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株主総会とついでの美術鑑賞―神戸の会社の総会と“ベルギー奇想の系譜展”観覧

先週は、午前中神戸三宮である大手会社の株主総会があったので出かけた。去年社長が変わった。大手の社長の任期は短いように思う。これで長期経営戦略を立て実行できるのであろうか。この会社の社長は確かに、株主総会の運営は“無難”に運営できる人物だった。“無難”にやる個性無き経営、それで良いのか。株主総会だけでしか一般株主と経営者がコミュニケーションする機会がないが、その総会ではすれ違いの一方的対話となってしまっている。多分中国共産党の大会はこのようではないか。 午後はついでに兵庫県立美術館の“ベルギー奇想の系譜展”を見に赴いた。会場に最初に在ったのはヒエロニムス・ボス工房の“トゥヌクダルスの幻視”であった。“ボス工房が描く地獄の悪魔たちの姿はどこかユーモラスで、見る者の心を和ませる効果すらある。”ということだったが、普通の日本人には、この絵の文化的背景は分かり難い。こうしたヨーロッパ芸術の延長線上に、ムンクやダリの芸術があるのだろうとの理解はできたような気がする。しかしそういった感覚を確認するためには、何だか少し物足りなさを感じる展覧会だった。まぁ、こういうこともあるののだろう。 . . . 本文を読む
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