみたいな。。。

こういう時は 男性ならきちっと材料を吟味し多少お金がかかっても材料を揃えるの

だろうけど、女子は違う。できるだけ身近にあるものを再利用して、お金がかかる部分

を最小限度にしたがる(でも結局は取り返しがつかなくなってその倍以上の出費になっ

たり、途中であきらめて「ん~、もうお金でなんとかできるものを探そう!」とおケツ

をまくって(ま!はしたない)しまうのが殆ど・・というか そういう場合を何度か

体験したこともあるし・・・。前々から観葉植物の冬越しとかネットで検索して

人様はどのようにやっているのか調べていたけど、安価なものというのは真面目に

熱帯植物や観葉植物を育てる人には≪有り得ない≫もののようで、きちんと基礎が

コンクリートで骨組みもしっかりした温室ハウスを組立てよ!とか、室内で管理する

のは無理とか、室内でただ冬を越させたい・・・だけの ど素人には知恵も何も与えて

くれそうな気配はありません。ただ、私のような人も少数はいて自分がこれだけのもの

で、こんな簡易温室を作ってみた・・という野菜苗の発芽器や草花の種苗育成期などを

記事として載せているサイトやブログがいくつかあって、少し真似をさせてもらったの

だよ。

まずは材料。外のケースは子供たちに食料やあれを送って!と言われて送るための

段ボール。大小いくつもあり、そのなかからこげのフードを購入した時に送られてく

る、少し大きめのもの。段ボールは切ったりもできてサイズの変更も加工も楽やし。

肝心の熱源・・・ネットでは古い電気あんかを発泡スチロールの箱の底に置き、その上

にカゴ網を置いてその上に発芽用のポットを並べる・・・というのがあった。私はこれ

は「ヒットやん!」と内心思ったのだ。第一案 子供が赤ん坊の頃に使った電気あんか

はある。発泡の箱はないから段ボールに冷気遮断のようなギラギラピカピカのシート、

お風呂の湯ざめ防止のシートを貼って、ココナッツは旧冷凍庫の底上げに使った組み立

てラックに乗せて、水分は?水気と電気・・・危なくね?この案では どうも電気あん

かというのは不安になる。ネットでも作成者はそこのところを注意するように書いてい

た。熱源がネックだな。。。と思い「ココナッツごときで火事になったら笑えないや

ん」まぁ、この頃は気温もまだ20度はあったのでとりあえず 箱から取りかかること

に。「これも記事にするから材料と、途中経過も写真撮っておかな」と100均で買っ

てきた諸々のものを取りだして並べにかかったら、なんと~いきなり作成に入ってしま

たのです。もう一ヶ月も経ってしまいどんなものを買ったのかというと、湯ざめシート

結束バンド、両面テープ、マジックテープ、プラ板くらいか。湯ざめシートと両面テー

プは少し足りなくなって追加したっけ。あとは組み立てラックが段ボールに入るか

サイズを目測し、ココナッツの実をそれに乗せた状態でも出し入れできるかチェック。

ずんずん、作業が進みすぎハッと気がついたら大まかにできあがってしまいました。


              第一号試作品 10月16日

もう完璧やん!自分でいうのもなんやけどこんなにきれいに湯ざめシートを貼れたのが

もう自分史上、かってないというくらい、あぁもう「自分で自分を褒めてあげたい」

というか、この段階で凹さんの達成感は、小栗とエベレストに登ったくらいの大感激で

した。箱の中にココナッツを置いて・・・と頭の中の作成図ではそうなっていましたが

熱源の予定電気あんかを底に置いてみましたが、はてさてこの前方部をどう塞ぐ?

ここが凹さんの悪いところで、ちゃ~っと先走って、行き止まりになって初めて「?

ここはどうするんだっけ」と、たぶんこういうのを「無計画」というのでしょう。

このままだとエベレストの頂上で小栗と国旗を立てようとして、日ノ丸旗を忘れたやん

みたいな感じやね。そうだ、買ってきたプラ板あれがあるやん。厚み的には薄いから

温度を逃してしまうかもしれない、それはまた段ボールや湯ざめ防止シートを貼りあわ

せたらいいかもね・・・とプラ板を大きさに切って、上部に取り付けガムテープで吊り

下げて、開けるときはそれをくぐるようにしようとしてみた。しかし、組み立てラック

に乗せたココナッツが以外と高さがあり、どうしても上蓋に伸びた芽が当ってしまう。

やはり≪目測≫というのはあかんね。熱源をどうするかも思考中やし、と思いながら

なぜか凹さんはここまで出来上がったから一休みに入ってしまった。頭の片隅に

≪熱源≫はインプットされているので、どこに行っても何かないか?と考えてしまいま

す。そんなある日「小動物の体温維持」という言葉が頭にひらめいたのです。私が

大好きなリスやハムスターなどは気温が下がると冬眠したり、失敗すると死んでしまっ

たりします。ネットで検索すると誰かが、観葉植物に≪小動物用のホットヒーターを

使用≫というのを載せていた。「あ~これやんか!」これならいいかも!温度はそう

高くならないし、値段も高くない。冬が終われば花の芽出し用にも使えるかも。

さっそくコメリで見つけました。小さい四角いホットカーペットのようだけど、動物

がかじらないようにコードもカバーされている。これをこの箱にセットし一晩おくと

温度が23度ほどに上がっていた。十分やん・・・よし、これででき上がり!や・・

と今度は箱の底に熱源を置き、ラックをその上に乗せてココナッツを設置。しかし、

うまく温度が上がらないしこれを続けたら 水分が補給されへん。う~ん・・・

そうなると、気温が徐々に下がる日々が続いてくる。15度切るまでになんとかせねば


母屋の物置きに用事があって入ったら、そこに昔金魚を飼っていた水槽をみつけた。

これや!これにうまいことココナッツが入ったら申し分なしや。とさっそく、水槽を

持ち込みココナッツを置くと余裕で入る。なら熱源を・・・これも入るには入ったけ

ど、水槽の中に入れる熱源をもう一回り大きいのにすれば、温度も下がりにくいかも

と、大きいのを買い、その上にカゴ網を置きその中に濡らしたタオルを置いてそれの

上にココナッツ・・・、水槽の底には湯ざめシートを敷き熱源が冷えないように工夫

してみました。一生懸命、工作に夢中になっていたのでこげは横で眠っていました。

     


           試作品第2号 10月25日

しかしこの状態では 出し入れが結束バンドでいちいち外さなければならないし、

気をつけても芽の部分が箱に当たるので、考え直しました。

外箱を縦横を逆にして 上蓋を却下して横に切れ込みを入れて段ボール板を差し込む、

という(もうこの辺で工作にも飽きてきた感あり)ラクな手法をとり、しかしなんとか

温度の確保にと薄ビニール袋をココナッツの上空に被せるようにふわっと乗せてみた。

一晩おくと見事に 袋の中に水蒸気でできた水滴がたまり、あんがい≪小動物のヒータ

ー≫も働くやん!と感動したのでした。


             完成品10月27日

上部をマジックテープで開閉できるようにしてココナッツを底から持ち上げるように

取りだすと、芽もあたりません。夜間のうちだけの温室ですからもう、これでよし!と

いうことにしました。(疲れたのさ!)ここにきて、大きな疑問が?

「このココナッツ、生きてんのかぁ?」芽が伸び出した頃のように伸びる気配は一向に

ないし、葉も開いてきません。もう成長をやめているのかもしれない・・・となると、

私のこの苦労はいったい、なんだったの!!


             横から差し込む扉。。。。


            11月11日のココナッツ

どんなんでしょう??長男君、これがお母さんのあなたが小学校一年の時の夏休みの

工作くらいの集中力で頑張ったものだよ・・・・え?観覧車やった?宇宙遊泳の?

あかん、次男君のとごちゃまぜになってきたわ・・・・


参考にしました ≪自作温室の作成法≫ これを目標にしたけどやはり無理やったなぁ・・・・








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