すだれ動かし秋風の吹く

2012年09月29日 | Weblog


 再び夏を体験。暑いこと蒸すこと。

 久しぶりに晴の日になりました。しかし、南方の海上には台風が二つあるとのこと。そのせいで蒸すのかも知れません。

 

 今日は可愛いお客さんが二人きました。近所の子ども、兄弟です。隣りに遊びにきたのだけれど、同級生の友達が留守なので、行き場を失ってしまったようでした。

 

 小砂利で山を作ったり、トカゲを追いかけたり、椅子に座って庭を眺めたり、木登りをしたり、池に手を入れたりして、しばらく遊んで帰っていきました。

 

 ネットを張って虫の防御をしていたのですが、中で雑草がかなりはびこってしまったので、ネットを外しました。なかなか全て良しというわけには行かないものです。

 
                                              キ ビ



   君待つとわが恋ひをればわが屋戸の
                     すだれ動かし秋の風吹く    額田王 

 飛鳥時代(西暦600年代)、現代のように騒がしい時代ではなかったでしょうから、秋はそれこそ寂しかったのではないかと思います。

 恋する人は来るのか来ないのか、ただ秋の風にすだれが揺れて、じっと待つだけだったのでしょうか。