歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

日暮里「マンション反対運動」と「同潤会」その2

2007年09月09日 | 東京の風景
昨日の続きです。

カンカン森通りから、同潤会三ノ輪アパートを目指したのですが、何故か?いつも真っ直ぐに辿り着けず彷徨ってしまうのです。

見覚えのある鉄工所、見覚えのある紙クズ?古紙?問屋、見覚えのある保育園、見覚えのある小学校、それでも、周囲を彷徨ってしまうのです。

そんなこんなで、ウロキョロしていると、またも有りました「マンション反対」が、ここでは「下町の環境を破壊する高層マンションにあなたは住めますか?」と、将来の住民に問いかけています。


ここでは「高層」を問題にしているようです。


建築計画を見ると、10階建て28.8㍍とあります。それにしても、マンション反対が盛んな土地です。違法建築ではないようですから、反対したところで、結局は建設されてしまうのです。


反対運動は「くたびれ儲け」に思えるのですが、それなりに盛んなようです。これって、やはり「条件闘争」なのでしょうか? 

そんなこんなを考えながら、やっとこ「同潤会三ノ輪アパート」に到着。予想に反して建物は未だそのままでした。


建築計画書をみると、地下一階、地上14階、高さ44.8㍍、かなりな「高層マンション」です。先ほどの「高層マンション」の1.5倍あります。

建築面積も568.18㎡あり、先ほどのマンション2.9倍です、高くて大きなマンションができそうです。


もしや? 「建設反対運動」がと思い、周囲を見回したのですが、ポスターも、幟も、看板も見当たりません。

着工予定が今年の12月1日とあり、この計画書が掲示されたのが6月8日です。反対者が居るならば、何か動きがあっていい時期です。

この様子ですと、反対の動きはなそそうです。このマンションは、高くても、大きくても、下町の環境を破壊しないのでしょうか?


もしかして、現在の建物の方が「下町の環境を破壊している」と思われているかも知れません。多分そうなんでしょう。

よそ者が、偶に懐かしんで眺めるぶんにはイイのですが、周りで毎日この建物を眼にして暮らしている住民にとっては、単なる「厄介者」なのかも?



建物が「崩壊」一歩手前と云うよりも、一部の崩壊が始まっており、周囲に危険を及ぼしている事。外観的にも見苦しく、周囲の環境を破壊している事。



そんな事で、安全で、綺麗な「マンション」への「建て替え」は、周囲の住民から「圧倒的?」な支持を得ているのでは? と想像します。

それにしても、数ヶ月生き延びたようですが、来年の早い時期には「同潤会三ノ輪アパート」の姿は消え去っている事でしょう。

破壊される現場に立ち会いたいです。これは「感傷」ではなく、建築物の解体現場を眺めるのが好きなのです。

好きな建物の解体を観るのは、「ドキドキハラハラ」でかなりの「興奮」だと思います。

「コスモスイニシア」に問い合わせしてみるか?


それでは、また明日。 





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