goo

新年に 思う

新年早々、不況について語るつもりはない。今年のこと より、もう少し先のことを述べてみたい。
昨年末、プリウスの開発について ほんの少し調べてみる機会があった。その調査自体は未完であるが、その途中での感じたことがあるのだ。

それは この不況の先というか 不況を乗り越えた先の世界は 明らかにこれまでとは異なる世界になっているように感じるようになったのだ。プリウスに代表されるような ハイブリッド車または電気自動車、水素ガス燃焼車か燃料電池車が 町中にあふれているような世界になっているような気がするのだ。つまり ガソリン車は おそらく 時代遅れの淘汰される車種になっているように思うようになった。

そのような 気配は 設置型の家庭用燃料電池が 今年から一般に市販されることになったことからも 感じ取ることができる。

リチウム電池の改良も急テンポである。この電池の安全性が確保されれば 車載用に容易に転換できるであろう。いや 太陽電池も旧来型の製造プロセスが 見直されつつあるようだ。

何の根拠も無いことだが、一連のエネルギー革命が 起きて 石油依存社会が 米国の経済力の低下とともに崩れ去って行くような気が 何となくするのだ。
したがって、旧来型の ガソリン車しか作れない自動車メーカーは淘汰されるだろう。
また、21世紀は そうでなければ ならないような気もするのだ。これは 私の中では CO2温暖化とは 何ら関係ないことだが・・・。

それにしても、トヨタの新車開発力には 舌を巻くものがある。93年に 豊田英二氏が 21世紀に向けた 新たなコンセプトの車を開発するべきだ、との指示を出して、97年に開発車の販売に漕ぎ着けたということだから、新コンセプト車開発に たった4年かかっただけだと言うことになる。私が これまで聞いていたのは 従来型車のフル・モデル・チェンジで それくらいの期間が必要だということだったが、これまでと全く異なるタイプの車の開発に それと同じ時間で済ませるというのは 何とも凄いことである。
それも 開発担当者・責任者は 開発のステージで次々変わっていくが、開発された技術や方向性はきちんと伝承されて行っている。このように しっかりした企業文化の基盤があるというのは 驚異的な強みであるのだと感じている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明けましてお... “ISOを活かす―... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。