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西研・著“哲学の練習問題”を読んで

今回は西研・著“哲学の練習問題”を読んだので結果を報告したい。西研氏は先月末に投稿したNHK100分de名著シリーズの“カント『純粋理性批判』”の著者だ。非常に難解な“純粋理性批判”を実に分かり易く解説してくれていたので、この人の本を読みたくなり、この人の哲学入門書を調べた結果、この本と分かり、入手して読んだ。 この本の“あとがき”に“この本の原型は、1997年に1年間、毎日新聞の日曜文化面に掲載した「哲学の練習問題」である。その後『自分と世界をつなぐ 哲学の練習問題』(NHK出版)として単行本になっていたが、これを文庫化するにあたって、必要な箇所をアップデイトするだけでなく、各章の終わりにかなりの数の項目を新しく書き足した。”とある。つまり、結果として原著者が推敲に推敲を重ねた本である。やはり非常に読みやすいし、頭に入りやすい本だった。その点で名著ではないか。私には最上の哲学入門書と思えた。 . . . 本文を読む
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