The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
水素自動車試乗記
先日、大阪のグランキューブで開催された “FC EXPOセミナーIn大阪” に行って来ました。聴講セミナーは次の通り。
(1)“燃料電池に関する取組みの現状” 経産省資源エネルギー庁新エネルギー対策課 渡邊重信 氏
(2)“水素貯蔵材料技術開発の展開” 産業総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 栗山信宏 氏
(3)“Hondaに於ける自動車用燃料電池の開発” ㈱本田技術研究所 四輪開発センター 守谷隆史 氏
この展示会・セミナーでは、燃料電池自動車の試乗会が 併せて開催されていて、グランキューブのあるブロックの周囲を 試走するものでした。試乗対象車は トヨタのFCHVとトヨタと日野の開発した燃料電池バス、マツダのRX-8の水素ロータリー・エンジン車でした。
試乗を申し込んだ時は 既に どうやらラスト・チャンスだったようで14時半の試乗となりました。
私は マツダのRX-8に試乗することにしました。それは、かねてからマツダという 自動車メーカーに興味を持っていたこと、一度 ロータリー・エンジン車に乗ってみたかったこと、スポーツ・カーなのにフォー・シーターであるという珍しい車だということ などによる興味からでした。そして、この車、正確には燃料電池車ではなく、水素自体をエネルギー源にしているロータリー・エンジン車です。
運転席を後ろから撮影したくて、後部座席に座りましたが さすがに狭く感じました。スポーツ・カーのフォー・シーターは やっぱり無理があると感じました。(このフォー・シーターのいわれは、“マツダはなぜ、よみがえったのか?”に詳しく出ています。)
以下 同乗時に マツダ側担当者(運転者)と 私を含め試乗者3人が 交わした質疑応答によるものです。
水素は パワーが出ないとの説明で、走行中に水素からガソリンに切り替えて 出力の違いから グーンと速度が出る様子を味わせてくれました。(掲示されていたデータによると 最高出力:水素・80kW 109PS,ガソリン・154kW 210PS) ところが、BMWの水素自動車は 出力の変化はないと言っているらしいのです。
この場では、何故パワーが出ないのに スポーツカーに適用したのか 不明でしたが、ロータリー・エンジンの場合 水素化は容易で それを実機で 試みたところ ロータリー・エンジンを搭載していた実機が スポーツ・カーだったという 単純な理由であろうと思われます。ちなみに この車は、スェーデンに輸出するという車と全く同じタイプとのことでした。
走行中は 水素からガソリンには換えられるが ガソリンから水素には換えられないとのことで、これは安全上の問題とのことでした。一旦 停車してからならば どちらからでも切り替えられるとのこと。
ロータリー・エンジンの場合 既存のシステムに水素システムを搭載したようなイメージのため、外観が 通常のロータリー・エンジンと変わりが無いとのことで、しいてボンネットは 開放してくれませんでした。また、発電した電力を蓄える2次電池が不要な分 車体が軽いという利点がある由。
高圧水素ガスタンクを搭載しているので、長時間放置して水素が抜けるようなことはないか、との私の問いに怪訝な様子で、そういうことはなかった、と 説明してくれました。
エンジン音が大きい印象ではありましたが、ロータリー・エンジンがそうなのか水素燃料のせいなのか、ロータリー・エンジン車に初めて乗った私には不明です。しかし、水素燃料での走行には本質的な問題はないような気がしました。
(1)“燃料電池に関する取組みの現状” 経産省資源エネルギー庁新エネルギー対策課 渡邊重信 氏
(2)“水素貯蔵材料技術開発の展開” 産業総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 栗山信宏 氏
(3)“Hondaに於ける自動車用燃料電池の開発” ㈱本田技術研究所 四輪開発センター 守谷隆史 氏
この展示会・セミナーでは、燃料電池自動車の試乗会が 併せて開催されていて、グランキューブのあるブロックの周囲を 試走するものでした。試乗対象車は トヨタのFCHVとトヨタと日野の開発した燃料電池バス、マツダのRX-8の水素ロータリー・エンジン車でした。
試乗を申し込んだ時は 既に どうやらラスト・チャンスだったようで14時半の試乗となりました。
私は マツダのRX-8に試乗することにしました。それは、かねてからマツダという 自動車メーカーに興味を持っていたこと、一度 ロータリー・エンジン車に乗ってみたかったこと、スポーツ・カーなのにフォー・シーターであるという珍しい車だということ などによる興味からでした。そして、この車、正確には燃料電池車ではなく、水素自体をエネルギー源にしているロータリー・エンジン車です。
運転席を後ろから撮影したくて、後部座席に座りましたが さすがに狭く感じました。スポーツ・カーのフォー・シーターは やっぱり無理があると感じました。(このフォー・シーターのいわれは、“マツダはなぜ、よみがえったのか?”に詳しく出ています。)
以下 同乗時に マツダ側担当者(運転者)と 私を含め試乗者3人が 交わした質疑応答によるものです。
水素は パワーが出ないとの説明で、走行中に水素からガソリンに切り替えて 出力の違いから グーンと速度が出る様子を味わせてくれました。(掲示されていたデータによると 最高出力:水素・80kW 109PS,ガソリン・154kW 210PS) ところが、BMWの水素自動車は 出力の変化はないと言っているらしいのです。
この場では、何故パワーが出ないのに スポーツカーに適用したのか 不明でしたが、ロータリー・エンジンの場合 水素化は容易で それを実機で 試みたところ ロータリー・エンジンを搭載していた実機が スポーツ・カーだったという 単純な理由であろうと思われます。ちなみに この車は、スェーデンに輸出するという車と全く同じタイプとのことでした。
走行中は 水素からガソリンには換えられるが ガソリンから水素には換えられないとのことで、これは安全上の問題とのことでした。一旦 停車してからならば どちらからでも切り替えられるとのこと。
ロータリー・エンジンの場合 既存のシステムに水素システムを搭載したようなイメージのため、外観が 通常のロータリー・エンジンと変わりが無いとのことで、しいてボンネットは 開放してくれませんでした。また、発電した電力を蓄える2次電池が不要な分 車体が軽いという利点がある由。
高圧水素ガスタンクを搭載しているので、長時間放置して水素が抜けるようなことはないか、との私の問いに怪訝な様子で、そういうことはなかった、と 説明してくれました。
エンジン音が大きい印象ではありましたが、ロータリー・エンジンがそうなのか水素燃料のせいなのか、ロータリー・エンジン車に初めて乗った私には不明です。しかし、水素燃料での走行には本質的な問題はないような気がしました。
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