The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
7月に鑑賞した映画の紹介―佳境の“名探偵ポアロ”
それにしても暑い。暑い中、高校野球がたけなわ。いつものTV番組が特に関西では見れなくなっている。高校野球は今や、出場校の縁者ぐらいしか見ないのではないか。だから、春の選抜は中継しなくなった。ところが、夏の大会はアナクロに冒された報道人が関西には未だに居るようだ。中等学校野球大会が始まりだが、昔は見れるスポーツがなかった。当然プロ野球もなかった時代の熱狂ではなかったか。このネット時代にはもっと見るべきものがあろう。女子サッカーのワールド・カップの方が見がいがあった、というものだ。
それに高校サッカーやインターハイをTV中継しているか?何故、高校野球だけはこんなに騒ぐのか。中には地方予選を中継放送する場合もある。それに野球はサッカーなどに比べると格段に費用が掛かるとされている。かつて貧乏だったしこれから貧乏になりそうなこの国で何故野球が人気があるというのか、不思議なのだ。正岡子規の影響なのか?
それに高校野球は残念なことに、というより当然ながらプロよりも明らかにヘボい。相手エラーでヒットになっている。長打は大抵守備側のミスによるものだ。その失策を見て、それが面白い、愉快なのか。一体、何なんだ?
しかも今や熱中症警戒アラートの出る時代、予定消化のためにムリヤリやるようでは、本末転倒であろう。
屋根のない球場にこだわるのも不思議だ。この時代、ドーム球場で真昼間、冷房ガンガンでやるべきではないのか。だがそれは環境無視と言われる時代ではないか。もうそろそろ高校野球も考える時代ではないのか。それとも大人の利権でやっているのか。“守るべき伝統ダ”と仰るのか?守るべき伝統は他にあるのではないか。
“台風が来た”ということで、長崎平和祈念式典は縮小された。 しかもこのニュース自体が無視された傾向にある。果たして、台風ごときでそんなことをして良かったのか。やがて“被爆者”は居なくなる。そうなれば、いよいよ式典をやる意味がなくなる・・・そうではないか。平和の鐘は結局そんなに“やわなもの”だったのか?そんな前例を作って、それでよかったのか?縮小は1度たりとも絶対にやってはいけなかった!これぞ“守るべき伝統”ではなかったか。台風が来たのなら、別の日に盛大にやるべきだったのではないか?むしろ“その当日にやること”にどれほどの意義があったのか?
日大アメフト不祥事、理事長、学長、副学長、揃いも揃ってふんぞり返っての御会見。言語明瞭意味不明!不祥事の自覚サラサラ無きが如し。
ついでに理事長もお飾りの御自覚ない御会見で、そう言われることがいかにも“不快である”と言いたげ。逆切れ?この理事長、世評・他人事には辛口だったが、御自身の評価には甘口。
そもそもこのオバサン、権力にすり寄って、御追従の才能でのし上がって来た!だからテキトーなモノ書きオバサンの実態を露呈。カイカク・ゴッコで大いにはしゃいでいたけどヤッパリ・ソーカだよネ!!ゴクロウサマ!!!
どうやら不祥事は日大OB検察出身の副学長にお任せ!それが何だか俺は業界人だと言いたげで、いきなり“ブツ”とか“パケ”とか宣い、元検察官のレベルや品位低下を体現なさられた雰囲気。どうやら本音は検察・警察の癒着関係で決着させるつもりだったのか?それとも闇世界や権力との癒着は今や検察官の仕事のやり方・常識なのだろか?
ところが会見の翌日、彼らの台詞はウソではなかったかと思われる指摘が、警視庁関係者から暴かれた。 その御会見内容を覆す反応だった。あの3名ダケは口裏を合わせたつもりだったが、対話の相手から裏切られた次第だ。もろくも筋書きは簡単に崩れ去った!
犯罪を目の当たりにしてなお本当に教育的配慮をしたのか?経時変化で証拠が隠滅できると思ったのではないのか?犯罪者は複数いるにもかかわらず、一人だけ犠牲にして糊塗しようとしたのではないか?とにかく時間の経つのを待っていたし、今も待っているのではないか?
だがしかしこうなったら、いずれ真相を白状せざるを得ない結末になるのは明らかなのニィ!
そもそもニチダイ危機管理学部は一体どんな研究をしているのか?その研究“成果”は信頼できるのか?
この理事長著名な文筆家でありながら、その“インキチ”を露呈した会見であった?それとも大根役者3人組のカイカク・ゴッコ、“番茶劇”の真相を明かす大見世物の始まり、はじまりぃ~ッ!おっ楽しみ~ィ!
中国が日本への団体観光旅行を認めたという。迷惑な話だ。またあの横柄が大手を振ってやってくるのか?
日本は核で汚染された危険な国ではなかったのか?中国が盛大にやっているトリチウムの放出を日本は縮小してやろうとしているのをケシカランと大批判していたのではなかったか?
それが真実となると太平洋の魚介は勿論、中国近海の魚介は食べてはならないはずだが、彼らは漁獲を揚げているのではないか・・・そうか!あの横柄をまき散らすために解禁するのか!それとも新手のコロナをまき散らす計画の嫌がらせの一種なのか?正に嫌がらせの国!!!
翻って、今年は日中平和友好条約が結ばれてから45年目に当たる、という。そこには“反覇権主義”が唱えられていて、それは中国側の強い要望によるものだった、という。それを今や中国側が破って覇権主義に走っている。“日中両国が相互不可侵とともに「反覇権」を約束した”ハズ!だったのだ。それにもかかわらず、今や尖閣を狙って軍事的圧力をかけ続けている。如何に、彼らがその時々の勝手で“御都合主義”であるのかの証拠だ。正に嫌がらせだけで成り立っている嫌味な国なのだ!!!
こんな国・政府に協力する意味・意義があるのだろうか?引っ越しできないのが残念!できるだけ穏便に、触らぬ神に祟りなし!くわばら、クワバラ、ナンマンダブー!!ダケド、向こうからズケズケやって来るモンなぁ~!?
さて、今回は本来はお盆休みとしたいところだが、前月の映画鑑賞の結果を報告したいので、兎に角そうすることとした。
先月は総数41本。内訳はBSシネマ9本、それに既に持っていたCDを改めて見たのが1本。レンタル・ビデオが31本。レンタル・ビデオの内30本が“名探偵ポアロ・シリーズ”、1本が“D坂の殺人事件”だった。結果、過半が全体で見ても“名探偵ポアロ”で、正に佳境に入ったと言える。
先ずはBSシネマの紹介から。
①7月4日“はじまりのうた Begin Again”2013年・米・監督:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン、ジェームズ・コーデン、ヤシーン・ベイ、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー
正直言って良く分からない映画だった。シンガー・ソング・ライターとプロデューサーの話だが、当初は荒れていたプロデューサーがいつの間にか次第に創造的になり、共同でアルバム制作に入り、エンド・ロールでは上手く行ったという内容だが、何だかストーリーがダラダラとした印象で鬱陶しい印象だった。
②7月7日“限りなき追跡 Gun Fury”1953年・米・監督:ラオール・ウォルシュ
出演: ロック・ハドソン、ドナ・リード、フィル・ケリー、レオ・ゴードン、パット・ホーガン、ロバータ・ヘインズ、リー・マーヴィン、ネヴィル・ブランド
勧善懲悪の西部劇。南北戦争後の精神面で南部の荒れた状態が出ている?
③7月10日“起終点駅 ターミナル”2015年・日本・監督:篠原哲雄、原作:桜木紫乃
出演:佐藤浩市、本田 翼、中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子
どうしようもない運命に心の隙を突かれたのを真面目に悔いた男が、日本の北の果てで過ごした哀しい25年。それを突き動かしたのは一途な若い娘と実の息子。日本的な良い映画だ。
④7月12日“キャスト・アウェイ Cast Away”2000年・米・監督:ロバート・ゼメキス
出演者 トム・ハンクス、ヘレン・ハント、ニック・サーシー、クリス・ノース
孤島でのロビンソン・クルーソー的生活の、トム・ハンクスのほとんど一人芝居。トム・ハンクスが「孤島に取り残された現代人」というアイデアを脚本家のウィリアム・ブロイルス・Jrに持ちかけ映画化したフィクションだという。FedEx関与のPR映画?ロビンソン・クルーソーと同じく4年の孤島生活。孤島ではみじめに自殺しようとしたが失敗して、逆に生き抜いたが、帰って見れば恋人も他人と結婚して一児を成していて、返って底知れぬ孤独、実に哀しい。それでもやっぱり生きていく決意を為す。
⑤7月13日“地獄の黙示録 ファイナルカット Apocalypse Now Final Cut”2019年(2019年)・米・監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、アルバート・ホール
これまで2度見て眠ってしまった。何だか冗長に過ぎる。3度目の正直。
蒸し暑い熱帯雨林・ジャングル戦での狂気。米軍では大隊長クラス以上になると勝手なことができる組織になっているのか。カーツ大佐はもとより、キルゴア中佐も然り。ウィラードの乗船したプラスティック・ボートのクルーの士気もいい加減。民間船を臨検すると言って無用に停船させて突然皆殺しにする。或いは勝手に着色発煙筒を焚いたりする。狂気ばかりが溢れている。だが、その大仰さに比べてラストは映像的に盛り上がりに欠けるような気がした。暗喩のようで大袈裟な牛殺害シーンは余計?
⑥7月18日“阪急電車 片道15分の奇跡”2011年・日本・監督:三宅喜重、原作:有川浩(ヒロ)
出演:中谷美紀、戸田恵梨香(神戸市)、南果歩(尼崎市)、宮本信子、 谷村美月(大阪府)、 有村架純(伊丹市)、芦田愛菜(西宮市)、鈴木亮平(西宮市)、勝地涼、玉山鉄二(京都府)、高橋努、大杉漣、高須瑠香(大阪府)
見たのは確かBSで2度目で深く面白く味わえた。主役、原作皆女性で、女性に男が絡む映画。関西出身俳優陣で固めた。主役は中谷なのか宮本なのか判然としない。今津を通らない阪急今津線(西宮北口の北側なので北今津線と呼ぶ?)が舞台。萩原時江(宮本)が年の功で女性達の生き様を小気味よくジャッジする。最後に御行儀の悪いおばさん連に鉄槌!戸田はヤンチャやったンでああいう役回りか、ピッタリ?
⑦7月20日“大人は判ってくれない Les Quatre Cents Coups”1959年・仏・監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオ、パトリック・オーフェー、アルベール・レミー、クレール・モーリエ
淡々と家庭愛のない少年の日常を描く。母親が父無し子をおろそうとしたのを祖母が止めて、僕が居ると言っていた海に憧れる少年。父親とは血のつながりはない。母親に入れられた鑑別所が“似合いだよ”と言われ、そこを脱走して海辺に行き渚で立ち止まって映画は終わる。この少年の未来はあるのか?
Wikipediaによれば“原題の「Les Quatre Cents Coups」(直訳すれば「400回の殴打、打撃」)は、フランス語の慣用句「faire les quatre cents coups」(「無分別、放埓な生活をおくる」といった意味)に由来”。
⑧7月27日“スパルタカス Spartacus”1960年・米・監督:スタンリー・キューブリック
出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ、チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ、ジョン・ギャヴィン、トニー・カーティス
第三次奴隷戦争の実話を元にした小説が原作のようだが、脚本は様々に書き換えられたようだ。昔にTV放映で見たハズだが、忘れた。監督がキューブリックとは知らず。だが、本人は“死ぬまでこの映画を自分の作品とは認めず、「あの映画には失望した」とまで言っていた”由。確かに、迫力不足。反乱が主体なのに戦闘シーンが少ない!結構、高評価だというのが不思議だ。ジーン・シモンズが良い。
⑨7月28日“燃える平原児 Flaming Star”1960年・米・監督:ドン・シーゲル
出演:エルヴィス・プレスリー、バーバラ・イーデン、ドロレス・デル・リオ、スティーヴ・フォレスト、ジョン・マッキンタイア、ロドルフォ・アコスタ、カール・スウェンソン、フォード・レイニー 、リチャード・ジャッケル、L・Q・ジョーンズ、ダグラス・ディック
プレスリーの陽気に歌って歌謡ショウかと思いきや・・・。白人社会とネイティブの間の軋轢の悲しい話。シンド過ぎて中でチョット眠ってしまった。かわいい魔女ジニーのバーバラ・イーデン出演は全く気付かず。始めに出ていた?クレア・ハフェイカー原作の小説“燃える槍”の映画化の由。原題の意味は“輝く星”で“インディアンは死を迎える時に輝く星を見る”という伝説から。
CDで所有していて、見ていなかった映画の紹介だ。
⑩7月31日“第三の男 The Third Man”1949年・英・監督:キャロル・リード、音楽:アントン・カラス(チター演奏)
出演:ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード、バーナード・リー、パウル・ヘルビガー
恥ずかしながら見たことがなかったが、以前に買ってあったCDを引っ張り出して見た。カメラワークが70年前にしては現代的で何となく、アリダ・ヴァリやオーソン・ウェルズが良い。ウィーンの4つの国米英仏ソによる分割統治下での警察の複雑さが背景にある。ラストのアンナの毅然とした態度に、ホリーが語りかけられないほどだったのは原作と異なっている由で負けない女が良い。ハリーがホリーを悪人と知らなかったのが間違いか?
次がレンタル・ビデオで“名探偵ポアロ”以外の映画。
⑪7月15日“D坂の殺人事件”1998年・日本・監督:実相寺昭雄
出演:真田広之、嶋田久作、三輪ひとみ、吉行由実、岸部一徳、大家由祐子、六平直政、斎藤聡介、寺田農、東野英心
昔、ATGで実相寺昭雄監督の映画をよく見たので思わず手に取った。結果何だか、日本の探偵モノ!結構緊縛したオッパイが見えるのでR-15なのか。それにしても江戸川乱歩は心理試験が好きだなぁ。原作時の流行だったのか?
以下、レンタル・ビデオ“名探偵ポアロ”シリーズの映画。原作は言わずと知れたアガサ・クリスティー。
⑫7月1日“ジョニー・ウェイバリー誘拐事件 The Adventure of Johnnie Waverly”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジェフリー・ベイトマン、ジュリア・チェンバーズ、ドミニク・ルージェ、パトリック・ジョーダン、サンドラ・フリーマン、ロバート・プット
狂言誘拐。実家は裕福だがケチな妻から金を引き出すためにマーカス・ウェイバリーが執事と計画した狂言だった。
⑬7月2日“二十四羽の黒つぐみ Four and Twenty Blackbirds”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、リチャード・ハワード、トニー・エイトキン、ジェフリー・ラーダー、ホリー・デ・ジョン、デニス・ホーソーン
画家が亡くなった。高額の作品を多数残して。実は、仲の悪かったその兄も亡くなっていた。高額の作品は甥の手に渡ることになる。画家の死はその甥による殺人事件だった。小さな異変を積み上げて、事件だと感じる直観力。
⑭7月3日“4階の部屋 The Third Floor Flat”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、スザンヌ・バーデン、ジョシィ・ローレンス、ニコラス・プリチャード、ロバート・ハインズ
作中の劇中劇に対するポアロの台詞“それまで観客には一切知らせていなかった事実を次々と…”。階下5階のパトリシアの婚約者に妻がいたという友人も知らないプライバシーをどうしてポアロは知っていたのか?兎に角、これでポアロはホワイト・ヘブン・マンションの正面左側6階のフラットに本拠していることが判明。
⑮7月4日“黄色いアイリス The Yellow Iris”1993年・英・監督:ピーター・バーバー・フレミング
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、デビッド・トロートン、ジェラルディン・サマヴィル、ドリアン・ヒーリー、ヨランダ・ヴァスケス、ロビン・マカフリー
アルゼンチンでの政変とは直接関係ないのか?その辺が理解できていない!アイリスはカーターの陰謀を知って、消された。政変でカーターの陰謀の相手の将軍が失脚?ソブリン石油はそれで倒産?ポアロは政変で何故逮捕されたのか?勿論スパイは名目。なかなか難しい!?何故か間違って第34話を借りてしまった。
⑯7月5日“砂に書かれた三角形 Triangle at Rhodes”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、フランシス・ロー、ジョン・カートライト、アニー・ランバート、ピーター・セテレン、アンジェラ・ダウン、ティモシー・ナイトリー、アル・フィオレンティーニ
ロードス島でロケか!船や自動車全て20世紀初頭に?原題は“ロードスの三角形”、それで良いのでは?本当の三角関係は、ダグラス、マージョリー、チャントリーの3人の間にあった。チャントリーとマージョリーは不倫関係にあり、本当の三角関係は、ダグラス、マージョリー、チャントリーの3人の間にあったのだ。チャントリーとマージョリーは不倫関係にあり、ヴァレンタインを殺害した。バーンズ少佐はドラマでは目くらまし役の英国スパイ。ポアロにバレても案外平気?
⑰7月6日“海上の悲劇 Problem at Sea”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、シーラ・アレン、ジョン・ノーミントン、ロジャー・ヒューム、ベン・アリス、アン・ファーバンク、メリッサ・グリーンウッド、ヴィクトリア・ヘイステッド
謎解きは簡単、クラパトン大佐は部屋に閉じこもった夫人との会話を皆に聞かせその後2人の女の子とデートしてアリバイを作った。だが、その会話は腹話術での自作自演。ポアロはそれに人形で応えた。小さく見えてもなかなかに快適そうな良いクルーズ船だった。
⑱7月7日“なぞの盗難事件 The Incredible Theft”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジョン・ストライド、シアラン・マッデン、カルメン・ドゥ・ソートイ、ジョン・カーソン、フィリダ・ロウ
新型戦闘機、あれはスピット・ファイヤー(本当はスーパー・マリン社の開発)。時代物本物を登場させる本格派。レーダーの開発も臭わせていた。満州事変も話に登場。そこでメイフィールドは日本に協力!そんな中での軍事機密の漏洩?偽の情報を流して、本当の日本に協力したヤバイ証拠を取り戻した。だがイギリス人が日本語の契約書を交わすのか?ポアロはヴァンデリン夫人は白だと言っていたがそれは目前の書類紛失ではシロ、というだけ!?
⑲7月8日“クラブのキング The King of Clubs”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ニアム・キューザック、デビッド・スウィフト、ジョナサン・コイ、ジャック・クラフ、ゴウン・グレインジャー、エイヴリル・エルガー、ショーン・パートウィー
これも人間関係が外部から見るとややこしい。リードバンに脅されたオグランダー一家との確執が原因。殺されたのではなく事故?そして公けには迷宮入り?
⑳7月9日“夢 The Dream”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アラン・ハワード、ジョエリー・リチャードソン、メアリー・タム、ポール・ラコウ、マーティン・ウェンナー、クリストファー・ソウル
大量生産の不味いパイを生産する会社の経営者ファーリーの自殺を見せかけた事件。嫌われ者の社長に秘書のコーンワージーがファーリーの若い後妻と仕組んだ芝居。アガサのドイルより上手い仕掛けだ。
㉑7月10日“エンドハウスの怪事件 Peril at End House”1990年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ポリー・ウォーカー、ジョン・ハーディング、ジェレミー・ヤング、メアリー・カニンガム、ポール・ジェフリー、アリソン・スターリング、クリストファー・ベインズ、キャロル・マクレディ
ニックは生きているような気がして、ラストで拍手喝采。だがそれがマギー殺しの真犯人・・・!マグダラは二人いて、大金持ちのシートンが愛したのはマギーであって、ニックではなかった。ニックはシートンの財産目当てだったというドンデン返し、面白い。だが、ニックはポアロの事を知らなかったのに、どうして穴の空いた帽子を落としてモーゼル銃の弾を仕掛けたのか?さらにシートンのマギーへのラブレターをどうして沢山持っていたのか?変ではないか?
㉒7月11日“なぞの遺言書 The Case of the Missing Will”1993年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ベス・ゴダード、マーク・キングストン、ロウィーナ・クーパー、リチャード・ダーデン、リチャード・ダーデン、ジリアン・ハンナ、テレンス・ハーディマン
またしても第37話に飛んだ!何故だろう。
遺産相続にまつわる殺人。皆が知らない息子がいる?実は娘だった。
㉓7月12日“消えた廃坑 The Lost Mine”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アンソニー・ベイト、コリン・スティントン、バーバラ・バーンズ、ジェームズ・サクソン、ヴィンセント・ウォン、リチャード・アルブレヒト、ジュリアン・ファース
チャイナ・タウンを背景に、ビルマの廃坑銀鉱山を巡ってその地図の争奪の犯罪。意外な人物による犯罪だった。
㉔7月12日“ベールをかけた女 The Veiled Lady”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、フランシス・バーバー、テレンス・ハーヴェイ、キャロル・ヘイマン
伯爵令嬢ミリセントはラビントンと宝石泥棒の仲間。錠前屋に変装しラビントン邸に忍び込みコソ泥?ラビントンはその前に殺されていた?
㉕7月13日“コーンワルの毒殺事件 The Cornish Mystery”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アマンダ・ウォーカー、ジェローム・ウィリス、クロエ・サラマン、ジョン・ボウラー、ティリー・ヴォズバーグ、デレク・ベンフィールド
客観証拠がないので自白供書で真犯人を追い詰める。この荒業で事件解決?
㉖7月13日“ダベンハイム失踪事件 The Disappearance of Mr. Davenheim”1990年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ケネス・コリー、メル・マーティン、トニー・マシューズ、フィオナ・マッカーサー、リチャード・ビール
このTVドラマではダベンハイムが事ある毎に銀行資金を横領して宝石を買って妻に贈っていて、その横領で銀行は倒産した、となっているが、その程度の横領では倒産しないハズと思ったら、原作では既に銀行は経営難で倒産。その前にダベンハイムが新生活を計画していたことになっている。原作の方が現実的だ。どうやら原作ではジャップ警部との賭けはなかったようだ。
㉗7月14日“二重の罪 Double Sin”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、キャロライン・ミルモー、エルスペット・グレイ、マイケル・J・シャノン、デビッド・ハーグリーブス、ジェラルド・ホラン、アダム・コッツ、アマンダ・ガーウッド
これも原作とはかなり違っているようだ。それにしても避暑地?とロンドンと結構行ったり来たりが可能なのか?その点ドラマ化で無理がある。“二重の罪”とは詐欺そのものの事か?
㉘7月15日“安いマンションの事件 The Adventure of the Cheap Flat”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジェニファー・ランドー、ウィリアム・フットキンス、サマンサ・ボンド、ジョン・ミッチー、ニック・マロニー
カーラはコーザノストラに追われているのに、マンションの1室をロビンソンという人に貸すために大勢の人と顔を合わせるのは危険ではなかったか?同名でも顔を見れば異人と直ぐに判るので無意味ではないのか。FBI捜査官はマフィアやコーザノストラの米国社会における存在を否定するのは何故か?米国人は率直な人種ではなかったか?
㉙7月16日“誘拐された総理大臣 The Kidnapped Prime Minister”1990年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、リサ・ハロウ、デビッド・ホロヴィッチ、ロナルド・ハインズ、ジャック・エリオット、ミロ・スパーバー
刑事警察のジャップ警部が関わるのは変!?ポアロを紹介するだけで警備事件の任務には就かないのが普通!数年前に派手な夫婦喧嘩までやって、首相誘拐とは御念が入っている。
㉚7月18日“西洋の星の盗難事件 The Adventure of the Western Star”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ロザリンド・ベネット、オリヴァー・コットン、キャロライン・グッドオール、アリスター・キャメロン、ストルアン・ロジャー、ブルース・モンタギュー、バリー・ウールガー
何だか少しややこしい話だ。夫人の浮気を嵌めて、ダイアを奪う。それを転売してさらに儲ける?ところがレプリカ・ダイヤを見極められなかった!アホや!しかし、あんな古い双発航空機の機体をよく撮影に準備できたものだ。
㉛7月19日“あなたの庭はどんな庭? How Does Your Garden Grow?”1991年・英・監督:ブライアン・ファーナム
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マージェリー・メーソン、キャサリン・ラッセル、ピーター・バーチ、アン・スタリーブラス、ティム・ウィルトン
カタリーナと大使館員の男とはどういう関係?ロシアの元貴族同士で恋人?ジャップ警部はどうやって事件を嗅ぎつけた?
㉜7月20日“100万ドル債券盗難事件 The Million Dollar Bond Robbery”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、デビッド・クィルター、ユーアン・フーパー、ポール・ヤング、リジー・マキナニー、オリヴァー・パーカー、ナタリー・オーグル
とうとうジャップ警部の登場なし。債券は英国に居る時に既に盗まれていた。それも偽物の債券だった。巧妙な仕掛けだ。ショーはすり替えた債券をどう使おうとしていたのか。しかし、豪華客船の旅、一度やってみたい。戦前既に4日で大西洋横断が可能だったのだ。
㉝7月21日“プリマス行き急行列車 The Plymouth Express”1991年・英・監督:アンドリュー・ピディントン
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジュリアン・ワダム、シェラー・マクロード、ジュリアン・ワダム、アルフレッド・マイケルソン、マリオン・ベイリー、ケネス・ヘイグ
ジャップ警部とヘイスティングスが犯人を巡って争う、のは面白い構図。だが、真犯人はまったく違う所からだった。ポアロがどうしてそこにたどり着いたかは不明。こういう種明かしが結構あるのではないか。メイドのジェーンと真犯人の関係が分からないままだが、その関係からの手繰り寄せなのか。
㉞7月22日“スタイルズ荘の怪事件 The Mysterious Affair at Styles”1990年・英・監督:ロス・デベニッシュ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ビーティ・エドニー、デビッド・リントゥール、ジリアン・バーグ、マイケル・クロウニン、ジョアンナ・マカラム、アンソニー・カルフ、アリ・バーンズ,ペネロープ・ビューモント、ララ・ロイド
ドラマは原作者アガサ・クリスティの生誕100周年を記念して1990年に放送の由。この事件の時期は第一次大戦の終戦間際であり、シリーズ大半はそのおよそ20年ほど後の事。だから街に未だ馬車が時折見られる。エミリー・イングルソープ夫人の又従妹のイビーがアルフレッド・イングルソープを連れて来て、結局2人で夫人を殺害した真犯人。元々、イビーとイングルソープはつるんでいたが、イビーがイングルソープを毛嫌いする芝居を打ったことになる用意周到な犯罪。
㉟7月23日“スズメバチの巣 Wasps’ Nest”1991年・英・監督:ブライアン・ファーナム
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マーティン・ターナー、メラニー・ジェソップ、ピーター・カパルディ、ジョン・ボズウォール、ケイト・リン=エバンズ
他殺にみせかけた自殺を真犯人が企んでいた話で、それをポアロが未然に防いだ。それにしてもモリーは浮気な女だ。近くに居るとヨリは戻るものなのか。紅茶占いなんて当たるものなのか?
㊱7月25日“マースドン荘の惨劇 The Tragedy at Marsdon Manor”1991年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、イアン・マクロック、ジェラルディン・アレクサンダー、ニール・ダンカン、アニタ・ケアリー、デズモンド・バリット、エドワード・ジューズバリー
巧妙な仕掛けだが、銃による他殺は絶対に解剖で分かってしまう。アフリカで成功しても、英国では20世紀初頭でも拙い選択だった。
㊲7月26日“二重の手がかり The Double Clue”1991年・英・監督:アンドリュー・ピディントン
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、キカ・マーカム、デビッド・リオン、デビッド・バンバー、チャーミアン・メイ、ニコラス・セルビー、マイケル・パッカー、ウィリアム・チャブ
貴族からの4件の連続盗難事件。だが、その内の1件で盗難品が無事戻っただけ。3件は未解決のままだが、その真犯人はポアロが逃がした。縁もゆかりもない同業探偵が加担。それには相当な裏金が必要ではないのか?それでジャップ警部の首はつながるのか?やっぱり疑問は残る!ピアニストが何故か東洋人だとは思ったが、まさか日本人だとは!
㊳7月27日“スペイン櫃の秘密 The Mystery of the Spanish Chest”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ジョン・マケナリー、キャロライン・ラングリシュ、ピップ・トレンス、マルコム・シンクレア、アントニア・ペンバートン
冒頭で10年前に決闘していたのは、カーチス大佐とリッチ少佐だったのか。奇妙なゴーグルを着用していて分かり難い。大佐は御歳のようだったが。一方、エドワードの特異な刃物購入はダマシ?10年の間にマーゲリートも変心したのか。三角関係が10年も続いたのか?英国で1852年には決闘は法に依って禁止の由なので、10年前と言えども禁止だったはず。それにしてもポアロは良く一人で大佐の土俵の体育館に乗り込んだものだ。それとも少佐はポアロが呼んだのか?
㊴7月28日“ポアロのクリスマス Hercule Poirot’s Christmas”1995年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、フィリップ・ジャクソン、ヴァーノン・ドブチェフ、サイモン・ロバーツ、キャサリン・ラベット、エリック・カート、アンドレー・バーナード、ブライアン・グワスパリ、サーシャ・ベアール、マーク・タンディ、オルガ・ロウ、ジョン・ホースレイ
サグデン警視はリー家に長年出入りしてシメオン・リーが一族を集めることを知っていた?そして犯行に及んだ?だがシメオン・リーがサグデンを自分の息子と長年見破れなかったのか?
ジャップからポアロにクリスマスプレゼント。ジャップの奥さんが編んだ毛糸の手袋。ポアロはジャマイカの葉巻。だが、ポアロは何故か手袋を着けたがらない。
㊵7月30日“盗まれたロイヤル・ルビー The Theft of the Royal Ruby”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、フレデリック・トレヴェス、ステファニー・コール、デビッド・ハウィー、タリク・アリバイ、ナイジェル・ル・ヴァイラン、ロビン・ムーア、ヘレナ・ミシェル、シオバン・ガラヒー、ジョン・ヴァーノン、ジョン・ダンバー、
やっぱりベルギー人はチョコレート好き!レイシー夫妻の孫達の偽装殺人事件にポアロが簡単に関与できるのが不思議。男の子達が簡単に騙されられた。リー=ワートリーが飛行機で飛び立てなかったのは何故か?この辺が疑問点か!てな訳でまぁまぁの出来か?有り得るコトかも知れぬがプディングのやり取りで幸運の偶然が入り込み過ぎ!それにしてもファルーク王子やセアラは厄介な人達。
㊶7月31日“戦勝舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball”1991年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マーク・クロウディ、デビッド・ヘンリー、ヘイドン・グウィン、ナサニエル・パーカー、ナタリー・スレーター、ケイト・ハーパー、アンドリュー・バート
デビッドソンはココにコカインを売るための殺人を犯したのか。だが、強いコカインを与えてココを死なせたのでは意味がなかったのでは?チョット理解に苦しむトリックを仕掛けての殺人では?デビッドソン夫人は旦那がコカインの売人であることを知っていて、ポアロに嘘を?ところで、エルキュールHerculeとはハーキュリーのことだったのか!舞台はBBC、訛りのあるポアロの英語にクレーム殺到とは悲喜劇。何でそんな放送したのか?
といったところで、前月の映画鑑賞結果の報告を終えたいが、やっぱり、夏の御休みは頂きたい。そこで来週はお休みとさせて頂きたい。
それに高校サッカーやインターハイをTV中継しているか?何故、高校野球だけはこんなに騒ぐのか。中には地方予選を中継放送する場合もある。それに野球はサッカーなどに比べると格段に費用が掛かるとされている。かつて貧乏だったしこれから貧乏になりそうなこの国で何故野球が人気があるというのか、不思議なのだ。正岡子規の影響なのか?
それに高校野球は残念なことに、というより当然ながらプロよりも明らかにヘボい。相手エラーでヒットになっている。長打は大抵守備側のミスによるものだ。その失策を見て、それが面白い、愉快なのか。一体、何なんだ?
しかも今や熱中症警戒アラートの出る時代、予定消化のためにムリヤリやるようでは、本末転倒であろう。
屋根のない球場にこだわるのも不思議だ。この時代、ドーム球場で真昼間、冷房ガンガンでやるべきではないのか。だがそれは環境無視と言われる時代ではないか。もうそろそろ高校野球も考える時代ではないのか。それとも大人の利権でやっているのか。“守るべき伝統ダ”と仰るのか?守るべき伝統は他にあるのではないか。
“台風が来た”ということで、長崎平和祈念式典は縮小された。 しかもこのニュース自体が無視された傾向にある。果たして、台風ごときでそんなことをして良かったのか。やがて“被爆者”は居なくなる。そうなれば、いよいよ式典をやる意味がなくなる・・・そうではないか。平和の鐘は結局そんなに“やわなもの”だったのか?そんな前例を作って、それでよかったのか?縮小は1度たりとも絶対にやってはいけなかった!これぞ“守るべき伝統”ではなかったか。台風が来たのなら、別の日に盛大にやるべきだったのではないか?むしろ“その当日にやること”にどれほどの意義があったのか?
日大アメフト不祥事、理事長、学長、副学長、揃いも揃ってふんぞり返っての御会見。言語明瞭意味不明!不祥事の自覚サラサラ無きが如し。
ついでに理事長もお飾りの御自覚ない御会見で、そう言われることがいかにも“不快である”と言いたげ。逆切れ?この理事長、世評・他人事には辛口だったが、御自身の評価には甘口。
そもそもこのオバサン、権力にすり寄って、御追従の才能でのし上がって来た!だからテキトーなモノ書きオバサンの実態を露呈。カイカク・ゴッコで大いにはしゃいでいたけどヤッパリ・ソーカだよネ!!ゴクロウサマ!!!
どうやら不祥事は日大OB検察出身の副学長にお任せ!それが何だか俺は業界人だと言いたげで、いきなり“ブツ”とか“パケ”とか宣い、元検察官のレベルや品位低下を体現なさられた雰囲気。どうやら本音は検察・警察の癒着関係で決着させるつもりだったのか?それとも闇世界や権力との癒着は今や検察官の仕事のやり方・常識なのだろか?
ところが会見の翌日、彼らの台詞はウソではなかったかと思われる指摘が、警視庁関係者から暴かれた。 その御会見内容を覆す反応だった。あの3名ダケは口裏を合わせたつもりだったが、対話の相手から裏切られた次第だ。もろくも筋書きは簡単に崩れ去った!
犯罪を目の当たりにしてなお本当に教育的配慮をしたのか?経時変化で証拠が隠滅できると思ったのではないのか?犯罪者は複数いるにもかかわらず、一人だけ犠牲にして糊塗しようとしたのではないか?とにかく時間の経つのを待っていたし、今も待っているのではないか?
だがしかしこうなったら、いずれ真相を白状せざるを得ない結末になるのは明らかなのニィ!
そもそもニチダイ危機管理学部は一体どんな研究をしているのか?その研究“成果”は信頼できるのか?
この理事長著名な文筆家でありながら、その“インキチ”を露呈した会見であった?それとも大根役者3人組のカイカク・ゴッコ、“番茶劇”の真相を明かす大見世物の始まり、はじまりぃ~ッ!おっ楽しみ~ィ!
中国が日本への団体観光旅行を認めたという。迷惑な話だ。またあの横柄が大手を振ってやってくるのか?
日本は核で汚染された危険な国ではなかったのか?中国が盛大にやっているトリチウムの放出を日本は縮小してやろうとしているのをケシカランと大批判していたのではなかったか?
それが真実となると太平洋の魚介は勿論、中国近海の魚介は食べてはならないはずだが、彼らは漁獲を揚げているのではないか・・・そうか!あの横柄をまき散らすために解禁するのか!それとも新手のコロナをまき散らす計画の嫌がらせの一種なのか?正に嫌がらせの国!!!
翻って、今年は日中平和友好条約が結ばれてから45年目に当たる、という。そこには“反覇権主義”が唱えられていて、それは中国側の強い要望によるものだった、という。それを今や中国側が破って覇権主義に走っている。“日中両国が相互不可侵とともに「反覇権」を約束した”ハズ!だったのだ。それにもかかわらず、今や尖閣を狙って軍事的圧力をかけ続けている。如何に、彼らがその時々の勝手で“御都合主義”であるのかの証拠だ。正に嫌がらせだけで成り立っている嫌味な国なのだ!!!
こんな国・政府に協力する意味・意義があるのだろうか?引っ越しできないのが残念!できるだけ穏便に、触らぬ神に祟りなし!くわばら、クワバラ、ナンマンダブー!!ダケド、向こうからズケズケやって来るモンなぁ~!?
さて、今回は本来はお盆休みとしたいところだが、前月の映画鑑賞の結果を報告したいので、兎に角そうすることとした。
先月は総数41本。内訳はBSシネマ9本、それに既に持っていたCDを改めて見たのが1本。レンタル・ビデオが31本。レンタル・ビデオの内30本が“名探偵ポアロ・シリーズ”、1本が“D坂の殺人事件”だった。結果、過半が全体で見ても“名探偵ポアロ”で、正に佳境に入ったと言える。
先ずはBSシネマの紹介から。
①7月4日“はじまりのうた Begin Again”2013年・米・監督:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン、ジェームズ・コーデン、ヤシーン・ベイ、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー
正直言って良く分からない映画だった。シンガー・ソング・ライターとプロデューサーの話だが、当初は荒れていたプロデューサーがいつの間にか次第に創造的になり、共同でアルバム制作に入り、エンド・ロールでは上手く行ったという内容だが、何だかストーリーがダラダラとした印象で鬱陶しい印象だった。
②7月7日“限りなき追跡 Gun Fury”1953年・米・監督:ラオール・ウォルシュ
出演: ロック・ハドソン、ドナ・リード、フィル・ケリー、レオ・ゴードン、パット・ホーガン、ロバータ・ヘインズ、リー・マーヴィン、ネヴィル・ブランド
勧善懲悪の西部劇。南北戦争後の精神面で南部の荒れた状態が出ている?
③7月10日“起終点駅 ターミナル”2015年・日本・監督:篠原哲雄、原作:桜木紫乃
出演:佐藤浩市、本田 翼、中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子
どうしようもない運命に心の隙を突かれたのを真面目に悔いた男が、日本の北の果てで過ごした哀しい25年。それを突き動かしたのは一途な若い娘と実の息子。日本的な良い映画だ。
④7月12日“キャスト・アウェイ Cast Away”2000年・米・監督:ロバート・ゼメキス
出演者 トム・ハンクス、ヘレン・ハント、ニック・サーシー、クリス・ノース
孤島でのロビンソン・クルーソー的生活の、トム・ハンクスのほとんど一人芝居。トム・ハンクスが「孤島に取り残された現代人」というアイデアを脚本家のウィリアム・ブロイルス・Jrに持ちかけ映画化したフィクションだという。FedEx関与のPR映画?ロビンソン・クルーソーと同じく4年の孤島生活。孤島ではみじめに自殺しようとしたが失敗して、逆に生き抜いたが、帰って見れば恋人も他人と結婚して一児を成していて、返って底知れぬ孤独、実に哀しい。それでもやっぱり生きていく決意を為す。
⑤7月13日“地獄の黙示録 ファイナルカット Apocalypse Now Final Cut”2019年(2019年)・米・監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、アルバート・ホール
これまで2度見て眠ってしまった。何だか冗長に過ぎる。3度目の正直。
蒸し暑い熱帯雨林・ジャングル戦での狂気。米軍では大隊長クラス以上になると勝手なことができる組織になっているのか。カーツ大佐はもとより、キルゴア中佐も然り。ウィラードの乗船したプラスティック・ボートのクルーの士気もいい加減。民間船を臨検すると言って無用に停船させて突然皆殺しにする。或いは勝手に着色発煙筒を焚いたりする。狂気ばかりが溢れている。だが、その大仰さに比べてラストは映像的に盛り上がりに欠けるような気がした。暗喩のようで大袈裟な牛殺害シーンは余計?
⑥7月18日“阪急電車 片道15分の奇跡”2011年・日本・監督:三宅喜重、原作:有川浩(ヒロ)
出演:中谷美紀、戸田恵梨香(神戸市)、南果歩(尼崎市)、宮本信子、 谷村美月(大阪府)、 有村架純(伊丹市)、芦田愛菜(西宮市)、鈴木亮平(西宮市)、勝地涼、玉山鉄二(京都府)、高橋努、大杉漣、高須瑠香(大阪府)
見たのは確かBSで2度目で深く面白く味わえた。主役、原作皆女性で、女性に男が絡む映画。関西出身俳優陣で固めた。主役は中谷なのか宮本なのか判然としない。今津を通らない阪急今津線(西宮北口の北側なので北今津線と呼ぶ?)が舞台。萩原時江(宮本)が年の功で女性達の生き様を小気味よくジャッジする。最後に御行儀の悪いおばさん連に鉄槌!戸田はヤンチャやったンでああいう役回りか、ピッタリ?
⑦7月20日“大人は判ってくれない Les Quatre Cents Coups”1959年・仏・監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオ、パトリック・オーフェー、アルベール・レミー、クレール・モーリエ
淡々と家庭愛のない少年の日常を描く。母親が父無し子をおろそうとしたのを祖母が止めて、僕が居ると言っていた海に憧れる少年。父親とは血のつながりはない。母親に入れられた鑑別所が“似合いだよ”と言われ、そこを脱走して海辺に行き渚で立ち止まって映画は終わる。この少年の未来はあるのか?
Wikipediaによれば“原題の「Les Quatre Cents Coups」(直訳すれば「400回の殴打、打撃」)は、フランス語の慣用句「faire les quatre cents coups」(「無分別、放埓な生活をおくる」といった意味)に由来”。
⑧7月27日“スパルタカス Spartacus”1960年・米・監督:スタンリー・キューブリック
出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ、チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ、ジョン・ギャヴィン、トニー・カーティス
第三次奴隷戦争の実話を元にした小説が原作のようだが、脚本は様々に書き換えられたようだ。昔にTV放映で見たハズだが、忘れた。監督がキューブリックとは知らず。だが、本人は“死ぬまでこの映画を自分の作品とは認めず、「あの映画には失望した」とまで言っていた”由。確かに、迫力不足。反乱が主体なのに戦闘シーンが少ない!結構、高評価だというのが不思議だ。ジーン・シモンズが良い。
⑨7月28日“燃える平原児 Flaming Star”1960年・米・監督:ドン・シーゲル
出演:エルヴィス・プレスリー、バーバラ・イーデン、ドロレス・デル・リオ、スティーヴ・フォレスト、ジョン・マッキンタイア、ロドルフォ・アコスタ、カール・スウェンソン、フォード・レイニー 、リチャード・ジャッケル、L・Q・ジョーンズ、ダグラス・ディック
プレスリーの陽気に歌って歌謡ショウかと思いきや・・・。白人社会とネイティブの間の軋轢の悲しい話。シンド過ぎて中でチョット眠ってしまった。かわいい魔女ジニーのバーバラ・イーデン出演は全く気付かず。始めに出ていた?クレア・ハフェイカー原作の小説“燃える槍”の映画化の由。原題の意味は“輝く星”で“インディアンは死を迎える時に輝く星を見る”という伝説から。
CDで所有していて、見ていなかった映画の紹介だ。
⑩7月31日“第三の男 The Third Man”1949年・英・監督:キャロル・リード、音楽:アントン・カラス(チター演奏)
出演:ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード、バーナード・リー、パウル・ヘルビガー
恥ずかしながら見たことがなかったが、以前に買ってあったCDを引っ張り出して見た。カメラワークが70年前にしては現代的で何となく、アリダ・ヴァリやオーソン・ウェルズが良い。ウィーンの4つの国米英仏ソによる分割統治下での警察の複雑さが背景にある。ラストのアンナの毅然とした態度に、ホリーが語りかけられないほどだったのは原作と異なっている由で負けない女が良い。ハリーがホリーを悪人と知らなかったのが間違いか?
次がレンタル・ビデオで“名探偵ポアロ”以外の映画。
⑪7月15日“D坂の殺人事件”1998年・日本・監督:実相寺昭雄
出演:真田広之、嶋田久作、三輪ひとみ、吉行由実、岸部一徳、大家由祐子、六平直政、斎藤聡介、寺田農、東野英心
昔、ATGで実相寺昭雄監督の映画をよく見たので思わず手に取った。結果何だか、日本の探偵モノ!結構緊縛したオッパイが見えるのでR-15なのか。それにしても江戸川乱歩は心理試験が好きだなぁ。原作時の流行だったのか?
以下、レンタル・ビデオ“名探偵ポアロ”シリーズの映画。原作は言わずと知れたアガサ・クリスティー。
⑫7月1日“ジョニー・ウェイバリー誘拐事件 The Adventure of Johnnie Waverly”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジェフリー・ベイトマン、ジュリア・チェンバーズ、ドミニク・ルージェ、パトリック・ジョーダン、サンドラ・フリーマン、ロバート・プット
狂言誘拐。実家は裕福だがケチな妻から金を引き出すためにマーカス・ウェイバリーが執事と計画した狂言だった。
⑬7月2日“二十四羽の黒つぐみ Four and Twenty Blackbirds”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、リチャード・ハワード、トニー・エイトキン、ジェフリー・ラーダー、ホリー・デ・ジョン、デニス・ホーソーン
画家が亡くなった。高額の作品を多数残して。実は、仲の悪かったその兄も亡くなっていた。高額の作品は甥の手に渡ることになる。画家の死はその甥による殺人事件だった。小さな異変を積み上げて、事件だと感じる直観力。
⑭7月3日“4階の部屋 The Third Floor Flat”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、スザンヌ・バーデン、ジョシィ・ローレンス、ニコラス・プリチャード、ロバート・ハインズ
作中の劇中劇に対するポアロの台詞“それまで観客には一切知らせていなかった事実を次々と…”。階下5階のパトリシアの婚約者に妻がいたという友人も知らないプライバシーをどうしてポアロは知っていたのか?兎に角、これでポアロはホワイト・ヘブン・マンションの正面左側6階のフラットに本拠していることが判明。
⑮7月4日“黄色いアイリス The Yellow Iris”1993年・英・監督:ピーター・バーバー・フレミング
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、デビッド・トロートン、ジェラルディン・サマヴィル、ドリアン・ヒーリー、ヨランダ・ヴァスケス、ロビン・マカフリー
アルゼンチンでの政変とは直接関係ないのか?その辺が理解できていない!アイリスはカーターの陰謀を知って、消された。政変でカーターの陰謀の相手の将軍が失脚?ソブリン石油はそれで倒産?ポアロは政変で何故逮捕されたのか?勿論スパイは名目。なかなか難しい!?何故か間違って第34話を借りてしまった。
⑯7月5日“砂に書かれた三角形 Triangle at Rhodes”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、フランシス・ロー、ジョン・カートライト、アニー・ランバート、ピーター・セテレン、アンジェラ・ダウン、ティモシー・ナイトリー、アル・フィオレンティーニ
ロードス島でロケか!船や自動車全て20世紀初頭に?原題は“ロードスの三角形”、それで良いのでは?本当の三角関係は、ダグラス、マージョリー、チャントリーの3人の間にあった。チャントリーとマージョリーは不倫関係にあり、本当の三角関係は、ダグラス、マージョリー、チャントリーの3人の間にあったのだ。チャントリーとマージョリーは不倫関係にあり、ヴァレンタインを殺害した。バーンズ少佐はドラマでは目くらまし役の英国スパイ。ポアロにバレても案外平気?
⑰7月6日“海上の悲劇 Problem at Sea”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、シーラ・アレン、ジョン・ノーミントン、ロジャー・ヒューム、ベン・アリス、アン・ファーバンク、メリッサ・グリーンウッド、ヴィクトリア・ヘイステッド
謎解きは簡単、クラパトン大佐は部屋に閉じこもった夫人との会話を皆に聞かせその後2人の女の子とデートしてアリバイを作った。だが、その会話は腹話術での自作自演。ポアロはそれに人形で応えた。小さく見えてもなかなかに快適そうな良いクルーズ船だった。
⑱7月7日“なぞの盗難事件 The Incredible Theft”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジョン・ストライド、シアラン・マッデン、カルメン・ドゥ・ソートイ、ジョン・カーソン、フィリダ・ロウ
新型戦闘機、あれはスピット・ファイヤー(本当はスーパー・マリン社の開発)。時代物本物を登場させる本格派。レーダーの開発も臭わせていた。満州事変も話に登場。そこでメイフィールドは日本に協力!そんな中での軍事機密の漏洩?偽の情報を流して、本当の日本に協力したヤバイ証拠を取り戻した。だがイギリス人が日本語の契約書を交わすのか?ポアロはヴァンデリン夫人は白だと言っていたがそれは目前の書類紛失ではシロ、というだけ!?
⑲7月8日“クラブのキング The King of Clubs”1989年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ニアム・キューザック、デビッド・スウィフト、ジョナサン・コイ、ジャック・クラフ、ゴウン・グレインジャー、エイヴリル・エルガー、ショーン・パートウィー
これも人間関係が外部から見るとややこしい。リードバンに脅されたオグランダー一家との確執が原因。殺されたのではなく事故?そして公けには迷宮入り?
⑳7月9日“夢 The Dream”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アラン・ハワード、ジョエリー・リチャードソン、メアリー・タム、ポール・ラコウ、マーティン・ウェンナー、クリストファー・ソウル
大量生産の不味いパイを生産する会社の経営者ファーリーの自殺を見せかけた事件。嫌われ者の社長に秘書のコーンワージーがファーリーの若い後妻と仕組んだ芝居。アガサのドイルより上手い仕掛けだ。
㉑7月10日“エンドハウスの怪事件 Peril at End House”1990年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ポリー・ウォーカー、ジョン・ハーディング、ジェレミー・ヤング、メアリー・カニンガム、ポール・ジェフリー、アリソン・スターリング、クリストファー・ベインズ、キャロル・マクレディ
ニックは生きているような気がして、ラストで拍手喝采。だがそれがマギー殺しの真犯人・・・!マグダラは二人いて、大金持ちのシートンが愛したのはマギーであって、ニックではなかった。ニックはシートンの財産目当てだったというドンデン返し、面白い。だが、ニックはポアロの事を知らなかったのに、どうして穴の空いた帽子を落としてモーゼル銃の弾を仕掛けたのか?さらにシートンのマギーへのラブレターをどうして沢山持っていたのか?変ではないか?
㉒7月11日“なぞの遺言書 The Case of the Missing Will”1993年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ベス・ゴダード、マーク・キングストン、ロウィーナ・クーパー、リチャード・ダーデン、リチャード・ダーデン、ジリアン・ハンナ、テレンス・ハーディマン
またしても第37話に飛んだ!何故だろう。
遺産相続にまつわる殺人。皆が知らない息子がいる?実は娘だった。
㉓7月12日“消えた廃坑 The Lost Mine”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アンソニー・ベイト、コリン・スティントン、バーバラ・バーンズ、ジェームズ・サクソン、ヴィンセント・ウォン、リチャード・アルブレヒト、ジュリアン・ファース
チャイナ・タウンを背景に、ビルマの廃坑銀鉱山を巡ってその地図の争奪の犯罪。意外な人物による犯罪だった。
㉔7月12日“ベールをかけた女 The Veiled Lady”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、フランシス・バーバー、テレンス・ハーヴェイ、キャロル・ヘイマン
伯爵令嬢ミリセントはラビントンと宝石泥棒の仲間。錠前屋に変装しラビントン邸に忍び込みコソ泥?ラビントンはその前に殺されていた?
㉕7月13日“コーンワルの毒殺事件 The Cornish Mystery”1990年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、アマンダ・ウォーカー、ジェローム・ウィリス、クロエ・サラマン、ジョン・ボウラー、ティリー・ヴォズバーグ、デレク・ベンフィールド
客観証拠がないので自白供書で真犯人を追い詰める。この荒業で事件解決?
㉖7月13日“ダベンハイム失踪事件 The Disappearance of Mr. Davenheim”1990年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ケネス・コリー、メル・マーティン、トニー・マシューズ、フィオナ・マッカーサー、リチャード・ビール
このTVドラマではダベンハイムが事ある毎に銀行資金を横領して宝石を買って妻に贈っていて、その横領で銀行は倒産した、となっているが、その程度の横領では倒産しないハズと思ったら、原作では既に銀行は経営難で倒産。その前にダベンハイムが新生活を計画していたことになっている。原作の方が現実的だ。どうやら原作ではジャップ警部との賭けはなかったようだ。
㉗7月14日“二重の罪 Double Sin”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、キャロライン・ミルモー、エルスペット・グレイ、マイケル・J・シャノン、デビッド・ハーグリーブス、ジェラルド・ホラン、アダム・コッツ、アマンダ・ガーウッド
これも原作とはかなり違っているようだ。それにしても避暑地?とロンドンと結構行ったり来たりが可能なのか?その点ドラマ化で無理がある。“二重の罪”とは詐欺そのものの事か?
㉘7月15日“安いマンションの事件 The Adventure of the Cheap Flat”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジェニファー・ランドー、ウィリアム・フットキンス、サマンサ・ボンド、ジョン・ミッチー、ニック・マロニー
カーラはコーザノストラに追われているのに、マンションの1室をロビンソンという人に貸すために大勢の人と顔を合わせるのは危険ではなかったか?同名でも顔を見れば異人と直ぐに判るので無意味ではないのか。FBI捜査官はマフィアやコーザノストラの米国社会における存在を否定するのは何故か?米国人は率直な人種ではなかったか?
㉙7月16日“誘拐された総理大臣 The Kidnapped Prime Minister”1990年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、リサ・ハロウ、デビッド・ホロヴィッチ、ロナルド・ハインズ、ジャック・エリオット、ミロ・スパーバー
刑事警察のジャップ警部が関わるのは変!?ポアロを紹介するだけで警備事件の任務には就かないのが普通!数年前に派手な夫婦喧嘩までやって、首相誘拐とは御念が入っている。
㉚7月18日“西洋の星の盗難事件 The Adventure of the Western Star”1990年・英・監督:リチャード・スペンス
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ロザリンド・ベネット、オリヴァー・コットン、キャロライン・グッドオール、アリスター・キャメロン、ストルアン・ロジャー、ブルース・モンタギュー、バリー・ウールガー
何だか少しややこしい話だ。夫人の浮気を嵌めて、ダイアを奪う。それを転売してさらに儲ける?ところがレプリカ・ダイヤを見極められなかった!アホや!しかし、あんな古い双発航空機の機体をよく撮影に準備できたものだ。
㉛7月19日“あなたの庭はどんな庭? How Does Your Garden Grow?”1991年・英・監督:ブライアン・ファーナム
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マージェリー・メーソン、キャサリン・ラッセル、ピーター・バーチ、アン・スタリーブラス、ティム・ウィルトン
カタリーナと大使館員の男とはどういう関係?ロシアの元貴族同士で恋人?ジャップ警部はどうやって事件を嗅ぎつけた?
㉜7月20日“100万ドル債券盗難事件 The Million Dollar Bond Robbery”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、デビッド・クィルター、ユーアン・フーパー、ポール・ヤング、リジー・マキナニー、オリヴァー・パーカー、ナタリー・オーグル
とうとうジャップ警部の登場なし。債券は英国に居る時に既に盗まれていた。それも偽物の債券だった。巧妙な仕掛けだ。ショーはすり替えた債券をどう使おうとしていたのか。しかし、豪華客船の旅、一度やってみたい。戦前既に4日で大西洋横断が可能だったのだ。
㉝7月21日“プリマス行き急行列車 The Plymouth Express”1991年・英・監督:アンドリュー・ピディントン
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジュリアン・ワダム、シェラー・マクロード、ジュリアン・ワダム、アルフレッド・マイケルソン、マリオン・ベイリー、ケネス・ヘイグ
ジャップ警部とヘイスティングスが犯人を巡って争う、のは面白い構図。だが、真犯人はまったく違う所からだった。ポアロがどうしてそこにたどり着いたかは不明。こういう種明かしが結構あるのではないか。メイドのジェーンと真犯人の関係が分からないままだが、その関係からの手繰り寄せなのか。
㉞7月22日“スタイルズ荘の怪事件 The Mysterious Affair at Styles”1990年・英・監督:ロス・デベニッシュ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ビーティ・エドニー、デビッド・リントゥール、ジリアン・バーグ、マイケル・クロウニン、ジョアンナ・マカラム、アンソニー・カルフ、アリ・バーンズ,ペネロープ・ビューモント、ララ・ロイド
ドラマは原作者アガサ・クリスティの生誕100周年を記念して1990年に放送の由。この事件の時期は第一次大戦の終戦間際であり、シリーズ大半はそのおよそ20年ほど後の事。だから街に未だ馬車が時折見られる。エミリー・イングルソープ夫人の又従妹のイビーがアルフレッド・イングルソープを連れて来て、結局2人で夫人を殺害した真犯人。元々、イビーとイングルソープはつるんでいたが、イビーがイングルソープを毛嫌いする芝居を打ったことになる用意周到な犯罪。
㉟7月23日“スズメバチの巣 Wasps’ Nest”1991年・英・監督:ブライアン・ファーナム
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マーティン・ターナー、メラニー・ジェソップ、ピーター・カパルディ、ジョン・ボズウォール、ケイト・リン=エバンズ
他殺にみせかけた自殺を真犯人が企んでいた話で、それをポアロが未然に防いだ。それにしてもモリーは浮気な女だ。近くに居るとヨリは戻るものなのか。紅茶占いなんて当たるものなのか?
㊱7月25日“マースドン荘の惨劇 The Tragedy at Marsdon Manor”1991年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、イアン・マクロック、ジェラルディン・アレクサンダー、ニール・ダンカン、アニタ・ケアリー、デズモンド・バリット、エドワード・ジューズバリー
巧妙な仕掛けだが、銃による他殺は絶対に解剖で分かってしまう。アフリカで成功しても、英国では20世紀初頭でも拙い選択だった。
㊲7月26日“二重の手がかり The Double Clue”1991年・英・監督:アンドリュー・ピディントン
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、キカ・マーカム、デビッド・リオン、デビッド・バンバー、チャーミアン・メイ、ニコラス・セルビー、マイケル・パッカー、ウィリアム・チャブ
貴族からの4件の連続盗難事件。だが、その内の1件で盗難品が無事戻っただけ。3件は未解決のままだが、その真犯人はポアロが逃がした。縁もゆかりもない同業探偵が加担。それには相当な裏金が必要ではないのか?それでジャップ警部の首はつながるのか?やっぱり疑問は残る!ピアニストが何故か東洋人だとは思ったが、まさか日本人だとは!
㊳7月27日“スペイン櫃の秘密 The Mystery of the Spanish Chest”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ジョン・マケナリー、キャロライン・ラングリシュ、ピップ・トレンス、マルコム・シンクレア、アントニア・ペンバートン
冒頭で10年前に決闘していたのは、カーチス大佐とリッチ少佐だったのか。奇妙なゴーグルを着用していて分かり難い。大佐は御歳のようだったが。一方、エドワードの特異な刃物購入はダマシ?10年の間にマーゲリートも変心したのか。三角関係が10年も続いたのか?英国で1852年には決闘は法に依って禁止の由なので、10年前と言えども禁止だったはず。それにしてもポアロは良く一人で大佐の土俵の体育館に乗り込んだものだ。それとも少佐はポアロが呼んだのか?
㊴7月28日“ポアロのクリスマス Hercule Poirot’s Christmas”1995年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、フィリップ・ジャクソン、ヴァーノン・ドブチェフ、サイモン・ロバーツ、キャサリン・ラベット、エリック・カート、アンドレー・バーナード、ブライアン・グワスパリ、サーシャ・ベアール、マーク・タンディ、オルガ・ロウ、ジョン・ホースレイ
サグデン警視はリー家に長年出入りしてシメオン・リーが一族を集めることを知っていた?そして犯行に及んだ?だがシメオン・リーがサグデンを自分の息子と長年見破れなかったのか?
ジャップからポアロにクリスマスプレゼント。ジャップの奥さんが編んだ毛糸の手袋。ポアロはジャマイカの葉巻。だが、ポアロは何故か手袋を着けたがらない。
㊵7月30日“盗まれたロイヤル・ルビー The Theft of the Royal Ruby”1991年・英・監督:アンドリュー・グリーブ
出演:デビッド・スーシェ、フレデリック・トレヴェス、ステファニー・コール、デビッド・ハウィー、タリク・アリバイ、ナイジェル・ル・ヴァイラン、ロビン・ムーア、ヘレナ・ミシェル、シオバン・ガラヒー、ジョン・ヴァーノン、ジョン・ダンバー、
やっぱりベルギー人はチョコレート好き!レイシー夫妻の孫達の偽装殺人事件にポアロが簡単に関与できるのが不思議。男の子達が簡単に騙されられた。リー=ワートリーが飛行機で飛び立てなかったのは何故か?この辺が疑問点か!てな訳でまぁまぁの出来か?有り得るコトかも知れぬがプディングのやり取りで幸運の偶然が入り込み過ぎ!それにしてもファルーク王子やセアラは厄介な人達。
㊶7月31日“戦勝舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball”1991年・英・監督:レニー・ライ
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、マーク・クロウディ、デビッド・ヘンリー、ヘイドン・グウィン、ナサニエル・パーカー、ナタリー・スレーター、ケイト・ハーパー、アンドリュー・バート
デビッドソンはココにコカインを売るための殺人を犯したのか。だが、強いコカインを与えてココを死なせたのでは意味がなかったのでは?チョット理解に苦しむトリックを仕掛けての殺人では?デビッドソン夫人は旦那がコカインの売人であることを知っていて、ポアロに嘘を?ところで、エルキュールHerculeとはハーキュリーのことだったのか!舞台はBBC、訛りのあるポアロの英語にクレーム殺到とは悲喜劇。何でそんな放送したのか?
といったところで、前月の映画鑑賞結果の報告を終えたいが、やっぱり、夏の御休みは頂きたい。そこで来週はお休みとさせて頂きたい。
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