こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

初!クエ鍋

2013-12-16 05:30:00 | いろいろ
先週金曜日、ブログ友のぼんくらさんが大阪から姫の別邸に来ているので、お土産があると

いうメールで貰いに行ってきました。その時に翌土曜日の夕飯の予定はあるのかと聞かれ、

別にないと答えたら、行きつけの古谷のおじさんが七万円もするクエの鍋を食べにおいでと

ぼんくらさんに声をかけたそうで、ちょうどお友達のY下君も釣りに来てるので、いっしょに

食べないかと誘ってくれました。「クエ鍋は食べたことがないので食べたいなぁ。でもうち

のおとうさん、シャイだから行くって言わないかも」と申し訳なくお返事したんだけど、

優しいぼんくらさんは「また返事はメールでくれたらいいから」と言ってくれたのでした。

帰宅後、おとうさんに「ぼんくらさんがクエ鍋を一緒に食べへん?って」と恐る恐る聞くと

「クエ鍋!食べに行ってもええよ」という返事。やはりクエという響きに引き寄せられてし

まうのか?と思ったら、「誘ってくれたんやし、いろいろ貰っているからお礼も言わな」

と言います。行けますと返事のメールを打って、それはそれは楽しみにしました。

おばあちゃんにそのことを言ったら「ぼんくらさんと割り勘やろ?」と聞くので「そうやろ

七万円するクエは金曜日の某所の忘年会で使われて、古谷のおじさんがその何割かは使われ

ずに残るからって言っていたとぼんくらさんが言っていたけど、それでもやっぱり高いもん

やから割り勘やで」と私も多めに財布を膨らませて行かなくちゃと思ったのでした。クエっ

てやっぱりプルプルのゼラチンとか、白身がプリッとして美味しいんだとテレビのグルメ番

組のコメントしか聞いていないので、きっと苦手なイズスミや好きなイガミとはまた違う

魚なんだと想像の域でしかありません。

Y下さんとぼんくらさんは電車で姫からやってきて6時半ごろ古谷に着くということなの

で、その頃私達も着くようにお店の裏の道に止めようとしたら、すでに駐車されていて役場

脇に止めることにしました。おとうさんにはY下さんは背の高い人だと思う、まえにぼんくら

さんと駅前を歩く後姿だけ見たことがあるということを言っておいたのですが、やって来た

時には黒いシルエットでしか見えず、慌てて車から下りてお店に走り込むように飛び込んだ

ら、目の前に古谷のおじさんがいてY下さんの応対をしていて「今入った人達の連れです!」

と私は割り込むように言ったのです。そこに知ったぼんくらさんがいると思ったから・・・

なのに、ぼんくらさんはさっさと予約した座敷に入っていたため、いきなり初対面のY下さん

と挨拶することになってしまいました。ぼんくらさんを介してのクエ鍋の会となりました。

乾杯のあと鍋を鍋奉行のぼんくらさんが仕切りながら始まりましたが、この二人はどんどん

飲んで飲んで飲みまくっていくのにつれ、饒舌になりその会話が面白くて食べるのを忘れて

しまいます。Y下さんは偶然にもおとうさんと同い年だということ、第五孫までいるというこ

と、今は蛍池に住んでいるということ、宮崎出身で奥さまが徳之島で、Y下さん自身飛行機に

乗るのが苦手だって言っていたっけ。ぼんくらさんとの会話がすごく大阪のおっさんみたい

なつっこみかたで聞いていておもしろい。ぼんくらさんは私にさぁ食べ、そら食べとクエを

勧めるし、Y下さんも「女性に良いプルプルしたとこを食べなさい」というしガラ(アラ)に

付いたところが美味しいと勧めるわで、お箸でつつこうものなら「しゃぶりついて食べな」

と言うので、それでいいんだとアラを食べる時のままでいいんだと、一生懸命食べました。

食べましたが一つだけ コリコリを通り越し何度噛んでも「これはホース!」と思われるも

のがあって、断わりを入れてからガラ捨てに捨てました。おとうさんとY下さんはビール、

ぼんくらさんはいいちこをロック割りで、冷や水をぐびぐび飲むように飲みます。飲むのに

食べません。お皿に注がれたポン酢はきれいなままです。


                大皿に盛られたクエ

ガラを食べたらいいと言ったのに「切り身を入れたんやから、切り身を食べな」と急かしま

す。私は言われた通り、一生懸命骨を取りながらしゃぶりながらつつきながら食べるのに

ほぼ必死なので、美味しいクエの味をどう言っていいかわかりません。ので、Y下さんが

言ったように「口ではうまく表現できません」と言うことにします。




身も皮も食べられます。それにしてもぼんくらさんのピッチは速いですね。それでも酔わな

いし。この二人、飲んでいるときっと楽しいお酒なんだろうなと想像できます。お酒を飲む

人の鍋なのか、クエの投入は多いのに野菜が白菜を入れてからほとんど投入されません。

見かねてY下さんがシイタケを所望したので、豆腐も入り私もネギを入れました。ぼんくらさ

ん曰くメーンがクエなので野菜は残ってもかまんやろ~みたいな・・・です。

ひと息ついて、シメのときとなりました。最初に「この鍋のシメはなんですか?」と聞いた

ら「雑炊やん」と言われたので、クエで雑炊・・・垂涎もののようです。でも、おいしいか

らと食べきっては失礼ですから、ほどほどに食べなさいよと自分で自分に命令を出しておき

ました。それでなくてもクエだけでなくぼんくらさんとY下さんコンビの会話にお腹も食べた

ように膨れていたのです。笑いすぎて打った顔も痛いし・・・


            豪快にネギをぶちまけた雑炊

なぜタマゴが三個なのか!と言っていたけどこのお鍋の大きさだと三個でいいのかもしれま

せん。Y下さんのタマゴを割る技はマンガから得たということだけど、そうかそう割ると小さ

い殻の破片が中に入らないということか・・・試してみよう・・・。鍋奉行は 私がポン酢

を小皿に注ぎ足すのを見て「注いだらアカン」と注意するので、やはり立派な鍋奉行は素人

の一挙手一投足を見てるんだわぁ・・と、最後まで気が許せませんがな。姫に帰る電車に

乗れなくなり、もう一本あとの電車にするというので飲んでいない私が運転して別邸に入る

手前の道まで送って行くということになりました。それで、お勘定は?ときくとぼんくらさ

んはその言葉をスル―するし、Y下さんも古谷のおじさんに聞いても「ヒラさん(どうやら

ぼんくらさんの名前らし)からお金はもらわんといて」と意味不明なことをお店のおねーさ

んに言っていますこれは古谷のおじさんのおごりなのか、ぼんくらさんが前払いしているの

かのどっちかだと思うんだけど。美味しいクエを御馳走になりながらこれでいいのか?と

おとうさんと困ってしまった次第です。こっちに来る時になにかしら私と私の家族が喜び

私の体を成長させるような美味しいものをお土産にくださるし、恐縮・恐縮です。

あんな狭い車に乗ってもらったのも申し訳ないし、お礼に何も無いしなぁ・・・。

大阪のおじさん達の会話は車の中でも楽しく(いやほとんどY下さんの声でしたが)、私は

運転席から下りなかったんだけど、Y下さんが握手に差し出した右手に思わず左手を差し出し

「?」と変な感じでしたがお礼を申し上げたのです。もしこれをY下さんが読んでいらしたら

御無礼をいたしまして申し訳ありませんでした。おやすみなさいを言い発進したのは良いけ

ど車をUターンさすには暗すぎて、結局は国道に交わるずっと先まで走ることになり、

♪もしかしてだけど~ もしかしてだけど~別れたところで待ってたんじゃなかったのかし

らぁ~・・・です。ごめんなさいね、無事に家に帰れましたから。

お腹一杯で「明日はお肌がプルンプルンよ!」と楽しみにしましたが、朝起きたら髪の毛が

プルンプルンに跳ね飛んでいました。思わず髪の毛にゼラチンが集中したのかと思ったの

でした。それにしても楽しいクエ鍋と時間をどうもありがとうございました。Y下さんにも

凹夫婦が楽しかったと言っていたとお伝えくださいね。


コメント (4)
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