こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

危機一髪!

2013-09-13 05:30:00 | 我が家
九月も半ば、真夏とは違う暑さに一雨降ってくれたら涼しくなるのに・・と思います。

この間の雨では 干からびた川原は水が流れ 各地の集中豪雨には申し訳ないくらいにしか

水かさも増えず、茶色く濁った水など流れず澄んだ水でした。雨が降れば死にかけていた雑草

が息を吹き返します。8月の猛暑と少雨であのジュウヤク(どくだみ)が黄色く枯れていく姿

にびっくらこいたのです。自然の脅威で勝手に枯れていってくれれば草引きの時の、猛烈な

匂いの餌食にはならずにすみます。喜んであと数日で完全に息絶えると思っていた矢先の雨で

復活してきました、小さな青い葉っぱを出しはじめ勢力拡大を始めようとしています。家の

横の柿の木が植わった空き地、そうウコンの根元を夜中にイノシシが掘り返すところのこと。

私がマオという雑草を草刈り機で刈ってからひと月以上たち、雨で再度育ち始めてきたので

あまり大きくならないうちに、刈っておこう、と先日草刈り機を持ちだしました。でも、

燃料タンクには半分ほどしか混合油が入っておらず、車庫まで混合油を取りに行くのもかった

るいし、「ま、きょうは燃料が切れるまででええかぁ」とブンブン刈り始めました。刈り始め

ると、「ついでに竹やぶまでの地面も・・ありゃりゃイノシシが鼻で土をつつき、ミミズを

探したおかげででこぼこやんか」と独り言を言っても機械の音で聞こえません。目的のマオが

茂っている箇所を重点に刈り進めたら、前回フキを刈ったところはもうフキの残骸もなく

「機械で刈ると山蕗は滅していく」という言われのとおりの状態。内心、やばかったかなとは

思うけど、採らない山蕗を茂らしてもタヌキたちの隠れ蓑になってしまいます。

マオは気持ちよく刈られていき、私も少しコツがつかめました。マオのように背が伸びたもの

は一気に根元から刈ると背の高いまんま草刈り機の刃の上に倒れ込みます。そうなるとそれが

払えればいいけど、回転中の刃の上でいつまでも乗っている。エンジンをかけたまま刃の回転

だけを止めて、取り除けばいいんだけどどうも止まっていても刃の近くに手を持っていくのが

初心者は怖いのだ。なので、地面から20センチほどのところを一度刈って、倒れ込む部分を

少なくし、もう一度根元に刃を持っていくと視界も開けて刈りやすい・・ということをだ。

それが判って気持ちよく刈り始めたら、エンジン音が少し変わったと思ったらガス欠の兆し。

この案山子はつぎに刈るとき邪魔になるから少し寄せておこうと思い、まずは機械を止めて

肩からおろし地面に置きました。で、案山子は私よりずっと大きく重いので両手で足の部分を

持ち上げ、持たせかけていた柿の木の枝から少し動かしたとたん、目の前に一匹のハチが飛ん

できました。「ハチかよ・・」でもそのハチは「やば、スズメバチ?」のように見えたので

すぐさま案山子を元の場所に立てかけたのです。でもハチの数は増え、その羽音がはっきりと

聞こえてきます。「刺されるやん」とキンチョーしながら「ほれほれ、この間テレビでやって

いたやん、ハチに襲われたらQ&Aで①手で振り払う②静かにしゃがむ とか走って逃げる逃げ

ない、とかやっていた。あの時自分で答えたやん、手で払ってはいけないし静かに後ずさりす

る、ハチを興奮させたら攻撃してくる、クマと同じような対処法やったな・・・、私は

その場でしゃがみながら、案山子を見るとなんと案山子の周りに2、30匹ののハチがブンブ

ンと飛んだりホバリングしている、なかには私のほうに威嚇するみたいにやってくるのもいる

でも、手で払ったらあかんのや!とうつむいて10秒ほど様子を見て顔を上げたらハチたちは

案山子の足や胴体に戻りつつある。その時初めて、ハチの巣がある案山子を動かしたのか!と

背中に冷や汗・・・すぐさま母屋に走っておばあちゃんに「案山子にハチがいたぁ~。それを

持ち上げたら襲いかかってきたぁ」というと「なにバチな?アシナガか?」と聞くので

「スズメバチみたいな。アシナガではなかったような。まるっこかったしスズメバチかも」と

私もしどろもどろで、さっき見たハチの群れに少し動揺・・・。そこに巣があると知っていた

ら動かしたりはしないし、近寄りもしない。知らなかったというのは非常に恐ろしいもんです


その後、おばあちゃんと確認しに行くとハチも落ち着いたのか案山子の周辺には飛んでいる姿

を確認できず、夕方また見に行くとどうも帰還したハチは案山子の足部に履かせかけたヤッケ

のズボンに10匹ほど団子になっていた。おばあちゃんはアシナガバチやというので、スズメ

バチほどではないけど刺されたらやはり痛いよ!ハチの巣の駆除は暗くなってからということ

でまずは駆除するハチ撃退スプレーを買って来なくてはならない。前に買ったのは7m噴射す

るもの、完全防備で立ち向かわなければならないので噴射距離がもう少しある物を買わねばな

らない。串本町役場にはハチ駆除をお願いできる部署は無かったと思う。こんな場合はコメリ

かどこかに頼むと5、6万円すると前に聞いたことがあるし、だいたいこの辺の人は自分たち

で駆除するのだ。昔は煙でいぶして巣を取った・・とおばあちゃんが言ったので「それをやっ

て家を全焼したって新聞に載ってたで」と注意する。現に昔、うちの車庫に巣ができて父親た

ちがいぶした翌日の夜になって、ヒサシ部分がくすぼっていたということがあった。今回は

巣の部分がどこにあるのか判りにくいため、スプレーを噴射するのも検討しなくちゃならぬ。

「雨合羽着てやな」・・・前に駆除した時はダウンを着てヘルメットを被ってやったな。

案山子を頭からゴミ袋をかぶせて下から噴射するといいように思うけど、柿にもたせてかけて

いるためできない。



コメリで購入したスプレーは10m噴射で、バズーカー砲式だ。45秒で空になるらしい。



翌日、居間から案山子を観察していて「なんか違う」と思い確認すると明らかに案山子が移動

している。恐怖だ、ハチのやつが大挙して案山子を動かしたのか?それともおじいちゃんが

無謀にも確認するため動かしたのか?またまた母屋に駈けこみ「案山子を動かした?」と聞く

とおばあちゃん達はそんなことしてないと言う。またおばあちゃんがやってきて「これはやな

足元をイノシシが鼻で突いたんで、案山子が柿の枝を滑って方向がかわったんやな」とさすが

に年季の入った検証結果を報告してくれた。まったく、イノシシもいらんことをしてくれた、

案山子の体勢が変化したので、バズーカーの噴射先が難しくなっている。


     後ろの丸い顔の案山子ではなく、手前の横向きの案山子にハチの巣がある

最初は背中をこちらに向けていたのに・・・。柿に来るサルを脅すための案山子なんだけど

昨年もそう効き目はなかったのだ・・・頭は床屋さんで貰ったカットの練習台。丸いのは

起上りこぼしの再利用・・・どちらもおじいちゃん作。

コメント
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