狂春

2008年05月22日 | Weblog


 風は東風が少し冷たいのですが、それだけに暑すぎず、とても爽やかな五月という日でした。こういう日は宝です。せっかく宝を授かったのですから、大いに楽しい一日を過ごしました。

 午前中は軽トラで、裏の草地から伐採した枝を運びました。裏の家の婆さんが曲がった腰で田うえ後の苗の補正をしていたので、そこに行って田んぼの向こう、遠くの県道を通る車を眺めながらおしゃべり。婆さんは、あまり人とのつき合いが無くなってしまったと、嬉しそうな顔をしていました。

 午後は芝生で読書をした後で、ニラを植えかえたり雑用をしたりしました。芝生の読書は最高に良いです。日射しが sun sun 。とときどき、そしてしょっちゅう気が付くと昼寝付きです。

                      

      

 いちごはジャムになりました。さっそく食パンにつけて食べてみましたが、「んーーー、うまい。」 出来たてのあったかいジャムも良いもんですね。

      

 これは、白い花をつけているのがスナップエンドウで、背の低いのがたぶんキヌサヤ(まだ生っていない)の蒔き足しで、

      

 これも今食べているスナップエンドウで、

      

 こっちがツル無しキヌサヤのようなのです。ツル無しとは言えども、少しは手を立ててやらないと、風が吹くと右に転げ左に転げしているうちに、隣のと絡み合い、せっかく生った莢がとりにくい状態に。

 何でこうなっちゃったかと言いますと、とにかく今年の春の私の心臓のゴタゴタで、何が何だか分からなくなってしまったのです。実の太り具合でキヌサヤとスナップを区別しています。食べると直ぐに分かります。

 今年のエンドウ類はごちゃ混ぜエンドウになってしまいました。私も奥さんもチンプンカンプン。首を傾げてばかりです。まあ、そういう狂った春もあるんでしょう。略して狂春。


 


     





 歌舞伎に出てくる石川五右衛門は「石川や浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」と言ったそうですが、私は「温泉や(spaのこと)浜寄す波は尽きるとも、世にブログの種は尽きまじ」と豪語できるといいですけどね~。

 先日、奥さんは職場の友達と歌舞伎を久しぶりに見に行ってきました。あれも楽しいものですからね。ストーリーなど、かなりゆがめてしまってもOK。ストーリーだけでなく衣装も顔もは大げさです。客に見える方の袖だけ やたら四角く大きくしてあったり、遠島を申しつけられた先は無人島であるはずなのに、どこかその辺に町でもあるのか、思いを寄せる女性が何気なくいたり、デフォルメだらけです。しかし、それでも何となく自然に感じちゃうんですからおもしろい。                     

 私のブログも千鳥足のデフォルメだらけです。読む方々の脳みそもデフォルメされてしまわないようにご注意ください。いつの間にかピカソの絵のような脳みそになっちゃったりして。私の頭は、もう修正ができませんけど。
 
                 

  一日一茶

     藤さくや木辻の君が夕化(けわ)ひ
               木辻 奈良の遊女町