今朝も静かな夜明けです。ホトトギスが鳴き始めました。初音です。むかし、都のひとはこの初音を心待ちにしていたとか。できるだけ早く聞くことがよいと思われていて、早く聞ける所に住まいを移した人もあるとか。まだ鳴き始めは声をひそめて「忍び音」で鳴くとか。今朝のホトトギスは元気な声でした。
ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ
式子内親王
あけみ蝶さんが信州の旅に行って来たそうですが、いいですね。まだ気は漲っては来ませんが、少しずつ私もどこかに行ってみたい気がしてきました。
以前は、歩きで旅がしたいとしきりに思いました。出来ないこともないでしょうが、諸般の事情を考えると不可能だと思ったので、やったことはありません。テクテクと旧街道を歩いてみたいと思ったことがありました。
信州という所は、私にとってはフォークソングの世界のような所です。とてもノスタルジックで、若者向きで、大自然の中にあり、信州と聞くと私の中では何か懐かしい取り戻せない何かが、ひょっとするとあるのではないかと思わせる所です。
学生のときに、飯山市の近くの村で合宿をしたことがありました。普通の農家に20人前後が泊まり込んで何日か過ごしました。その時に、電車にゆられ、バスに揺られていく途中、農家があちこちにあるのがもちろん見えるのですが、そのあちこちの農家の二階に学生がいるのが見えたんです。
学生が部屋を借りて、勉強をしたり卒論を書いたりしているんだろうなぁと思いました。避暑であり、雑踏からの逃避でもあり、隠りでもあり、修行でもあったんでしょうね。
合宿が終わり、お礼にと思って自分の町のお菓子などを送ったところ、秋になってリンゴ箱が送られてきました。そのリンゴのおいしかったこと。いまでも、あの農家のご主人の名前は覚えています。もう亡くなってしまったでしょうね。
キヌサヤは、いつも取りきれないほど生るのですが、今年は今のところわずかしか生らないので、こういう食べ方をしています。これもまたおいしいです。
まあ、そういう年もあってもしかたないのですが、ちょっと残念です。もっと、しっかりと作らなくてはいけませんね。反省しています。
ジャガ芋の土寄せは終わりました。遠い方に二種類。手前の木の棒を立ててあるところは13種類です。
トラクターで耕したあとに雑草が出始めました。大きめの雑草は、アブラナです。このあとに、管理機で全部耕しなおしましたので、雑草はなくなりました。
このように、名前を書いて立ててあります。はやく出来ないかナーと思っています。またレンジで温めて食べたいです。子供みたいですね。でも、そういうことは楽しくていいですよ。
パンの耳です。耳というのは、どうしてそう言うのか分かりませんが、パンだけでなく布とか紙の端のところも言うようです。縁の厚くなったところを言うようです。
それで、これをたくさんパン屋さんからもらってきてあります。鶏も犬も大好きなので、餌とかおやつにやっています。2年ほど前にも話題にしたことがありました。
一日一茶
信濃路の田植過けり几巾(いかのぼり)
いかのぼり = 凧(たこ)のこと