浅田次郎の「鉄道員」という作品を読みました。短編集ですが、まだ第一作の「鉄道員」しか読んでいません。
北海道はローカル線の、たった一人しか駅員がいない駅。もちろん彼は駅長さん。何年か前に奥さんに先立たれて、一人暮らし。彼ら夫婦は、子どもがあったのですが、赤ん坊のうちに亡くなってしまったのでした。
ある雪の晩に忘れものに気がつきますが、まもなく小っちゃな女の子が取りに来ます。しかし、それを忘れて帰ってしまう。 次に、その姉さんが来る。その頃から、彼が檀家をしている寺の孫娘だろうと思い始める。彼女も帰ってしまい、最後に料理のできるくらいの、一番上の姉さんが来ます。さて、その先は・・・・・。
言わない方が良いでしょうね。とても気に入りました。無さそうでありそうな出来事。この話は映画化されたのは知っていますが、見ていません。この短い話を映画ではどのように撮ったのでしょうか。見てみたくなりました。
久しぶりに国営ひたち海浜公園にいってきました。真っ赤なコキアの丘。初夏はこの丘はネモフィラで覆われます。
とても広いので、ウォーキングには良いところです。楽しみながら歩けます。
「鉄道員」は「ぽっぽや」と読むのだそうです。その話は、少し頭の中で転がしたり、丸めたり伸ばしたりしてから、次の作品に移りたいと思っています。急がずに、いろいろ思い巡らせるのも読書のうちかなと思っています。