台風のことを昔は野分(のわき)と言っていたそうです。
吹きとばす石はあさまの野分かな 芭蕉
鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 蕪村
芭蕉野分して盥(たらい)に雨を聞く夜かな 芭蕉
先導の棹(さお)とられたる野分哉 蕪村
杉の木のたわみ見て居る野分哉 子規
今夜は月見ですが、果たして名月が見られるでしょうか。これは昨夜の月です。
月見れば千々に者こそ悲しけれ・・・という歌がありますが、月をしみじみ見ることがだんだん無くなってきました。気ぜわしい生活をしていますからね。時間が取れたかと思うと、見たいあるいは見なくちゃならない番組があったりしますし。
今朝は霧でした。いそいで撮らないと散れてしまいます。
キアゲハの幼虫をしっかり退治しました。蝶はきれいなのですが、みつばも舐められては困りますから。
舐めるならのど飴を なんて言ったって聞き分けがないですからね。
試しに食べてみたら、とても甘かったです。青みがかったのでも既に甘いです。良かった。
お月さんの神様は月読命・月夜見命(つくよみのみこと)です。天照大神と素戔嗚尊(すさのおのみこと)と兄弟なのだそうです。
お月さんは、たぶん地球の兄弟、あるいは子どもです。そして今は地球にとってはたった一つの衛星。昔の人は月を見ては色々なことを思ったに違いありません。私が子どもの頃でさえ、まだまだ月を見ることが多かったです。
付
夜になりました。あいにく雨がふってきました。