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“平成28年熊本地震から見えた新たな課題”を受講して

先週に引き続き21世紀文明研究セミナーの防災シリーズの中で開催された講演を紹介する。ここ数年、災害が日本を襲い、支援体制も整って来ているように感じているが、それが柔軟で地域に根差したものとなっていないために未だ満足できる状態になっていない。それを最近の熊本地震支援の事例等から問題点をさぐる。 こうした問題点を解消するべく、ここで同じく災害の多いインドネシアにあるPOSKOという自発的仕組を紹介し、学ぼうということだった。自発的で任意性の高いPOSKOは地域が混乱し、詳細な状況が不明でも一定の範囲での不公平を防ぐことができる。より個別の要求がある場合には個別の役割を担うPOSKOの設置によりある程度満足させられる。また、POSKOは大型施設のみで避難所機能を担う限界を補うことが可能。地域とのつながりの希薄な支援者が入ってもPOSKOの補助で活動が可能。専門性を持ったPOSKOにより、多様な支援が可能。様々な情報の氾濫や、移動する被災者の存在にも柔軟に対応可能、などのメリットが発揮できる、という。大いに考える点はあるようだ。 . . . 本文を読む
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