月見なのですが・・・

2012年09月30日 | Weblog


 台風のことを昔は野分(のわき)と言っていたそうです。

       吹きとばす石はあさまの野分かな          芭蕉
       鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉             蕪村
       芭蕉野分して盥(たらい)に雨を聞く夜かな     芭蕉
       先導の棹(さお)とられたる野分哉           蕪村
       杉の木のたわみ見て居る野分哉             子規


 

 今夜は月見ですが、果たして名月が見られるでしょうか。これは昨夜の月です。

 月見れば千々に者こそ悲しけれ・・・という歌がありますが、月をしみじみ見ることがだんだん無くなってきました。気ぜわしい生活をしていますからね。時間が取れたかと思うと、見たいあるいは見なくちゃならない番組があったりしますし。

 

 今朝は霧でした。いそいで撮らないと散れてしまいます。

 

 キアゲハの幼虫をしっかり退治しました。蝶はきれいなのですが、みつばも舐められては困りますから。

 舐めるならのど飴を なんて言ったって聞き分けがないですからね。

 

 試しに食べてみたら、とても甘かったです。青みがかったのでも既に甘いです。良かった。

 

 お月さんの神様は月読命・月夜見命(つくよみのみこと)です。天照大神と素戔嗚尊(すさのおのみこと)と兄弟なのだそうです。

 お月さんは、たぶん地球の兄弟、あるいは子どもです。そして今は地球にとってはたった一つの衛星。昔の人は月を見ては色々なことを思ったに違いありません。私が子どもの頃でさえ、まだまだ月を見ることが多かったです。


 付

 夜になりました。あいにく雨がふってきました。