The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
国家の理念
G8も終り、ようやく レームダックの小泉氏の おふざけ外遊は終りを告げたようです。
何だか、公私混同はなはだしい印象です。どうやら 盟友ブッシュも 完璧にあきれ果てた様子という 報道もあります。
フランスのシラク首相は 日本趣味で、プラーベートで密かに 相当来日しているとか。それに比べて 我が首相のパフォーマンスは下劣。国辱的にすら見えます。
さて、そのG8と ほぼ同時並行で 行われた 国連安保理事会での 日本外交は 本当に所期の目的を達したのでしょうか。つまり、拉致問題解決に向けての何らかの前進は有ったのでしょうか。
終わってみれば 米中2国間協議で コトは決した印象です。日本は 米国に 2階に上げられて ハシゴを外されたのでは ないでしょうか。外交無策のように見えます。
ここのところ 国家安全の方にばかり問題の目が逸らされて 問題の本質を捉え損なっているような気がします。北朝鮮の軍事力が それほど強大であるとは とても思えません。
北が 保有している核兵器はプルトニウム爆弾のようです。核兵器・原子爆弾について私の理解は、理系出身でありながら 極めて 雑駁で恐縮ですが 次の表のようです。
あまりにも 雑駁で 誤解があるかも知れませんが プルトニウム爆弾は 一般的には図体が大きく運搬手段に困ってしまうらしいのですね。現在 北が持っているミサイルで間に合うのかどうか。そこで 彼らはウラニウム爆弾の開発に躍起になっているのでしょう。
3年ほど前だったでしょうか、米国の調査団が 北の核の開発状況を 調査したことがありました。この時 北は 必死に精製したウランを提示して “どうだ、北には核兵器がある、という確証を持っただろう。” と その調査団に迫ったのですが、米国側は そのウランの純度も低く、量もわずかなようなので、“一生懸命 作った タイヤを見せられて、どうだ、自動車が作られていると思うだろう、と言われているようなものだ。” と一蹴したという報道がありました。あのNHKも 放送していましたが、私も 乏しい英語力で 英字新聞のそのような記事をたまたま読んだ記憶があります。調査団の面白い比喩でしたので記憶にありました。
その後も、ウラニウム爆弾が できているという確証はないと見るのが 大方のようで、もし できていれば 逆に 彼ら北は ブラフの喧伝材料として効果的に使用しているものと思われます。
もし 北がミサイルへの搭載をあきらめて、大型爆撃機を編成して プルトニウム爆弾を投下しようとしても、燃料が乏しく パイロットの練度も低くい中では、自衛隊のF16の迎撃の前に簡単に 日本海上で撃墜全滅されてしまうでしょう。
古い知識がベースで、最新の実態を反映していない議論と思われるかも知れませんが、この推論は あまり大きく的を外れていないと思っています。
かつての米ソ冷戦の時代に ソ連はもっと激しく ミサイル実験や 核実験を していましたが、その当時には 今のような 騒ぎは ありませんでした。当時の大国ソ連にとっては 日本に核爆弾投下することは 今の北朝鮮より 容易だった、と想像されます。にも かかわらず 何故、今、このように大騒ぎするのでしょう。
あまつさえ 敵地(策源地)攻撃論まで 登場し、法理論的には 当然の権利とは言うものの、状況をわきまえていないため、逆に国際的非難を招く始末です。
今回の 韓国政府の対応は はるかに大人に見えます。
このように見てくると、軍事的な安全保障問題よりも、拉致問題解決が日本の当面最大で喫緊の外交課題のであると思われるにもかかわらず、結果として何ら前進を見ていないのは外交無策と 見られても 仕方ない、と思うのです。
何故 そうなるのか。それは 日本に 国家的理念と それに基づく戦略が 無いからだと思うのです。世界中が 納得・理解してくれる理念とそれを 全面に押し出す表現力に乏しいため、第三国の理解が得られず、気が付けば国際的に孤立してしまっている。いつも そういうことの繰り返しのように見えます。拉致問題の主張は 当然の権利ですが、その 権利ですら 主張できないことになっているような気がします。
米国ベッタリで その米国に ハシゴを はずされれば それで 全ては終わってしまう、米国の属国のような政府では どの国の政府も 真剣に相手にしてくれません。
やはり 至極当然のことではありますが 国家にとって、その理念と それを実現するための戦略が 無ければ 国家としての体を成さず、真の存続すら危うくなるものと思われます。“品格ある国家”には“格調高い理念”が 必要だと思うのです。
これは、企業にとっても 同じことと 言えるのではないでしょうか。
何だか、公私混同はなはだしい印象です。どうやら 盟友ブッシュも 完璧にあきれ果てた様子という 報道もあります。
フランスのシラク首相は 日本趣味で、プラーベートで密かに 相当来日しているとか。それに比べて 我が首相のパフォーマンスは下劣。国辱的にすら見えます。
さて、そのG8と ほぼ同時並行で 行われた 国連安保理事会での 日本外交は 本当に所期の目的を達したのでしょうか。つまり、拉致問題解決に向けての何らかの前進は有ったのでしょうか。
終わってみれば 米中2国間協議で コトは決した印象です。日本は 米国に 2階に上げられて ハシゴを外されたのでは ないでしょうか。外交無策のように見えます。
ここのところ 国家安全の方にばかり問題の目が逸らされて 問題の本質を捉え損なっているような気がします。北朝鮮の軍事力が それほど強大であるとは とても思えません。
北が 保有している核兵器はプルトニウム爆弾のようです。核兵器・原子爆弾について私の理解は、理系出身でありながら 極めて 雑駁で恐縮ですが 次の表のようです。
あまりにも 雑駁で 誤解があるかも知れませんが プルトニウム爆弾は 一般的には図体が大きく運搬手段に困ってしまうらしいのですね。現在 北が持っているミサイルで間に合うのかどうか。そこで 彼らはウラニウム爆弾の開発に躍起になっているのでしょう。
3年ほど前だったでしょうか、米国の調査団が 北の核の開発状況を 調査したことがありました。この時 北は 必死に精製したウランを提示して “どうだ、北には核兵器がある、という確証を持っただろう。” と その調査団に迫ったのですが、米国側は そのウランの純度も低く、量もわずかなようなので、“一生懸命 作った タイヤを見せられて、どうだ、自動車が作られていると思うだろう、と言われているようなものだ。” と一蹴したという報道がありました。あのNHKも 放送していましたが、私も 乏しい英語力で 英字新聞のそのような記事をたまたま読んだ記憶があります。調査団の面白い比喩でしたので記憶にありました。
その後も、ウラニウム爆弾が できているという確証はないと見るのが 大方のようで、もし できていれば 逆に 彼ら北は ブラフの喧伝材料として効果的に使用しているものと思われます。
もし 北がミサイルへの搭載をあきらめて、大型爆撃機を編成して プルトニウム爆弾を投下しようとしても、燃料が乏しく パイロットの練度も低くい中では、自衛隊のF16の迎撃の前に簡単に 日本海上で撃墜全滅されてしまうでしょう。
古い知識がベースで、最新の実態を反映していない議論と思われるかも知れませんが、この推論は あまり大きく的を外れていないと思っています。
かつての米ソ冷戦の時代に ソ連はもっと激しく ミサイル実験や 核実験を していましたが、その当時には 今のような 騒ぎは ありませんでした。当時の大国ソ連にとっては 日本に核爆弾投下することは 今の北朝鮮より 容易だった、と想像されます。にも かかわらず 何故、今、このように大騒ぎするのでしょう。
あまつさえ 敵地(策源地)攻撃論まで 登場し、法理論的には 当然の権利とは言うものの、状況をわきまえていないため、逆に国際的非難を招く始末です。
今回の 韓国政府の対応は はるかに大人に見えます。
このように見てくると、軍事的な安全保障問題よりも、拉致問題解決が日本の当面最大で喫緊の外交課題のであると思われるにもかかわらず、結果として何ら前進を見ていないのは外交無策と 見られても 仕方ない、と思うのです。
何故 そうなるのか。それは 日本に 国家的理念と それに基づく戦略が 無いからだと思うのです。世界中が 納得・理解してくれる理念とそれを 全面に押し出す表現力に乏しいため、第三国の理解が得られず、気が付けば国際的に孤立してしまっている。いつも そういうことの繰り返しのように見えます。拉致問題の主張は 当然の権利ですが、その 権利ですら 主張できないことになっているような気がします。
米国ベッタリで その米国に ハシゴを はずされれば それで 全ては終わってしまう、米国の属国のような政府では どの国の政府も 真剣に相手にしてくれません。
やはり 至極当然のことではありますが 国家にとって、その理念と それを実現するための戦略が 無ければ 国家としての体を成さず、真の存続すら危うくなるものと思われます。“品格ある国家”には“格調高い理念”が 必要だと思うのです。
これは、企業にとっても 同じことと 言えるのではないでしょうか。
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