The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
スポーツ・チーム監督の采配
またまた、どうでも良いことですが・・・・私にとっては大了解。
その道に明るい人にとっては 常識なのに、今頃そんなこと 分かったなどと大騒ぎするな・・・というようなこと。
しかも、分かったと言って喜んでいる私が これを知ったところで、何の役にも立たない。
この役に立たないことを知っている・・・・これを“教養”というが、ハテこれが “教養”か?
くだらない前説はさておき、本題です。また 野球の話。
スポーツ・チームの監督というか ここでは野球の監督なのだが、その要諦とは“その日、その時の旬な選手を使い切る”ことであるということ。“その日、その時の旬な選手”は誰か、それを十分に感じ取ることができて、その選手をピタリと適所に当て嵌めて使い切る、これが出来る監督が 一流の監督であると認識・理解したのです。
つまり 投手起用で 一旦ローテーションを作ると それに拘泥し、何とかそのローテーションを墨守することに 監督が汲々とすることは 決定的な誤りであり、監督としての仕事を見誤っている。またクローザーについても 一旦決めるとバカの一つ覚えのように 例えば“3枚のストッパー”などと称して その順序まで決めて繰り出してくる。これを愚の骨頂と言わずに何と言うべきか。
打線の定式化、ポジションの定位置化、これらは概ね チームの意識の沈滞化の大きな原因となる。
つまり、一旦 チーム内でのステータスが決めればそれを動かさない、となると、いつまでたっても若手の登場、活躍の場はないことになる。一方、レギュラーとなった選手は安泰となり 与えられた立場に安住し、冒険的な試みを放棄する。つまり、工夫しなくなる。そして、チーム全体に沈滞感が漂うことになる。
ロッテのバレンタイン監督の 日々打線変更するというやり方は 選手に緊張感を与え、チームを活性化させる究極のやりかたではないか。まぁ 何事もやり過ぎはダメかもしれないが・・・。
オリンピックの星野ジャパンも 本当に“旬な選手を使い切る”ことをしなかった。そして有力選手達を腐らせてしまった。
今年後半の 巨人と阪神のチーム力の差も こんなところに原因があったのではないか。
阪神に勢いがあった数年前は 例えば 外野のポジションには4人がひしめいていた。内野も選手にはいつレギュラーから転落するか分からない状況が作り出されていた。今年はそういう緊張感は無かったのではないか。
ところが巨人は 今年後半はそうならなかった。ケガ人が多かったから、ということもあるかも知れないが、あの快進撃を開始する前、原監督は“その時の旬な選手を使い切ることに決めた”といったような話を聞いたような気がする。その方針が徹底したのか 若手が育ち、ベテランも奮起する結果となった。
阪神の監督は“最後は、藤川を出して 彼が打たれたのでは仕方ない。”と語っていたようだが、これでは 本当に監督の仕事をしていたとは言えないのだ。ポジティブな緊張感がなく、諦めの疲労感しか残らない。巨人ベンチはクルーンをあっさり見限り、若手を起用できたのとは対照的だ。
阪神のチームの姿は ここ何年も変化はなかったし、若手も育たなかった。いつの間にか藤川に限らず、特定の個人にこだわる雰囲気があった。来年は、相当 選手を入れ替えないとダメだろう。入れ替えた結果 戦力ダウンとならずに、良い緊張感を醸し出せるか、それが新監督の課題だろう。
監督は常にチームの最高の状態を引き出し、それを相手チームにぶつけなければならない。そのために監督には 常に“その時、旬な選手は誰か”を見極める 眼力と野球センスが問われるのだ。人は常に変化し、成長する者もいれば、工夫せず衰える者もいる。常に、きのうと同じではないのである。監督はその状態を見極める研ぎ澄まされた感覚と緊張感が必要であり、しかもそれを持続させなければならない。また 変化する人を良い方向に育成することも必要だ。選手は心技体というが、だからこそ監督は人心収攬だけでは不足なのだ。人心・人技・人体収攬の術が必須なのだ。
考えてみれば 監督とはやっぱり相当にツライ仕事だ。
しかし、プロ野球には それなりに一流の人材が豊富に集まっているので厚い選手層からの起用が 可能である。
一般企業、それも中小企業以下になると 層の厚い人材からの起用など不可能だ。そうなると、手取り足取りの人材育成が 必要になってくる。手取り足取りのOJTはその上司のプレイイング・マネージャーにはかなりな負担だ。育成した人材が失敗しても 取って替わる人材は普通いないし、そんな人的余裕もない。なので転職されるようなことになると 悲惨だ。
だから、我々がプロ野球監督の采配要諦を大悟了解しても、それは役に立たない知識なのだ。この役立たない知識は教養となるのか。
短い文ですませるつもりが 思わず長くなってしまった。駄文許し給え。
その道に明るい人にとっては 常識なのに、今頃そんなこと 分かったなどと大騒ぎするな・・・というようなこと。
しかも、分かったと言って喜んでいる私が これを知ったところで、何の役にも立たない。
この役に立たないことを知っている・・・・これを“教養”というが、ハテこれが “教養”か?
くだらない前説はさておき、本題です。また 野球の話。
スポーツ・チームの監督というか ここでは野球の監督なのだが、その要諦とは“その日、その時の旬な選手を使い切る”ことであるということ。“その日、その時の旬な選手”は誰か、それを十分に感じ取ることができて、その選手をピタリと適所に当て嵌めて使い切る、これが出来る監督が 一流の監督であると認識・理解したのです。
つまり 投手起用で 一旦ローテーションを作ると それに拘泥し、何とかそのローテーションを墨守することに 監督が汲々とすることは 決定的な誤りであり、監督としての仕事を見誤っている。またクローザーについても 一旦決めるとバカの一つ覚えのように 例えば“3枚のストッパー”などと称して その順序まで決めて繰り出してくる。これを愚の骨頂と言わずに何と言うべきか。
打線の定式化、ポジションの定位置化、これらは概ね チームの意識の沈滞化の大きな原因となる。
つまり、一旦 チーム内でのステータスが決めればそれを動かさない、となると、いつまでたっても若手の登場、活躍の場はないことになる。一方、レギュラーとなった選手は安泰となり 与えられた立場に安住し、冒険的な試みを放棄する。つまり、工夫しなくなる。そして、チーム全体に沈滞感が漂うことになる。
ロッテのバレンタイン監督の 日々打線変更するというやり方は 選手に緊張感を与え、チームを活性化させる究極のやりかたではないか。まぁ 何事もやり過ぎはダメかもしれないが・・・。
オリンピックの星野ジャパンも 本当に“旬な選手を使い切る”ことをしなかった。そして有力選手達を腐らせてしまった。
今年後半の 巨人と阪神のチーム力の差も こんなところに原因があったのではないか。
阪神に勢いがあった数年前は 例えば 外野のポジションには4人がひしめいていた。内野も選手にはいつレギュラーから転落するか分からない状況が作り出されていた。今年はそういう緊張感は無かったのではないか。
ところが巨人は 今年後半はそうならなかった。ケガ人が多かったから、ということもあるかも知れないが、あの快進撃を開始する前、原監督は“その時の旬な選手を使い切ることに決めた”といったような話を聞いたような気がする。その方針が徹底したのか 若手が育ち、ベテランも奮起する結果となった。
阪神の監督は“最後は、藤川を出して 彼が打たれたのでは仕方ない。”と語っていたようだが、これでは 本当に監督の仕事をしていたとは言えないのだ。ポジティブな緊張感がなく、諦めの疲労感しか残らない。巨人ベンチはクルーンをあっさり見限り、若手を起用できたのとは対照的だ。
阪神のチームの姿は ここ何年も変化はなかったし、若手も育たなかった。いつの間にか藤川に限らず、特定の個人にこだわる雰囲気があった。来年は、相当 選手を入れ替えないとダメだろう。入れ替えた結果 戦力ダウンとならずに、良い緊張感を醸し出せるか、それが新監督の課題だろう。
監督は常にチームの最高の状態を引き出し、それを相手チームにぶつけなければならない。そのために監督には 常に“その時、旬な選手は誰か”を見極める 眼力と野球センスが問われるのだ。人は常に変化し、成長する者もいれば、工夫せず衰える者もいる。常に、きのうと同じではないのである。監督はその状態を見極める研ぎ澄まされた感覚と緊張感が必要であり、しかもそれを持続させなければならない。また 変化する人を良い方向に育成することも必要だ。選手は心技体というが、だからこそ監督は人心収攬だけでは不足なのだ。人心・人技・人体収攬の術が必須なのだ。
考えてみれば 監督とはやっぱり相当にツライ仕事だ。
しかし、プロ野球には それなりに一流の人材が豊富に集まっているので厚い選手層からの起用が 可能である。
一般企業、それも中小企業以下になると 層の厚い人材からの起用など不可能だ。そうなると、手取り足取りの人材育成が 必要になってくる。手取り足取りのOJTはその上司のプレイイング・マネージャーにはかなりな負担だ。育成した人材が失敗しても 取って替わる人材は普通いないし、そんな人的余裕もない。なので転職されるようなことになると 悲惨だ。
だから、我々がプロ野球監督の采配要諦を大悟了解しても、それは役に立たない知識なのだ。この役立たない知識は教養となるのか。
短い文ですませるつもりが 思わず長くなってしまった。駄文許し給え。
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