母屋の庭からギンモクセイの香りが風にのって漂ってくる、秋の始まりのきょうこの頃・・・だ。
しかし、ここ数日部屋の中にハエが飛んでいる。夏の間は 部屋の中にハエが侵入、私の領空を
侵犯することはなかったのに・・と思いながらも、駆除体制にはいるも 敵は最新レーダーを装備
しているのか、ことごとく私が降り下ろすハエ叩き(これってすごく古代式対戦武器やね)を
身軽にかわしていく。「こんなはずじゃなかった」と思う。10年前は百発百中、ハエ・ハチは
たたき落としていた・・という記憶がある私は たたけない自分に、相当のダメージを持ってしま
った。たしかに動体視力も 反射神経もすこぶる下降線を辿っているのは年齢的なものがほとんど
だからしかたないのは判っているけど、こうも空振りを続けるのは 多くの皆さんからの指示を
もらえない≪4番 私の鳥谷≫のようで それもふぇ~んとなる要素の一つです。
殺虫剤はあまり使いたくはない。出没するのが食品をあつかう台所であったり食事する居間だか
ら。屋外ならこげの水入れやメダカの鉢などの近辺では噴射しない・・・。だから古代式であろ
うとハエ叩きで応戦しなくてはなりません。その次の古代式ともいえる天井からぶら下げるハエ取
り粘着テープ(昨今見られなくなった)は、魚屋さんとか昭和っぽい食堂ではないし、天井が
低い分ハエより私がひっついてしまうわ。ビシッ!バチッ!とハエ叩きで追いまわすも早や3日め
となった。私の観察では飛び回るハエは二匹。名前はわからないけど 昔よく見かけたすじがある
ようなものや、背中が緑色に光ったように見えるものではなく体型がジェット戦闘機のような感じ
の小ぶりなもの。イエバエなんだと思う。ハエをみつけて以来 出入り口を閉めきるようにしたの
で敵も屋外に出てはいってない。だいたい、いつも室内で仕留めるときは室内の電気を消して
一ヶ所窓の網戸を開けて外に逃がす方法か、退治するときは網戸は閉めて明るいところに飛んでき
たところを叩くか、ハチなら殺虫剤を噴く方法だ。今回のハエはこの方法が効かない。あの頭の
どこに知能があるのか、明るい窓の網戸には近寄らないし室内灯の紐やカサにも止まらない。どこ
かの壁に止まって、食事ができ上がった時点でそこに着地しようと飛び回るのだ。台所にも居間に
も洗面所にも寝間にもハエ叩きは置いている。ハエ対策ではなくムカデとクモ対策。とうとうハエ
も外の空気に触れないのがストレスになったのか、テレビを観ている私の顔面に止まるようになっ
てきた。あの足の感触のイライラする!し、「とうとうハエにまでたかられるのか?臭いのか?」
と思うこと自体、こちらもストレスになる。顔面にむかってハエ叩きでたたけるわけもなく・・。
あろうことか、敵はチョロチョロと目の前に止まるようになってきた。それでも何度も空振りを
繰り返しては、少しずつ動きに合わせられるようになってきた。食事時やおかずの乗ったお皿に
止まるなんてフトドキセンバンってやつ。就寝までに見事二匹を叩いた。「やっと叩いた」と
おとうさんに報告している前を 黒いものがびゅーっと。「まだいた」これがなかなか手ごわく
疲れ果てた私は布団を敷いて寝ることにした。横になって解けぬナンプレを解いていたら、ひじに
あの感触。払うと布団や枕に止まっている。完全にバカにされて腹がたち寝間のハエ叩きで叩いた
らヒットした。「三匹いたんやね」とティッシュでつまみゴミ箱に捨て、ふすまを閉めて寝ようと
したら居間でバシッバシっと叩く音がする。まだ隠れていたのかおとうさんが必死で叩いているよ
うだけど、あの老眼でムリだと思い「決戦は明日に・・」と寝た。
朝早くから朝食とお弁当を作っていたら、匂いにつられて飛び回っている一匹。流しのヘリに止ま
ってまたもや「やれるもんならやってみろ」みたいな態度に そっと台所のハエ叩きを近くに置き
止まらせたけど叩き落とせず。お弁当におかずを詰めたら 冷まさなくてはならないのでお弁当箱
のうえに金ざるを乗せて冷ます。匂いと熱気を金ざるで逃し朝食の卵を焼いていたら、金ざるに
ハエが止まっている。「馬鹿めが!」とハエ叩きを握り叩くとヒット。これで四匹か。それにして
もいくらなんでも四匹は多すぎる。どこかで(部屋の片隅で何か、小動物でも死んでそこから湧い
ているのか?と想像するだけで絶句しそうな情景に早朝からフラフラしそうだ・・・と目を移すと
またもや一匹。こいつも金ざるに止まって、きっとヨダレでも垂らしているんだろうと、後ろに
回って叩く。だんだん命中率も上がったのか仕留めた。なんと不衛生な凹さんちと思うかもしれな
いけど、そんなことないのだ。朝っぱらからハエを追いまわしていたんだけど、仕留めてもどこか
らか飛んでくる。おかしい、窓は閉めてるのに・・・。午前中まだ気配を感じつつ、そのあとは
お昼過ぎまで草刈りに精を出し、遅い昼食の準備に台所に立つと、またもや視界にハエが。ここ
までくると、仕留めてゴミ箱に捨てたハエがゾンビの如く 復活してんじゃねーかとまで思ってし
まう。やはり室内でいる間に敵も弱ってきたのか、足元に止まるようになっている。滑空はできな
いのか、低空ですぐに床に下りるようになってきた。そこで一匹、二匹と仕留めた。しかし、この
3日の間に7匹か?絶対天井裏に何かの死体が転がってんだろう・・・と思いはじめたのだが、
いやそんなことはない!と思うことにした。蚊には蚊取り線香や電気で蚊を落すやつが出てるし、
コバエにはコバエ・ポットンやコバエ・ホイホイなどがあるし、ゴキブリには多種多様の駆除剤が
あるのに、ハエにはスプレー式の殺虫剤しかないのか?と考える。敵は飛び回るんだから蚊のよう
に電気式の殺虫剤を考案してくれたら、30日間つけっぱなしで駆除できていいのに・・・。
あまりのハエとの戦いに疲れたのでおばあちゃんに「ハエがなぜか部屋に多いのだ」というと
「外の排水溝に ≪タヌキの溜めグソ≫がこんもりと積んでいるで。ハエは飛んでないけど」と
恐ろしい回答を返してきた。おばあちゃんは乾燥しきったら取り去るか、大雨で流れていくのを
待てともいう。だけども いまここにある危機の私は、ならばその積みあげたフンの上に殺虫剤を
噴射しまくってきた。その後、部屋には現れてないから発生場所が排水溝という可能性がでた。
部屋に現れたのは最近まで玄関の障子を開けていたせいかもしれないのと、もしかしたら背中に
止まって室内に侵入してきたのかもということもあり得る。あ~やれやれ、昨夜はついでにカメム
シも二匹やっつけた。蚊取り線香をくゆらせていたら少しは某かの虫に効き目があるかもと思うの
であった。≪五月蠅い(うるさい)≫とは、文字通りハエの字が入る、そんな状態やわね。
しかし、ここ数日部屋の中にハエが飛んでいる。夏の間は 部屋の中にハエが侵入、私の領空を
侵犯することはなかったのに・・と思いながらも、駆除体制にはいるも 敵は最新レーダーを装備
しているのか、ことごとく私が降り下ろすハエ叩き(これってすごく古代式対戦武器やね)を
身軽にかわしていく。「こんなはずじゃなかった」と思う。10年前は百発百中、ハエ・ハチは
たたき落としていた・・という記憶がある私は たたけない自分に、相当のダメージを持ってしま
った。たしかに動体視力も 反射神経もすこぶる下降線を辿っているのは年齢的なものがほとんど
だからしかたないのは判っているけど、こうも空振りを続けるのは 多くの皆さんからの指示を
もらえない≪4番 私の鳥谷≫のようで それもふぇ~んとなる要素の一つです。
殺虫剤はあまり使いたくはない。出没するのが食品をあつかう台所であったり食事する居間だか
ら。屋外ならこげの水入れやメダカの鉢などの近辺では噴射しない・・・。だから古代式であろ
うとハエ叩きで応戦しなくてはなりません。その次の古代式ともいえる天井からぶら下げるハエ取
り粘着テープ(昨今見られなくなった)は、魚屋さんとか昭和っぽい食堂ではないし、天井が
低い分ハエより私がひっついてしまうわ。ビシッ!バチッ!とハエ叩きで追いまわすも早や3日め
となった。私の観察では飛び回るハエは二匹。名前はわからないけど 昔よく見かけたすじがある
ようなものや、背中が緑色に光ったように見えるものではなく体型がジェット戦闘機のような感じ
の小ぶりなもの。イエバエなんだと思う。ハエをみつけて以来 出入り口を閉めきるようにしたの
で敵も屋外に出てはいってない。だいたい、いつも室内で仕留めるときは室内の電気を消して
一ヶ所窓の網戸を開けて外に逃がす方法か、退治するときは網戸は閉めて明るいところに飛んでき
たところを叩くか、ハチなら殺虫剤を噴く方法だ。今回のハエはこの方法が効かない。あの頭の
どこに知能があるのか、明るい窓の網戸には近寄らないし室内灯の紐やカサにも止まらない。どこ
かの壁に止まって、食事ができ上がった時点でそこに着地しようと飛び回るのだ。台所にも居間に
も洗面所にも寝間にもハエ叩きは置いている。ハエ対策ではなくムカデとクモ対策。とうとうハエ
も外の空気に触れないのがストレスになったのか、テレビを観ている私の顔面に止まるようになっ
てきた。あの足の感触のイライラする!し、「とうとうハエにまでたかられるのか?臭いのか?」
と思うこと自体、こちらもストレスになる。顔面にむかってハエ叩きでたたけるわけもなく・・。
あろうことか、敵はチョロチョロと目の前に止まるようになってきた。それでも何度も空振りを
繰り返しては、少しずつ動きに合わせられるようになってきた。食事時やおかずの乗ったお皿に
止まるなんてフトドキセンバンってやつ。就寝までに見事二匹を叩いた。「やっと叩いた」と
おとうさんに報告している前を 黒いものがびゅーっと。「まだいた」これがなかなか手ごわく
疲れ果てた私は布団を敷いて寝ることにした。横になって解けぬナンプレを解いていたら、ひじに
あの感触。払うと布団や枕に止まっている。完全にバカにされて腹がたち寝間のハエ叩きで叩いた
らヒットした。「三匹いたんやね」とティッシュでつまみゴミ箱に捨て、ふすまを閉めて寝ようと
したら居間でバシッバシっと叩く音がする。まだ隠れていたのかおとうさんが必死で叩いているよ
うだけど、あの老眼でムリだと思い「決戦は明日に・・」と寝た。
朝早くから朝食とお弁当を作っていたら、匂いにつられて飛び回っている一匹。流しのヘリに止ま
ってまたもや「やれるもんならやってみろ」みたいな態度に そっと台所のハエ叩きを近くに置き
止まらせたけど叩き落とせず。お弁当におかずを詰めたら 冷まさなくてはならないのでお弁当箱
のうえに金ざるを乗せて冷ます。匂いと熱気を金ざるで逃し朝食の卵を焼いていたら、金ざるに
ハエが止まっている。「馬鹿めが!」とハエ叩きを握り叩くとヒット。これで四匹か。それにして
もいくらなんでも四匹は多すぎる。どこかで(部屋の片隅で何か、小動物でも死んでそこから湧い
ているのか?と想像するだけで絶句しそうな情景に早朝からフラフラしそうだ・・・と目を移すと
またもや一匹。こいつも金ざるに止まって、きっとヨダレでも垂らしているんだろうと、後ろに
回って叩く。だんだん命中率も上がったのか仕留めた。なんと不衛生な凹さんちと思うかもしれな
いけど、そんなことないのだ。朝っぱらからハエを追いまわしていたんだけど、仕留めてもどこか
らか飛んでくる。おかしい、窓は閉めてるのに・・・。午前中まだ気配を感じつつ、そのあとは
お昼過ぎまで草刈りに精を出し、遅い昼食の準備に台所に立つと、またもや視界にハエが。ここ
までくると、仕留めてゴミ箱に捨てたハエがゾンビの如く 復活してんじゃねーかとまで思ってし
まう。やはり室内でいる間に敵も弱ってきたのか、足元に止まるようになっている。滑空はできな
いのか、低空ですぐに床に下りるようになってきた。そこで一匹、二匹と仕留めた。しかし、この
3日の間に7匹か?絶対天井裏に何かの死体が転がってんだろう・・・と思いはじめたのだが、
いやそんなことはない!と思うことにした。蚊には蚊取り線香や電気で蚊を落すやつが出てるし、
コバエにはコバエ・ポットンやコバエ・ホイホイなどがあるし、ゴキブリには多種多様の駆除剤が
あるのに、ハエにはスプレー式の殺虫剤しかないのか?と考える。敵は飛び回るんだから蚊のよう
に電気式の殺虫剤を考案してくれたら、30日間つけっぱなしで駆除できていいのに・・・。
あまりのハエとの戦いに疲れたのでおばあちゃんに「ハエがなぜか部屋に多いのだ」というと
「外の排水溝に ≪タヌキの溜めグソ≫がこんもりと積んでいるで。ハエは飛んでないけど」と
恐ろしい回答を返してきた。おばあちゃんは乾燥しきったら取り去るか、大雨で流れていくのを
待てともいう。だけども いまここにある危機の私は、ならばその積みあげたフンの上に殺虫剤を
噴射しまくってきた。その後、部屋には現れてないから発生場所が排水溝という可能性がでた。
部屋に現れたのは最近まで玄関の障子を開けていたせいかもしれないのと、もしかしたら背中に
止まって室内に侵入してきたのかもということもあり得る。あ~やれやれ、昨夜はついでにカメム
シも二匹やっつけた。蚊取り線香をくゆらせていたら少しは某かの虫に効き目があるかもと思うの
であった。≪五月蠅い(うるさい)≫とは、文字通りハエの字が入る、そんな状態やわね。