こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

ゆく秋

2018-11-22 05:30:00 | いろいろ
草刈り期間を終え いまはすごくスローな状態です。しかし、季節は清々しい初秋からもう

冷えを感じる頃になっています。思うのです 紀南地方は いきなり季節が変わりすぎッて。

たとえば昨日までは動くと汗がでる・・・きょうはもう足首が冷える・・みたいな。

調子こいて半そでをから七分袖に、カレンダーは10月だから・・と思っていても、いきなり

「おいおい長袖にすればよかった!」と悔やむことしきり。

それにしても もう「今年もあと6週間ですね」とテレビで言っているのを聞いたときに

「うそ!」と言ってしまうほど季節感とのギャップが・・・あたりを見回してもきれいな

紅葉って見かけないし ただただ はらはらと散る枯れ葉ばかりです。

寒くないせいか カマキリをよく見ます。大きいものから中くらいの。

それは庭にも現れ、そこでこげにみつかると大変なことに。

こげは どうも変です。秋の虫が出始めたあたりから必死になって追いかけ パクリと

食べてしまうのです。そこまでおなかがすいているのか?と呆れるのだけど、幸い

多くを取り逃がしてしまい 物影に逃げ込んでしまうと今度は執念深く翌日になってもその場所を

嗅ぎ回っていたりします。好きなのはコオロギのようで時々取れた足とかみると「またやったか」と

小さな虫 きっとなんの悪さもしなかったのに・・・こげに襲われて命を落としてしまった 恨み骨髄

って思いやろな・・ゴメンねと私は謝るのです。

ある日 こげが玄関前でなにやら 前足をパンチのように出しています。そういう時はだいたい

小さい何かに攻撃をしているとき・・・「あかんで、また何かいじめてるんやろ?」と横から

覗き込むとそこにいたのが大きなカマキリ。このサイズのカマキリ、草刈りの時にもしょっちゅう

出くわしました。ブンブン音がなっているのに 草刈機の刃の前に出てきます。こっちはなるべく

殺生はしたくないからカマキリを除けながら刃を草のほうに持っていくけど 行くほうに行くほうにと

カマキリはやってくる。真夏の獲物を獲るときのような俊敏さは無く フラフラと刈られていく草を

追いかけるように、追いかけるようにと這って行くので刈りにくくて仕方ない。しまいには

私もいらついて カマキリの胴体を掴んで刈らないほうへ放り投げていく。草刈りの時には

平気でつかめるのにそれ以外だと、とてもじゃないけどつかめない・・・。素手では無理だけど

軍手をしていたら私にはパワーがでるみたいです。



こげに襲われたカマキリは ファイティングポーズも決め(でも それってたぶん体の大きさが違うから効果ないと

思う)、いや、こげは十分それ以上近寄れないのか対パンチ攻撃のみ。たまに顔を近づけ 口の先でつかみあげようと

したりするけど、やはりちょっと気持ち悪いのか空振り、万が一つかんでも相手が動いたらもぅ放すしかないのです。

秋のカマキリは体力も落ち、弱々しくなっていて放り投げられたら動くこともすぐにできず そこにまたこげが

大きな前脚で抑え込みカツカツとやると ぱったりとカマキリは動かなくなってしまう。

このときは 私がこげの気を引いてカマキリから遠ざけたけど この合戦でダメージを受けたようで息絶えてしまいました。

先日 ラジオ番組の予告で伊集院光さんが聴取者にテーマを振っていました。それは≪大人になってできるようになったこと、

そして大人になってできなくなったこと≫を募集していました。そして彼は「僕はですね、大人になってできるようになったのは

お寺を楽しめるようになったこと。そして できなくなったのは カマキリをつかめなくなったこと」と言っていて、思わず

布団の中で私はニヤリとしてしまいました。きっと、あの伊集院光さん、子供の時はバンバンカマキリを捕まえていたんでしょうね

そんな人でも 大人になると感触や姿が不気味になるんだと思ったんです。

部屋の中でもこげが 異常に重ねた本のすき間に頭を突っ込んでいるので直感的に「虫だな」と思い 探すと小さなコオロギ。

「おまえは外で鳴いててくれたらいいんだよ」と捕まえて 外にぽ~んと投げて救命したんだけど、今まで何匹も

助けたけど 一度も恩返しされたことが無い。もしかして逆に恨まれているのかも・・。
コメント (2)
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