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宮城谷 昌光・著“孟嘗君と戦国時代”を読んで

今回は宮城谷 昌光・著“孟嘗君と戦国時代”を紹介したい。ある日、整理できていない自分の部屋にこの本の表紙を見つけ、ある種のときめきを感じた。それは先週紹介した本と同じで、売られている書店で感じたものを蘇らせたものだった。同じく当然、そのまま見捨てることができずに取り上げて読み始めたのだった。とにもかくにも、私の愛読する中国古代歴史作家・宮城谷昌光氏の本なので、この忘れられた本に面白く興味津々で取り組んだのだった。 著者が小説『孟嘗君』を書いていることは知っていた。“鶏鳴狗盗”で有名な面白そうな人物なので是非読んでみたい。だが、文庫本にせよ全5冊の大作である。少々手を出し難い。そこで書店で見つけたこの本を取り上げてみた。 だがこれで小説『孟嘗君』を十分に熟読玩味できるだろうか。否、それでも注釈に注釈が付いているような内容を、立て板に水のごとく解説してくれている著者の記述に悩まされるのであろうか、自信が持てない。 . . . 本文を読む
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