なかなかこの、ちょうど良いあんばいというのは無いものです。風呂は熱すぎるかぬるすぎる。お茶は濃すぎるか薄すぎる。それと同じように、気温も暑すぎるか涼しすぎるものです。だんだんに涼しくなっていくなら良いのですが、崖から落っこちたみたいに汗だらだらの日からブルッと震える日になってしまう日が来た。かと思えばまた汗だくの日に。なんてことが今年はありました。
この頃は比較的安定してきましたが、もう10月の半ばですからね。すっかり秋らしくなってきました。
秋は良いのですが、なんとなく自然界から何かの力が抜けていくような感じもします。凋落(ちょうらく)なんていう言葉がありますが、時にはその言葉がぴったりなんてこともあります。
琉球アサガオはまだ花が咲いています。午前中はこのような色ですが、五語になるとピンクがかってきます。
アサガオなのに花が咲いても実が生らない。山吹みたいなものです。根で増えて行きます。それも、寒冷地では根は越冬できません。私のところでは何とか冬が越せます。
まだまだだいじょうぶです。このトマトは、ずいぶん生りましたね。手を立てるぐらいで、あとは世話無しです。わき芽を挿して数を増やしたりしました。
仕切られた空
廃 句
秋の夜は眠くなるまで読書かな
秋の夜はコーヒーの香り部屋に満ち
秋の夜は遠き昔を思い出し
秋の夜は静かにしずかに時が過ぎ
秋の夜はニュースなどは見るものか