The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
5月に鑑賞した映画の紹介
ウクライナ情勢、何だか停滞しているかのように思えるほどのニュースの無さだが、実は様々な動きが認められる。
ウクライナは乾坤一擲の反攻に向けての準備だと思われているが、それを阻止するかのようにロシアのキーウへのドローンやミサイル攻撃が間断なく行われているようだ。
それで市民の精神を疲弊させ、それから防御する防空兵器の枯渇も狙っているとされる。究極の世界平和のために、邪悪からの勝利のために、是が非でも頑張って頂きたいものだ。またウクライナも情報を何もかも公開することはできず、逆に防空状況を映した動画を流した人々を逮捕もしているようだ。
ベラルーシの大統領ルカシェンコが高齢のために健康を害しているのかプーチンとの密談後緊急入院した報道があったが、ロシア側に毒を盛られたという説が急浮上している。
戦術核をベラルーシに持ち込んだが、ルカシェンコが一向にウクライナに打ち込む姿勢を示さないので、プーチンが見限ったのではないかとの憶測がある。このためロシアは、近く戦術核を何らかの方法で使用するのではないかとの憶測も流れている。
ウクライナ-ロシア国境付近での反プーチンのロシア人による反乱の兆しも出て来ているようだ。これをウクライナ側が支援しているというのは公然の秘密。モスクワを攻撃するドローンの存在が頻繁に言われるようになったが、実は彼らの活動の結果ではないかとも思われる。
ウクライナ情勢よりも、身近の極東では北が人工衛星打ち上げのロケットを発射したが、失敗したという。これは米軍の動向を即時把握するための偵察衛星を目論んでのことなので、北にとっては究めて重要な軍事的意義のあるはずのものだった。不思議にも誰も指摘しないのだが、人工衛星の打ち上げなのだが、韓国、中国、日本、フィリピンの領空の隙間を縫うように曲線の軌道を確保しなければならず、今回もそれを目指したための失敗ではないか、と想像されるのだ。このような技術を北が手に入れるようであれば、大変なことになるのではないかと思うのだ。
日本政府の破壊措置命令は維持されるようだが、それをおかしなことという言い分もあろうが、国連決議違反であれば致し方ないことではないか。とにかくウクライナが領土を侵害され国家防衛に必死に戦っているのを見倣い、日本も国土防衛にはもっと神経質になって欲しいものだ。しかも、確かにミサイルからの国土防衛が可能かどうか、その実力を見せて欲しいものだ。未だにミサイルでミサイルを撃ち落とすのは不可能な話だ、ということが当たり前のように語られる日本では必要なことではないだろうか。
先週は形成された梅雨前線に数百キロメートルに及ぶ線状降水帯が形成され、豪雨が各地で発生した。これにJRは早くも反応し計画運休を発表した。私鉄のほとんどは対応していないにもかかわらず、なのだ。
公共交通機関として何としてもできるだけ一般市民の日常を維持する気概が全く失せていることに、不甲斐なさを感じるが、こんなJRの現状を許していいのだろうか。“安全”をはき違えている気がしてならないのだ。雪が降って運休、雨が降っても運休、晴れてても遅れる、場合によっては身勝手な急遽の運行取りやめ、それが日常化しているJRには公共機関としての気概が全く感じられない。最早、発表されているダイアは目安化していて、保証の限りではないものと認識するべきではないのか。ならばそのダイアに、その旨の注意書きを記する必要があるのではないか。消費者庁もそのように指導するべきものではないのか。
そのようなチャランポランが可能であれば、JR側も払い戻しも不要になって“お楽になる”のでは。そうなればいよいよローカル線の存在意義がなくなって来る。JRの解体の時期が迫っているのではないか。“民営化して儲からないなら止める”、そんなお気楽な考えで公共交通機関を運営されたのでは利用者はたまったものではない。新幹線以外の在来線のJRは解体して、沿線自治体連合による運営を中心に考える時期が来ている。本来は民営化を考える時にそうするべきであったのではないか。
10~50年先を見る能力が、日本の選良達には欠けていたのだ。明治期の日本人とは全く違うのだ!日本の選良達は“お勉強”していなかったのだ。アホアホだったのだ!ザンネン!!こんな状態では日本の将来は不安でいっぱいのハズだが・・・その現状をお気付きであろうか?
さて、またしても月始めとなった。先月見た映画の紹介である。先月は46作品を鑑賞した。結構多く頑張った内容になった。だが、ネット経由での映画鑑賞は未だできていない。情けないが、ソースをどうするか決めていないのだ。無料のネットが無いので、決めるのが面倒なのだ。NHKプレミアムのBSシネマ14作品と、TV録画11作品、レンタル・ビデオ20作品。計45作品となっている。
先月は特異でレンタル・ビデオは英グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズシリーズ”が中心となった。1作品だけ “アルティメット”・仏というヴァイオレンス映画を見た。この“シャーロック・ホームズシリーズ”はTVドラマのせいか1作品1時間以内なので、その分沢山見れたという事情もあって鑑賞作品数が多くなった。
それではまずNHKプレミアムのBSシネマの紹介から。映画らしいものの紹介と言えばこれだろうか。
①5月2日“オズランド 笑顔の魔法おしえます。”2018年・日本・監督:波多野貴文
出演:波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、戸田昌宏、朝倉えりか、久保酎吉、コング桑田、中村倫也、濱田マリ、橋本愛、柄本明
グリーンランドは、熊本県荒尾市にある九州最大級の遊園地の由。しかし、この遊園地では“緊急車は何があっても園内に「絶対」入れない”という内規は実際には「絶対」にありえまい。これは恐らく法規制違反、存続し得ない。クレームは無かったか?主人公が嫌がる名前の勝手な呼び替えはハラスメントになる。原作者の意識が古き昭和ダ。あり得ない!不愉快!
②5月3日“イエスタデイ Yesterday”2019年・英・米・監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン、ジェームズ・コーデン、ロバート・カーライル、サンジーヴ・バスカー、ミーラ・サイアル
ビートルズが無名のままの世界で、その曲の価値を知る1人のシンガーがビートルズの楽曲を自作として発表して活躍する。だが、無名のままのジョンレノンに会って、改心して真実を告白し、恋人も取り戻すお話。改めてビートルズの曲を名曲と確認できる面白い映画。
③5月4日“シャレード Charade”1963年・米・監督:スタンリー・ドーネン
出演:ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、ネッド・グラス、ドミニク・ミノット、ジャック・マラン
初見。苦手なミステリーで状況が二転三転する。ピーターの正体が良く分からないまま、ジーナが恋する。だがそれは正解だった、でハッピーエンド。殴り合いシーンが現代映画的でないため返って実際的印象。ジバンシィが提供したオードリーの衣装は確かに良かった。もう一回見たい。
④5月8日“ワルキューレ Walküre,Valkyrie”2008年・米、独・監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、カリス・ファン・ハウテン、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカー、クリスチャン・ベルケル
TV録画で1度見ているがフルで見るのは初めて。1944年7月20日に起きたドイツ国防軍将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐によるヒトラー暗殺計画実行と失敗を描く。昔の時限爆弾はあんなに信頼性が低かったのか。その信頼性の低い爆弾で2度試み、2度目の実行。しかも爆弾2つを用意したのに1つだけで決行して暗殺失敗。電信等の情報センターを急襲しなったのも失敗の一因では?
⑤5月9日“あなたを抱きしめる日まで Philomena”2013年・英・監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン、ソフィ・ケネディ・クラーク、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミシェル・フェアリー、バーバラ・ジェフォード、ルース・マッケイブ
冒頭“これは事実に基づいている”と出た。どういう事実だろうと。1952年、アイルランド、10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追われ、修道院に入れられたフィロミナは男の子を出産、その子が3歳になったとき、修道院が米国人に売ったのだった。年老いたフィロミナはその子を捜すため修道院を尋ね、そして渡米したが・・・その子の墓は既にそのアイルランドの修道院に在ったのだ。“愛”のキリスト教が因習に囚われ、凡人の教義解釈ではこんな悲劇になるのだ。フィロミナは教養はないが、さすがに人を許すことを知る頭のいい人だった。マツダの赤いロードスターがフィロミナも知る高級車だったとは驚き。
⑥5月10日“夢を生きた男/ザ・ベーブ The Babe”1992年・米・監督:アーサー・ヒラー
出演:ジョン・グッドマン、ケリー・マクギリス、トリニ・アルバラード、ブルース・ボックスライトナー、ピーター・ドゥナット、ジェームズ・クロムウェル、J・C・クイン、ジョー・ラグノ、マイケル・マグレイディ
BSシネマで見たのは2度目のようだ。ベーブはニックネーム、ベビー・フェースでもあったが、世の中にデビュー当時彼の行動・行為が子供っぽく見えたせいだという。最も偉大なスポーツ界の英雄の一人・野球の神様の実態を知らない方が良かったかも、とは言い過ぎか。クレアも関係していたことを臭わすシーンがあったが、カポネとの交流はどうだったのか。Wikipediaもそれへの言及は無いので大したエピソードではなかったのか今更ながら若干気懸り。
⑦5月12日“シェラマドレの決斗 The Appaloosa”1966年・米・監督 シドニー・J・フューリー
出演:マーロン・ブランド、アンジャネット・カマー、ジョン・サクソン、エミリオ・フェルナンデス、ラファエル・キャンポス、ミリアム・コロン、フランク・シルヴェラ
2度目。マーロン・ブランドの西部劇。故郷へ帰ってきたマテオは、貧しい義兄弟のメキシコ人パコと共にアパルーサ馬を種馬に牧場を始めようとしていたが、馬を狙うチューイと子分に盗まれる。その奪還劇。
⑧5月12日“スタンピード The Rare Breed”1966年・米
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
出演:ジェームズ・ステュアート、モーリン・オハラ、ブライアン・キース、ジュリエット・ミルズ、ジャック・イーラム、ドン・ギャロウェイ
英国原産のヘレフォード種という角のない牛をアメリカに移入しよう とした母娘の話。あまり悪者はいない。牝牛は売られてしまったが、残った1頭の牡牛を西部の奥地の牧場に根付かせようと苦労する話。
⑨5月16日“7月4日に生まれて Born on the Fourth of July”1989年・米・監督:オリバー・ストーン
出演:トム・クルーズ、キーラ・セジウィック、レイモンド・J・バリー、ジェリー・レヴィン、フランク・ホエーリー、ウィレム・デフォー
2度目。米海兵隊は精強な訓練を受けていると思っていたが、ベトナムでの初戦闘で、“合図があれば撃て”の命令にいきなり発砲し続けたり、発砲の結果無実の村民の虐殺だった事実に狼狽するばかりで、撤退命令を実行しようとしなかったりした。これは怯えた軍隊ではないのか。その結果混乱ばかりとなり、映画のテーマとなる悲劇となる。
⑩5月17日“メジャー・リーグ Major League”1989年・米・監督:デヴィッド・S・ウォード
出演:トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、ウェズリー・スナイプス、チェルシー・ロス、ジェームズ・ギャモン、マーガレット・ホイットン
少々コメディ・タッチに演出が良い。34年間も優勝から遠ざかっている弱小球団クリーブランド・インディアンスが舞台。ベテランキャッチャーのジェイクが主人公(トム・ベレンジャー)。デコボコ・メンバーの欠点克服・活躍でリーグ優勝する話。
⑪5月23日“里見八犬伝 Legend of the Eight Samurai”1983年・日本・監督:深作欣二、原作:鎌田敏夫
出演: 薬師丸ひろ子、真田広之、夏木マリ、千葉真一、目黒祐樹、ヨネヤマ・ママコ、寺田農、志穂美悦子、京本政樹
公開時評判だったらしいが、何だか決定的に面白くなかった。わざとらしいラブ・シーンに、最後は鬼が島へ行く桃太郎話だ。鎌田原作がつまらないのか、脚本か?深作監督は時々こういう駄作を作る印象だ。
⑫5月24日“大統領の陰謀 All the President's Men”1976年・米・監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジャック・ウォーデン、マーティン・バルサム、ハル・ホルブルック、ジェイソン・ロバーズ、ジェーン・アレクサンダー、メレディス・バクスター、スティーヴン・コリンズ
BSシネマで2度目。関係者皆、どういうふうに脅されたのか皆口が堅い。脅すこと自体犯罪ではないのか。脅した人物の背後には大統領が居た。しかも政府機関を総動員していた。FBI,CIA・・・これで、バレるはずがない、と思うのは当然。恐らく日本ではバレなかった犯罪だ。何故ならば日本のマスコミはこんなに根性が坐っていないからだ。
⑬5月26日“リオ・ロボ Rio Lobo”1970年・米・監督:ハワード・ホークス
出演:ジョン・ウェイン、ホルヘ・リベロ、ジェニファー・オニール、ジャック・イーラム、ヴィクター・フレンチ、クリストファー・ミッチャム、デヴィッド・ハドルストン、シェリー・ランシング
気付かなかったが見始めて分かったBSシネマで2度目。ドラマの本筋が始まるまでの前説が込み入っていて、しかも仕掛けが大規模。南北戦争を挟んでいて、南軍に情報を流していた男が町を牛耳ってまた悪さをしていた。その悪人の北軍の上官・大佐がそこへ切り込んだ話だ。
⑭5月29日“優駿 ORACIÓN”1988年・日本・監督:杉田成道、原作:宮本輝「優駿」
出演:斉藤由貴、緒形直人、吉岡秀隆、加賀まりこ、吉行和子、平幹二朗、下條正巳、田中邦衛、緒形拳、仲代達矢
初見。馬が主役の映画のはずだが、そうなっていない。そういう点を含めて肝心なポイントを外している。原作ではどうか知らないが例えば田野誠をめぐる葛藤がない。豪華俳優陣にもかかわらず非常に残念。オラシオンの右足はその後どうなったのか、気懸り。原作者の言う“馬の一生”を描くなら必要では?北海道の幻想的で美しいシーンは良かった。
次がTV録画して貯まっていたものの紹介。
⑮5月1日“終わった人 Life In Overtime”2014年・日本・監督:中田秀夫
出演:舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、臼田あさ美、今井翼、ベンガル、清水ミチコ、温水洋一、高畑淳子、岩崎加根子、渡辺哲、田口トモロヲ、笹野高史
J:COMTV23/1/29放映125分、ほぼノーカット。定年退職して“終わった人”の話。東大法学部卒。メガバンクで役員一歩手前で、マンション住まいなのか。東京はそんなものか。それでも奥さんヘアサロンのオーナー、結構ですな。髪結いの亭主。IT事業に失敗したが故郷のNPOに納まってこれまた結構・・・。
⑯5月2日“嘘八百 京町ロワイヤル”2020年・日本・監督:武正晴
出演: 中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、坂田利夫、前野朋哉、木下ほうか、宇野祥平、桂雀々、山田雅人、浜村淳、国広富之、竜雷太、加藤雅也
読売TV23/1/2放送。CM含めて107分、原盤105分。古田織部の茶器“はたかけ”を巡って、イミテーションを幾つも作りTV実況放送に際してそれを全て登場させて偽物売りの老舗の面目を潰す話。古物商 小池則夫の騙すチームを維持するコストはどうやって捻出か?
⑰5月3日“A.I. A.I. Artificial Intelligence”2001年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演: ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー、ブレンダン・グリーソン、ウィリアム・ハート、サム・ロバーズ、ジェイク・トーマス
TV大阪・年忘れロードショウ20/12/31放映。CM含めて115分、原盤146分。カット部分多いようだが、筋立ては分かる。同様にTV録画で以前にも見ていて2度目。ある点で戦慄するべき話、その記憶しかないのを思い出して途中で止めようかと思ったが見てしまった。ロボット(又は未来の人類)の目から見た人間(欧米人)社会、とも言える。2千年経って人類があのような異形になるのか。蘇ったママの記憶はどうだったのか、記憶なし人間に人としての人格は備わっていたのか。このシナリオには無理がある。
⑱5月4日“探偵はBARにいる(第1作)”2011年・日本・監督:橋本一
出演: 大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、高嶋政伸、田口トモロヲ、竹下景子、吉高由里子、安藤玉恵、石橋蓮司、松重豊
J:COMTV23/1/1放映。129分、途中CM含まず。デ・ニーロがやりそうな映画だが、こういう映画がようやく日本に馴染んで来たかの感慨。日本では入手困難の拳銃の登場は致し方ないのか。もう一工夫要った?
⑲5月5日“大奥 The Lady Shogun and Her Men”2010年・日本・監督:金子文紀
出演:二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、和久井映見、佐々木蔵之介
J:COMTV23/1/1放映。CM含めて120分、原盤116分。男女の逆転した江戸時代の大奥を描いている。あり得ないが面白い。初のお夜伽を為したる者は、お内証の方として上様を破瓜奉り、そのお身体を傷つけた大罪人でもあるがゆえに打ち首となる、大変奇想天外。
⑳5月6日“メン・イン・ブラック Men in Black”1997年・米・監督:バリー・ソネンフェルド、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス、リンダ・フィオレンティーノ、ヴィンセント・ドノフリオ、リップ・トーン、シオバン・ファロン
関西TVシネマパラダイス21/6/13放映。CM含めて110分、原盤98分。キモイ、ゴキブリの宇宙人相手。ジェームズが言っていたように、記憶を消す装置の乱用が気になる。CGの萌芽の時代か?
㉑5月7日“メン・イン・ブラック3 Men in Black 3, MIB3”2012年・米・監督:バリー・ソネンフェルド、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、ジェマイン・クレメント、マイケル・スタールバーグ、エマ・トンプソン、ビル・ヘイダー
関西TV21/6/27放映。CM含めて113分、原盤108分。何となくバットマンのテイストも感じる。会話が飛ぶし、時間を遡るので付いて行けない。アニマル・ボリスは結局滅びたのか?
㉒5月8日“刑事ジョン・ブック 目撃者 Witness”1985年・米・監督:ピーター・ウィアー
出演: ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス、ルーカス・ハース、ヤン・ルーベス、ジョセフ・ソマー、ブレント・ジェニングス、ダニー・グローヴァー
関西TVシネマパラダイス20/11/8放映。CM含めて115分、原盤113分。アーミッシュの少年が殺人の目撃者となり事件に巻き込まれ、汚染した警察官の絡む話。ケリー・マクギリスが良かった。
㉓5月9日“レヴェナント: 蘇えりし者 The Revenant”2015年・米・監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック、ポール・アンダーソン、クリストッフェル・ヨーネル、
TV大阪・年忘れロードショウ20/12/28放映。CM含めて105分、原盤157分。カット部分多く、筋立ては分かるが細部で飛んでいる。TV録画で以前にも見ていて2度目。これも戦慄するというより驚異的なサヴァイヴァル・エピソード。フィッツジェラルドが何故執拗にグラスに対立したのか、その理由がカット部分にあるのか?無ければ逆恨み?
㉔5月10日“大脱出 Escape Plan”2013年・米・監督:ミカエル・ハフストローム
出演:シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジム・カヴィーゼル、ファラン・タヒール、エイミー・ライアン、サム・ニール、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィニー・ジョーンズ、マット・ジェラルド、カーティス・"50セント"・ジャクソン、カトリーナ・バルフ
TV大阪20/10/31放映。CM含めて135分、原盤115分。言わずと知れたスタローンとシュワちゃんの共演で、あたかも脱獄コンテスト。しかし、少々技術的に分かり難い部分もあるがまぁ多少のことは大目に見て、概ね理解可能だった。作中でトイレの水流が作る渦の向きで監獄の船が北半球にあると断定しているが、これは乱暴な推論であり便器形状でどうにでも変化する、との指摘有。
㉕5月11日“劇場版 柴公園 Shiba-Park”2019年・日本・監督:綾部真弥
出演:渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本、桜井ユキ、水野勝、山下真司、佐藤二朗
サンTV23/1/2放映、新春映画劇場。CM含めて115分、原盤99分。主人公は発達障害気味なのか?同じような犬の飼い主2人と気が合って付き合っていたが、別の犬を飼う世の中と没交渉の女性とも気が合って紆余曲折して、ハッピーに同棲してエンド。だけど舞台となった公園は何故か閉鎖の決定。
次がレンタル・ビデオによるもの。先にも述べたが、今月は結果的に英グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズシリーズ”が中心となった。1件㊶だけ“アルティメット”というヴァイオレンス映画だった。
“シャーロック・ホームズシリーズ”は厳密には映画とは言えず、TV連続ドラマ・シリーズであろうか。レンタル・ビデオとしてはコスト・パフォーマンスがまぁ良いのではないかと取り上げた。馬車が近距離交通機関としてタクシー代わりに使われている19世紀の英国の日常市民社会を写していて興味深い。恐らく、夏目漱石が東洋人・日本人として孤独を感じながら英国留学していた頃に近い時代だ。そう思うとなお一層面白みが増す。恐らく、ホームズ・ファンにはそんな感覚があるのではないかと思っている。
㉖5月12日“シャーロック・ホームズの冒険・ボヘミアの醜聞 A Scandal in Bohemia”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ゲイル・ハニカット、ヴォルフ・カーラー、マイケル・カーター
The Adventures of Sherlock Holmesのシリーズの始まり。ここに登場するアイリーン・アドラーはホームズが"the woman"(あの人)と呼び、生涯でただ1人愛した女性と言われている由。だが、ボヘミア国王を欺かんとしたが、別に恋人ができそちらを選択し事無きを得た。ホームズの登場する余地なしではないのか。
㉗5月12日“シャーロック・ホームズの冒険・踊る人形 The Dancing Men”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、テニエル・エヴァンズ、ベッツィ・ブラントリー、デーヴィット・ロス
“踊る人形”は換字式暗号で、人形1人1文字で旗を持った人形が単語の区切り。腕や足の有無、折り曲げ方で文字を表現。エルシーはギャング・ボスの娘で絵文字を知っていた。スレイニーと婚約させられていたのだが、イギリスに逃げ出して別の男と結婚した。スレイニーは追いかけて、何度も絵文字を発信したが、彼女は金で解決しようとしたこと。そのときピストルを持ったエルシーの夫が出てきたので、同時に発砲して実際の事件となった。
㉘5月13日“シャーロック・ホームズの冒険・海軍条約事件 The Naval Treaty”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、デヴィッド・グウィリム、ギャレス・トーマス、アリソン・スキルベック
ワトソンの旧友であり外交官のパーシー・フェルプスは、叔父の外務大臣に託された海軍条約文書を何者かによって盗まれてしまう。フェルプスの婚約者の兄が株で失敗した損失を秘密文書の売却で穴埋めしようとした事件。
㉙5月14日“シャーロック・ホームズの冒険・美しき自転車乗り The Solitary Cyclist”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、バーバラ・ウィルシャー、ジョン・キャッスル、マイケル・シベリー
南アフリカで財をなした男が遺産を残して死んだ。それを奪おうと2人の男が弁護士や神父に化けて、唯一の身寄りの姪に近付く話。ホームズが実際にボクシングで戦っている。
㉚5月16日“シャーロック・ホームズの冒険・まがった男 The Crooked Man”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、リサ・ダニエリー、デニス・ホーソーン、ノーマン・ジョーンズ
インドのセポイの乱が絡んでいて、英軍兵士が恋敵に裏切られ敵に捕まり長期間拷問を受け、背中が変形し別人になってしまった。それが本国に戻り、恋敵がショックで死亡。それが殺人事件に?David デービットはダビデ王でダビデはウリヤの妻バト・シェバを奪うために、ウリヤを戦場に送った故事がある。医者の正しい診断書が出ればホームズの出番はなかった?
㉛5月17日“シャーロック・ホームズの冒険・青い紅玉 The Blue Carbuncle”1984年・英・監督:デヴィッド・カーソン
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、フランク・ミドルマス、ケン・キャンベル、デズモンド・マクナマラ、アメルダ・ブラウン
紅玉Carbuncle(カーバンクル)は、丸く研磨された赤い宝石のこと、もしくはガーネットを指す。ガーネットと呼ばれる宝石の中で、青色をしたものは当時発見されていなかったので、それが何か特定されていないようだ。それに肝心の真犯人をホームズは解放したので誰が犯人となったのか?結末不十分ではないか。
㉜5月17日“シャーロック・ホームズの冒険・まだらの紐 The Speckled Band”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ジェレミー・ケンプ、ロザリン・ランドー、デニス・アーモン
毒蛇が凶器。ロイロット博士の部屋には箱が置いてあり、猫もいないのにミルクの入った皿があった他、先の部分が輪の形に細工された奇妙な鞭があった。蛇はミルクと鞭で訓練するというが一歩間違うと飼い主を噛むのだ。とはいうものの、実際にはミルクを餌とする蛇はいないこと、蛇は耳が聞こえないので口笛で蛇を操ることはできないこと、また蛇は紐を伝って上り下りすることもできないことから、作中に登場する毒蛇は実在しない、という。
㉝5月18日“シャーロック・ホームズの冒険・ブナの木屋敷の怪 The Copper Beeches”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ナターシャ・リチャードソン、ジョス・アクランド、スチュワート・シンバーグ、ロティ・ウォード
ブナの木屋敷の塔に監禁された娘アリスが本来のキィ・パーソンなのに、ほとんど顔を見せず、出演すらしていない?屋敷の主人ルーキャッスルの前妻が金持ち?前妻が亡くなってその財産を相続したアリスを監禁?なら後妻が悪者?ヴァイオレット役ナターシャ・リチャードソンが美人。
㉞5月19日“シャーロック・ホームズの冒険・ギリシア語通訳 The Greek Interpreter”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、チャールズ・グレイ、アルキス・クリティコス、ジョージ・コスティガン、ニック・フィールド、アントン・アレクサンダー、ビクトリア・ハーウッド
ソフィ・クラティディスとそんなに無理矢理結婚することでメリットがあったのか?その点が不明では?何だかこのシリーズ説明不足が目立つような気がする。それにソフィの居場所をどうやって知ったのか、新聞を見た人の連絡?それもいささか?
㉟5月20日“シャーロック・ホームズの冒険・ノーウッドの建築業者 The Norwood Builder”1984年・英・監督:ケン・グリーブ
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、 ロザリー・クラッチリー、コリン・ジェボンズ、マシュー・ソロン、ジョナサン・アダムズ、ヘレン・ライアン
浮浪者を殺して、身代わりに火災現場に置き、秦だと見せかけ、若い弁護士を陥れる犯罪。隠し部屋をいぶして見つけて一件落着。
㊱5月21日“シャーロック・ホームズの冒険・入院患者 The Resident Patient”1984年・英・監督:デビッド・カースン
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、パトリック・ニューエル、ニコラス・クレイ、ジョン・リンガム、ディム・バーロー、ブレット・フォレスト、チャールズ・コーク
過去の5人組銀行強盗団の仲間割れ!裏切り者のサットンが自殺と見せかけて殺される事件。ワトソンの船の模型が気になる。
㊲5月22日“シャーロック・ホームズの冒険・赤髪連盟 The Red Headed League”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ジョン・ウッドナット、エリック・ポター、ロジャー・ハモンド、ティム・マッキナリー、レジナルド・スチュワート、 リチャード・ウィルスン
シティ&サバーバン銀行コバーグ支店の金庫からフランス銀行からナポレオン金貨(6万フラン)を盗み出す計画を見抜くホームズの活躍。だが、ステッキで舗道を叩いてトンネルの所在が分かるのか?
㊳5月23日“シャーロック・ホームズの冒険・最後の事件 The Final Problem”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアム、エリック・ポター、オリベ・ピエール、クロード・ル・サシュ、ミッシェル・ゴルディ、ポール・ヒュモポレッツ
これで本当に最後ではない!ライヘンバッハの滝に落ちるシーンはスタントでやった実写の由。大変!だが、そのシーンはワトソンの空想。ホームズはどうやって蘇るのか?
㊴5月24日“シャーロック・ホームズの帰還・空き家の怪事件 The Empty House”1986年・英・監督:ハワード・ベイカー
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、パトリック・アレン、エリック・ポター、コリン・ジーボンズ、ジェームズ・ブリー
本作より別シリーズ。映像ではリターン・オブ・シャーロックホームズThe Return of Sherlock Holmesとなっていて、ワトソン役も替わる。特注の空気銃が凶器になる犯罪。それにしても窓から離れた場所の標的に正確に撃ち果たせるものなのか、マユツバ。
㊵5月26日“シャーロック・ホームズの帰還・プライオリ・スクール The Priory School”1986年・英・監督:ジョン・マッデン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、アラン・ハワード、クリストファー・ベンジャミン、ニコラス・ゲックス、ニッサー・モドイ、マイケル・バーテンショウ、ジャック・カー
馬や牛の蹄の跡や自転車のわだちの跡がどうかかわっているのかよく分からない展開だった。原作を全く知らないためなのか見たのは52分だったが、何かカットされているシーンがあるような気がする。残念!だが問題の公爵家の先祖は家畜泥棒だとか、名誉ばかり言ってスキャンダルを隠そうとしている貴族のあり方を批判している。だから金をむしり取るシーンがある。
㊶5月27日“アルティメット Banlieue 13, 英題: District 13”2004年・仏・監督:ピエール・モレル、製作:リュック・ベッソン
出演:シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル、ラルビ・ナセリ、トニー・ダマリオ、ダニー・ヴェリッシモ
たまには、ホームズから離れて見た。さすがにリュック・ベンソンの映画だ。スタントマンやCGなしの映画の由。すごい目を見張るアクション。破壊的内容!
㊷5月27日“シャーロック・ホームズの帰還・第二の血痕 The Second Stain”1986年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、コリン・ジェボンズ、ハリー・アンドリュース、パトリシア・ホッジ、シーン・スキャンラン
これも大臣夫婦間のスキャンダル絡みの話。ホームズは上手く隠しおおせた。ラストのガッツポーズが面白い。
㊸5月30日“シャーロック・ホームズの帰還・マスグレーヴ家の儀式書 The Musgrave Ritual”1986年・英・監督:ディヴィッド・カールソン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ジェームズ・ハゼルダイン、ミカエル・カルヴァー、ジョアンナ・カービー、テレサ・バンハム、イアン・マーター、パトリック・ブラックウェル
清教徒革命の王党派だったマスグレーヴ家に残ったスチュアート朝の王冠を我楽多として探し当てた執事ブラントンの失踪事件。チャールズⅡの王政復古の時王冠はどうしたのか?小説だから細かいこと良いじゃないの。
㊹5月31日“シャーロック・ホームズの帰還・修道院屋敷 The Abbey Grange”1986年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、アン・ルイーズ・ランバート、オリバー・トビアス、ズーレマ・ディーン、ポール・ウィリアムソン、コンラッド・フィリップス
Abbeyとは、カントリー・ハウス(English country house)のことで、ブリテン島の農村において貴族の住居として建設された邸宅のこと。どうして犯人が船会社の海員だと分かったのか。紐の結び目?それでサザンクロス・ライン会社社員とどうして分かったのか?肝心な点が飛んでいる!しかも犯人の特定にまでそれでどうして行くのか?美人のブラッケンストール夫人はオーストラリア人という設定になっているが、演じるアン・ルイーズ・ランバートもオーストラリア人の由。
㊺5月31日“シャーロック・ホームズの帰還・もう一つの顔 The Man with the Twisted Lip”1986年・英・監督:パトリック・ロウ
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、クライヴ・フランシス、エレノア・デーヴィッド、デニス・リル、アルバート・モーゼス、ダッドリー・ジェームズ
乞食を3日やったら辞められない!を地で言った話。1日26シリング、年700ポンドを稼げて辞めるに辞められなくなった男の話。貧民街で奥さんに見つかって、本人が姿を隠したので奥さんが捜して欲しいとホームズに頼んでエピソードになった。
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ウクライナは乾坤一擲の反攻に向けての準備だと思われているが、それを阻止するかのようにロシアのキーウへのドローンやミサイル攻撃が間断なく行われているようだ。
それで市民の精神を疲弊させ、それから防御する防空兵器の枯渇も狙っているとされる。究極の世界平和のために、邪悪からの勝利のために、是が非でも頑張って頂きたいものだ。またウクライナも情報を何もかも公開することはできず、逆に防空状況を映した動画を流した人々を逮捕もしているようだ。
ベラルーシの大統領ルカシェンコが高齢のために健康を害しているのかプーチンとの密談後緊急入院した報道があったが、ロシア側に毒を盛られたという説が急浮上している。
戦術核をベラルーシに持ち込んだが、ルカシェンコが一向にウクライナに打ち込む姿勢を示さないので、プーチンが見限ったのではないかとの憶測がある。このためロシアは、近く戦術核を何らかの方法で使用するのではないかとの憶測も流れている。
ウクライナ-ロシア国境付近での反プーチンのロシア人による反乱の兆しも出て来ているようだ。これをウクライナ側が支援しているというのは公然の秘密。モスクワを攻撃するドローンの存在が頻繁に言われるようになったが、実は彼らの活動の結果ではないかとも思われる。
ウクライナ情勢よりも、身近の極東では北が人工衛星打ち上げのロケットを発射したが、失敗したという。これは米軍の動向を即時把握するための偵察衛星を目論んでのことなので、北にとっては究めて重要な軍事的意義のあるはずのものだった。不思議にも誰も指摘しないのだが、人工衛星の打ち上げなのだが、韓国、中国、日本、フィリピンの領空の隙間を縫うように曲線の軌道を確保しなければならず、今回もそれを目指したための失敗ではないか、と想像されるのだ。このような技術を北が手に入れるようであれば、大変なことになるのではないかと思うのだ。
日本政府の破壊措置命令は維持されるようだが、それをおかしなことという言い分もあろうが、国連決議違反であれば致し方ないことではないか。とにかくウクライナが領土を侵害され国家防衛に必死に戦っているのを見倣い、日本も国土防衛にはもっと神経質になって欲しいものだ。しかも、確かにミサイルからの国土防衛が可能かどうか、その実力を見せて欲しいものだ。未だにミサイルでミサイルを撃ち落とすのは不可能な話だ、ということが当たり前のように語られる日本では必要なことではないだろうか。
先週は形成された梅雨前線に数百キロメートルに及ぶ線状降水帯が形成され、豪雨が各地で発生した。これにJRは早くも反応し計画運休を発表した。私鉄のほとんどは対応していないにもかかわらず、なのだ。
公共交通機関として何としてもできるだけ一般市民の日常を維持する気概が全く失せていることに、不甲斐なさを感じるが、こんなJRの現状を許していいのだろうか。“安全”をはき違えている気がしてならないのだ。雪が降って運休、雨が降っても運休、晴れてても遅れる、場合によっては身勝手な急遽の運行取りやめ、それが日常化しているJRには公共機関としての気概が全く感じられない。最早、発表されているダイアは目安化していて、保証の限りではないものと認識するべきではないのか。ならばそのダイアに、その旨の注意書きを記する必要があるのではないか。消費者庁もそのように指導するべきものではないのか。
そのようなチャランポランが可能であれば、JR側も払い戻しも不要になって“お楽になる”のでは。そうなればいよいよローカル線の存在意義がなくなって来る。JRの解体の時期が迫っているのではないか。“民営化して儲からないなら止める”、そんなお気楽な考えで公共交通機関を運営されたのでは利用者はたまったものではない。新幹線以外の在来線のJRは解体して、沿線自治体連合による運営を中心に考える時期が来ている。本来は民営化を考える時にそうするべきであったのではないか。
10~50年先を見る能力が、日本の選良達には欠けていたのだ。明治期の日本人とは全く違うのだ!日本の選良達は“お勉強”していなかったのだ。アホアホだったのだ!ザンネン!!こんな状態では日本の将来は不安でいっぱいのハズだが・・・その現状をお気付きであろうか?
さて、またしても月始めとなった。先月見た映画の紹介である。先月は46作品を鑑賞した。結構多く頑張った内容になった。だが、ネット経由での映画鑑賞は未だできていない。情けないが、ソースをどうするか決めていないのだ。無料のネットが無いので、決めるのが面倒なのだ。NHKプレミアムのBSシネマ14作品と、TV録画11作品、レンタル・ビデオ20作品。計45作品となっている。
先月は特異でレンタル・ビデオは英グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズシリーズ”が中心となった。1作品だけ “アルティメット”・仏というヴァイオレンス映画を見た。この“シャーロック・ホームズシリーズ”はTVドラマのせいか1作品1時間以内なので、その分沢山見れたという事情もあって鑑賞作品数が多くなった。
それではまずNHKプレミアムのBSシネマの紹介から。映画らしいものの紹介と言えばこれだろうか。
①5月2日“オズランド 笑顔の魔法おしえます。”2018年・日本・監督:波多野貴文
出演:波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、戸田昌宏、朝倉えりか、久保酎吉、コング桑田、中村倫也、濱田マリ、橋本愛、柄本明
グリーンランドは、熊本県荒尾市にある九州最大級の遊園地の由。しかし、この遊園地では“緊急車は何があっても園内に「絶対」入れない”という内規は実際には「絶対」にありえまい。これは恐らく法規制違反、存続し得ない。クレームは無かったか?主人公が嫌がる名前の勝手な呼び替えはハラスメントになる。原作者の意識が古き昭和ダ。あり得ない!不愉快!
②5月3日“イエスタデイ Yesterday”2019年・英・米・監督:ダニー・ボイル
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン、ジェームズ・コーデン、ロバート・カーライル、サンジーヴ・バスカー、ミーラ・サイアル
ビートルズが無名のままの世界で、その曲の価値を知る1人のシンガーがビートルズの楽曲を自作として発表して活躍する。だが、無名のままのジョンレノンに会って、改心して真実を告白し、恋人も取り戻すお話。改めてビートルズの曲を名曲と確認できる面白い映画。
③5月4日“シャレード Charade”1963年・米・監督:スタンリー・ドーネン
出演:ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、ネッド・グラス、ドミニク・ミノット、ジャック・マラン
初見。苦手なミステリーで状況が二転三転する。ピーターの正体が良く分からないまま、ジーナが恋する。だがそれは正解だった、でハッピーエンド。殴り合いシーンが現代映画的でないため返って実際的印象。ジバンシィが提供したオードリーの衣装は確かに良かった。もう一回見たい。
④5月8日“ワルキューレ Walküre,Valkyrie”2008年・米、独・監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、カリス・ファン・ハウテン、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカー、クリスチャン・ベルケル
TV録画で1度見ているがフルで見るのは初めて。1944年7月20日に起きたドイツ国防軍将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐によるヒトラー暗殺計画実行と失敗を描く。昔の時限爆弾はあんなに信頼性が低かったのか。その信頼性の低い爆弾で2度試み、2度目の実行。しかも爆弾2つを用意したのに1つだけで決行して暗殺失敗。電信等の情報センターを急襲しなったのも失敗の一因では?
⑤5月9日“あなたを抱きしめる日まで Philomena”2013年・英・監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン、ソフィ・ケネディ・クラーク、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミシェル・フェアリー、バーバラ・ジェフォード、ルース・マッケイブ
冒頭“これは事実に基づいている”と出た。どういう事実だろうと。1952年、アイルランド、10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追われ、修道院に入れられたフィロミナは男の子を出産、その子が3歳になったとき、修道院が米国人に売ったのだった。年老いたフィロミナはその子を捜すため修道院を尋ね、そして渡米したが・・・その子の墓は既にそのアイルランドの修道院に在ったのだ。“愛”のキリスト教が因習に囚われ、凡人の教義解釈ではこんな悲劇になるのだ。フィロミナは教養はないが、さすがに人を許すことを知る頭のいい人だった。マツダの赤いロードスターがフィロミナも知る高級車だったとは驚き。
⑥5月10日“夢を生きた男/ザ・ベーブ The Babe”1992年・米・監督:アーサー・ヒラー
出演:ジョン・グッドマン、ケリー・マクギリス、トリニ・アルバラード、ブルース・ボックスライトナー、ピーター・ドゥナット、ジェームズ・クロムウェル、J・C・クイン、ジョー・ラグノ、マイケル・マグレイディ
BSシネマで見たのは2度目のようだ。ベーブはニックネーム、ベビー・フェースでもあったが、世の中にデビュー当時彼の行動・行為が子供っぽく見えたせいだという。最も偉大なスポーツ界の英雄の一人・野球の神様の実態を知らない方が良かったかも、とは言い過ぎか。クレアも関係していたことを臭わすシーンがあったが、カポネとの交流はどうだったのか。Wikipediaもそれへの言及は無いので大したエピソードではなかったのか今更ながら若干気懸り。
⑦5月12日“シェラマドレの決斗 The Appaloosa”1966年・米・監督 シドニー・J・フューリー
出演:マーロン・ブランド、アンジャネット・カマー、ジョン・サクソン、エミリオ・フェルナンデス、ラファエル・キャンポス、ミリアム・コロン、フランク・シルヴェラ
2度目。マーロン・ブランドの西部劇。故郷へ帰ってきたマテオは、貧しい義兄弟のメキシコ人パコと共にアパルーサ馬を種馬に牧場を始めようとしていたが、馬を狙うチューイと子分に盗まれる。その奪還劇。
⑧5月12日“スタンピード The Rare Breed”1966年・米
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
出演:ジェームズ・ステュアート、モーリン・オハラ、ブライアン・キース、ジュリエット・ミルズ、ジャック・イーラム、ドン・ギャロウェイ
英国原産のヘレフォード種という角のない牛をアメリカに移入しよう とした母娘の話。あまり悪者はいない。牝牛は売られてしまったが、残った1頭の牡牛を西部の奥地の牧場に根付かせようと苦労する話。
⑨5月16日“7月4日に生まれて Born on the Fourth of July”1989年・米・監督:オリバー・ストーン
出演:トム・クルーズ、キーラ・セジウィック、レイモンド・J・バリー、ジェリー・レヴィン、フランク・ホエーリー、ウィレム・デフォー
2度目。米海兵隊は精強な訓練を受けていると思っていたが、ベトナムでの初戦闘で、“合図があれば撃て”の命令にいきなり発砲し続けたり、発砲の結果無実の村民の虐殺だった事実に狼狽するばかりで、撤退命令を実行しようとしなかったりした。これは怯えた軍隊ではないのか。その結果混乱ばかりとなり、映画のテーマとなる悲劇となる。
⑩5月17日“メジャー・リーグ Major League”1989年・米・監督:デヴィッド・S・ウォード
出演:トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、ウェズリー・スナイプス、チェルシー・ロス、ジェームズ・ギャモン、マーガレット・ホイットン
少々コメディ・タッチに演出が良い。34年間も優勝から遠ざかっている弱小球団クリーブランド・インディアンスが舞台。ベテランキャッチャーのジェイクが主人公(トム・ベレンジャー)。デコボコ・メンバーの欠点克服・活躍でリーグ優勝する話。
⑪5月23日“里見八犬伝 Legend of the Eight Samurai”1983年・日本・監督:深作欣二、原作:鎌田敏夫
出演: 薬師丸ひろ子、真田広之、夏木マリ、千葉真一、目黒祐樹、ヨネヤマ・ママコ、寺田農、志穂美悦子、京本政樹
公開時評判だったらしいが、何だか決定的に面白くなかった。わざとらしいラブ・シーンに、最後は鬼が島へ行く桃太郎話だ。鎌田原作がつまらないのか、脚本か?深作監督は時々こういう駄作を作る印象だ。
⑫5月24日“大統領の陰謀 All the President's Men”1976年・米・監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジャック・ウォーデン、マーティン・バルサム、ハル・ホルブルック、ジェイソン・ロバーズ、ジェーン・アレクサンダー、メレディス・バクスター、スティーヴン・コリンズ
BSシネマで2度目。関係者皆、どういうふうに脅されたのか皆口が堅い。脅すこと自体犯罪ではないのか。脅した人物の背後には大統領が居た。しかも政府機関を総動員していた。FBI,CIA・・・これで、バレるはずがない、と思うのは当然。恐らく日本ではバレなかった犯罪だ。何故ならば日本のマスコミはこんなに根性が坐っていないからだ。
⑬5月26日“リオ・ロボ Rio Lobo”1970年・米・監督:ハワード・ホークス
出演:ジョン・ウェイン、ホルヘ・リベロ、ジェニファー・オニール、ジャック・イーラム、ヴィクター・フレンチ、クリストファー・ミッチャム、デヴィッド・ハドルストン、シェリー・ランシング
気付かなかったが見始めて分かったBSシネマで2度目。ドラマの本筋が始まるまでの前説が込み入っていて、しかも仕掛けが大規模。南北戦争を挟んでいて、南軍に情報を流していた男が町を牛耳ってまた悪さをしていた。その悪人の北軍の上官・大佐がそこへ切り込んだ話だ。
⑭5月29日“優駿 ORACIÓN”1988年・日本・監督:杉田成道、原作:宮本輝「優駿」
出演:斉藤由貴、緒形直人、吉岡秀隆、加賀まりこ、吉行和子、平幹二朗、下條正巳、田中邦衛、緒形拳、仲代達矢
初見。馬が主役の映画のはずだが、そうなっていない。そういう点を含めて肝心なポイントを外している。原作ではどうか知らないが例えば田野誠をめぐる葛藤がない。豪華俳優陣にもかかわらず非常に残念。オラシオンの右足はその後どうなったのか、気懸り。原作者の言う“馬の一生”を描くなら必要では?北海道の幻想的で美しいシーンは良かった。
次がTV録画して貯まっていたものの紹介。
⑮5月1日“終わった人 Life In Overtime”2014年・日本・監督:中田秀夫
出演:舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、臼田あさ美、今井翼、ベンガル、清水ミチコ、温水洋一、高畑淳子、岩崎加根子、渡辺哲、田口トモロヲ、笹野高史
J:COMTV23/1/29放映125分、ほぼノーカット。定年退職して“終わった人”の話。東大法学部卒。メガバンクで役員一歩手前で、マンション住まいなのか。東京はそんなものか。それでも奥さんヘアサロンのオーナー、結構ですな。髪結いの亭主。IT事業に失敗したが故郷のNPOに納まってこれまた結構・・・。
⑯5月2日“嘘八百 京町ロワイヤル”2020年・日本・監督:武正晴
出演: 中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、坂田利夫、前野朋哉、木下ほうか、宇野祥平、桂雀々、山田雅人、浜村淳、国広富之、竜雷太、加藤雅也
読売TV23/1/2放送。CM含めて107分、原盤105分。古田織部の茶器“はたかけ”を巡って、イミテーションを幾つも作りTV実況放送に際してそれを全て登場させて偽物売りの老舗の面目を潰す話。古物商 小池則夫の騙すチームを維持するコストはどうやって捻出か?
⑰5月3日“A.I. A.I. Artificial Intelligence”2001年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演: ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー、ブレンダン・グリーソン、ウィリアム・ハート、サム・ロバーズ、ジェイク・トーマス
TV大阪・年忘れロードショウ20/12/31放映。CM含めて115分、原盤146分。カット部分多いようだが、筋立ては分かる。同様にTV録画で以前にも見ていて2度目。ある点で戦慄するべき話、その記憶しかないのを思い出して途中で止めようかと思ったが見てしまった。ロボット(又は未来の人類)の目から見た人間(欧米人)社会、とも言える。2千年経って人類があのような異形になるのか。蘇ったママの記憶はどうだったのか、記憶なし人間に人としての人格は備わっていたのか。このシナリオには無理がある。
⑱5月4日“探偵はBARにいる(第1作)”2011年・日本・監督:橋本一
出演: 大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、高嶋政伸、田口トモロヲ、竹下景子、吉高由里子、安藤玉恵、石橋蓮司、松重豊
J:COMTV23/1/1放映。129分、途中CM含まず。デ・ニーロがやりそうな映画だが、こういう映画がようやく日本に馴染んで来たかの感慨。日本では入手困難の拳銃の登場は致し方ないのか。もう一工夫要った?
⑲5月5日“大奥 The Lady Shogun and Her Men”2010年・日本・監督:金子文紀
出演:二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、和久井映見、佐々木蔵之介
J:COMTV23/1/1放映。CM含めて120分、原盤116分。男女の逆転した江戸時代の大奥を描いている。あり得ないが面白い。初のお夜伽を為したる者は、お内証の方として上様を破瓜奉り、そのお身体を傷つけた大罪人でもあるがゆえに打ち首となる、大変奇想天外。
⑳5月6日“メン・イン・ブラック Men in Black”1997年・米・監督:バリー・ソネンフェルド、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス、リンダ・フィオレンティーノ、ヴィンセント・ドノフリオ、リップ・トーン、シオバン・ファロン
関西TVシネマパラダイス21/6/13放映。CM含めて110分、原盤98分。キモイ、ゴキブリの宇宙人相手。ジェームズが言っていたように、記憶を消す装置の乱用が気になる。CGの萌芽の時代か?
㉑5月7日“メン・イン・ブラック3 Men in Black 3, MIB3”2012年・米・監督:バリー・ソネンフェルド、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、ジェマイン・クレメント、マイケル・スタールバーグ、エマ・トンプソン、ビル・ヘイダー
関西TV21/6/27放映。CM含めて113分、原盤108分。何となくバットマンのテイストも感じる。会話が飛ぶし、時間を遡るので付いて行けない。アニマル・ボリスは結局滅びたのか?
㉒5月8日“刑事ジョン・ブック 目撃者 Witness”1985年・米・監督:ピーター・ウィアー
出演: ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス、ルーカス・ハース、ヤン・ルーベス、ジョセフ・ソマー、ブレント・ジェニングス、ダニー・グローヴァー
関西TVシネマパラダイス20/11/8放映。CM含めて115分、原盤113分。アーミッシュの少年が殺人の目撃者となり事件に巻き込まれ、汚染した警察官の絡む話。ケリー・マクギリスが良かった。
㉓5月9日“レヴェナント: 蘇えりし者 The Revenant”2015年・米・監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック、ポール・アンダーソン、クリストッフェル・ヨーネル、
TV大阪・年忘れロードショウ20/12/28放映。CM含めて105分、原盤157分。カット部分多く、筋立ては分かるが細部で飛んでいる。TV録画で以前にも見ていて2度目。これも戦慄するというより驚異的なサヴァイヴァル・エピソード。フィッツジェラルドが何故執拗にグラスに対立したのか、その理由がカット部分にあるのか?無ければ逆恨み?
㉔5月10日“大脱出 Escape Plan”2013年・米・監督:ミカエル・ハフストローム
出演:シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジム・カヴィーゼル、ファラン・タヒール、エイミー・ライアン、サム・ニール、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィニー・ジョーンズ、マット・ジェラルド、カーティス・"50セント"・ジャクソン、カトリーナ・バルフ
TV大阪20/10/31放映。CM含めて135分、原盤115分。言わずと知れたスタローンとシュワちゃんの共演で、あたかも脱獄コンテスト。しかし、少々技術的に分かり難い部分もあるがまぁ多少のことは大目に見て、概ね理解可能だった。作中でトイレの水流が作る渦の向きで監獄の船が北半球にあると断定しているが、これは乱暴な推論であり便器形状でどうにでも変化する、との指摘有。
㉕5月11日“劇場版 柴公園 Shiba-Park”2019年・日本・監督:綾部真弥
出演:渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本、桜井ユキ、水野勝、山下真司、佐藤二朗
サンTV23/1/2放映、新春映画劇場。CM含めて115分、原盤99分。主人公は発達障害気味なのか?同じような犬の飼い主2人と気が合って付き合っていたが、別の犬を飼う世の中と没交渉の女性とも気が合って紆余曲折して、ハッピーに同棲してエンド。だけど舞台となった公園は何故か閉鎖の決定。
次がレンタル・ビデオによるもの。先にも述べたが、今月は結果的に英グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズシリーズ”が中心となった。1件㊶だけ“アルティメット”というヴァイオレンス映画だった。
“シャーロック・ホームズシリーズ”は厳密には映画とは言えず、TV連続ドラマ・シリーズであろうか。レンタル・ビデオとしてはコスト・パフォーマンスがまぁ良いのではないかと取り上げた。馬車が近距離交通機関としてタクシー代わりに使われている19世紀の英国の日常市民社会を写していて興味深い。恐らく、夏目漱石が東洋人・日本人として孤独を感じながら英国留学していた頃に近い時代だ。そう思うとなお一層面白みが増す。恐らく、ホームズ・ファンにはそんな感覚があるのではないかと思っている。
㉖5月12日“シャーロック・ホームズの冒険・ボヘミアの醜聞 A Scandal in Bohemia”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ゲイル・ハニカット、ヴォルフ・カーラー、マイケル・カーター
The Adventures of Sherlock Holmesのシリーズの始まり。ここに登場するアイリーン・アドラーはホームズが"the woman"(あの人)と呼び、生涯でただ1人愛した女性と言われている由。だが、ボヘミア国王を欺かんとしたが、別に恋人ができそちらを選択し事無きを得た。ホームズの登場する余地なしではないのか。
㉗5月12日“シャーロック・ホームズの冒険・踊る人形 The Dancing Men”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、テニエル・エヴァンズ、ベッツィ・ブラントリー、デーヴィット・ロス
“踊る人形”は換字式暗号で、人形1人1文字で旗を持った人形が単語の区切り。腕や足の有無、折り曲げ方で文字を表現。エルシーはギャング・ボスの娘で絵文字を知っていた。スレイニーと婚約させられていたのだが、イギリスに逃げ出して別の男と結婚した。スレイニーは追いかけて、何度も絵文字を発信したが、彼女は金で解決しようとしたこと。そのときピストルを持ったエルシーの夫が出てきたので、同時に発砲して実際の事件となった。
㉘5月13日“シャーロック・ホームズの冒険・海軍条約事件 The Naval Treaty”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、デヴィッド・グウィリム、ギャレス・トーマス、アリソン・スキルベック
ワトソンの旧友であり外交官のパーシー・フェルプスは、叔父の外務大臣に託された海軍条約文書を何者かによって盗まれてしまう。フェルプスの婚約者の兄が株で失敗した損失を秘密文書の売却で穴埋めしようとした事件。
㉙5月14日“シャーロック・ホームズの冒険・美しき自転車乗り The Solitary Cyclist”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、バーバラ・ウィルシャー、ジョン・キャッスル、マイケル・シベリー
南アフリカで財をなした男が遺産を残して死んだ。それを奪おうと2人の男が弁護士や神父に化けて、唯一の身寄りの姪に近付く話。ホームズが実際にボクシングで戦っている。
㉚5月16日“シャーロック・ホームズの冒険・まがった男 The Crooked Man”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、リサ・ダニエリー、デニス・ホーソーン、ノーマン・ジョーンズ
インドのセポイの乱が絡んでいて、英軍兵士が恋敵に裏切られ敵に捕まり長期間拷問を受け、背中が変形し別人になってしまった。それが本国に戻り、恋敵がショックで死亡。それが殺人事件に?David デービットはダビデ王でダビデはウリヤの妻バト・シェバを奪うために、ウリヤを戦場に送った故事がある。医者の正しい診断書が出ればホームズの出番はなかった?
㉛5月17日“シャーロック・ホームズの冒険・青い紅玉 The Blue Carbuncle”1984年・英・監督:デヴィッド・カーソン
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、フランク・ミドルマス、ケン・キャンベル、デズモンド・マクナマラ、アメルダ・ブラウン
紅玉Carbuncle(カーバンクル)は、丸く研磨された赤い宝石のこと、もしくはガーネットを指す。ガーネットと呼ばれる宝石の中で、青色をしたものは当時発見されていなかったので、それが何か特定されていないようだ。それに肝心の真犯人をホームズは解放したので誰が犯人となったのか?結末不十分ではないか。
㉜5月17日“シャーロック・ホームズの冒険・まだらの紐 The Speckled Band”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ジェレミー・ケンプ、ロザリン・ランドー、デニス・アーモン
毒蛇が凶器。ロイロット博士の部屋には箱が置いてあり、猫もいないのにミルクの入った皿があった他、先の部分が輪の形に細工された奇妙な鞭があった。蛇はミルクと鞭で訓練するというが一歩間違うと飼い主を噛むのだ。とはいうものの、実際にはミルクを餌とする蛇はいないこと、蛇は耳が聞こえないので口笛で蛇を操ることはできないこと、また蛇は紐を伝って上り下りすることもできないことから、作中に登場する毒蛇は実在しない、という。
㉝5月18日“シャーロック・ホームズの冒険・ブナの木屋敷の怪 The Copper Beeches”1984年・英・監督:ポール・アネット
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、ナターシャ・リチャードソン、ジョス・アクランド、スチュワート・シンバーグ、ロティ・ウォード
ブナの木屋敷の塔に監禁された娘アリスが本来のキィ・パーソンなのに、ほとんど顔を見せず、出演すらしていない?屋敷の主人ルーキャッスルの前妻が金持ち?前妻が亡くなってその財産を相続したアリスを監禁?なら後妻が悪者?ヴァイオレット役ナターシャ・リチャードソンが美人。
㉞5月19日“シャーロック・ホームズの冒険・ギリシア語通訳 The Greek Interpreter”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、チャールズ・グレイ、アルキス・クリティコス、ジョージ・コスティガン、ニック・フィールド、アントン・アレクサンダー、ビクトリア・ハーウッド
ソフィ・クラティディスとそんなに無理矢理結婚することでメリットがあったのか?その点が不明では?何だかこのシリーズ説明不足が目立つような気がする。それにソフィの居場所をどうやって知ったのか、新聞を見た人の連絡?それもいささか?
㉟5月20日“シャーロック・ホームズの冒険・ノーウッドの建築業者 The Norwood Builder”1984年・英・監督:ケン・グリーブ
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、 ロザリー・クラッチリー、コリン・ジェボンズ、マシュー・ソロン、ジョナサン・アダムズ、ヘレン・ライアン
浮浪者を殺して、身代わりに火災現場に置き、秦だと見せかけ、若い弁護士を陥れる犯罪。隠し部屋をいぶして見つけて一件落着。
㊱5月21日“シャーロック・ホームズの冒険・入院患者 The Resident Patient”1984年・英・監督:デビッド・カースン
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアムズ、パトリック・ニューエル、ニコラス・クレイ、ジョン・リンガム、ディム・バーロー、ブレット・フォレスト、チャールズ・コーク
過去の5人組銀行強盗団の仲間割れ!裏切り者のサットンが自殺と見せかけて殺される事件。ワトソンの船の模型が気になる。
㊲5月22日“シャーロック・ホームズの冒険・赤髪連盟 The Red Headed League”1984年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ジョン・ウッドナット、エリック・ポター、ロジャー・ハモンド、ティム・マッキナリー、レジナルド・スチュワート、 リチャード・ウィルスン
シティ&サバーバン銀行コバーグ支店の金庫からフランス銀行からナポレオン金貨(6万フラン)を盗み出す計画を見抜くホームズの活躍。だが、ステッキで舗道を叩いてトンネルの所在が分かるのか?
㊳5月23日“シャーロック・ホームズの冒険・最後の事件 The Final Problem”1984年・英・監督:アラン・グリント
出演:ジェレミー・ブレット、デビッド・バーク、ロザリー・ウィリアム、エリック・ポター、オリベ・ピエール、クロード・ル・サシュ、ミッシェル・ゴルディ、ポール・ヒュモポレッツ
これで本当に最後ではない!ライヘンバッハの滝に落ちるシーンはスタントでやった実写の由。大変!だが、そのシーンはワトソンの空想。ホームズはどうやって蘇るのか?
㊴5月24日“シャーロック・ホームズの帰還・空き家の怪事件 The Empty House”1986年・英・監督:ハワード・ベイカー
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、パトリック・アレン、エリック・ポター、コリン・ジーボンズ、ジェームズ・ブリー
本作より別シリーズ。映像ではリターン・オブ・シャーロックホームズThe Return of Sherlock Holmesとなっていて、ワトソン役も替わる。特注の空気銃が凶器になる犯罪。それにしても窓から離れた場所の標的に正確に撃ち果たせるものなのか、マユツバ。
㊵5月26日“シャーロック・ホームズの帰還・プライオリ・スクール The Priory School”1986年・英・監督:ジョン・マッデン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、アラン・ハワード、クリストファー・ベンジャミン、ニコラス・ゲックス、ニッサー・モドイ、マイケル・バーテンショウ、ジャック・カー
馬や牛の蹄の跡や自転車のわだちの跡がどうかかわっているのかよく分からない展開だった。原作を全く知らないためなのか見たのは52分だったが、何かカットされているシーンがあるような気がする。残念!だが問題の公爵家の先祖は家畜泥棒だとか、名誉ばかり言ってスキャンダルを隠そうとしている貴族のあり方を批判している。だから金をむしり取るシーンがある。
㊶5月27日“アルティメット Banlieue 13, 英題: District 13”2004年・仏・監督:ピエール・モレル、製作:リュック・ベッソン
出演:シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル、ラルビ・ナセリ、トニー・ダマリオ、ダニー・ヴェリッシモ
たまには、ホームズから離れて見た。さすがにリュック・ベンソンの映画だ。スタントマンやCGなしの映画の由。すごい目を見張るアクション。破壊的内容!
㊷5月27日“シャーロック・ホームズの帰還・第二の血痕 The Second Stain”1986年・英・監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、コリン・ジェボンズ、ハリー・アンドリュース、パトリシア・ホッジ、シーン・スキャンラン
これも大臣夫婦間のスキャンダル絡みの話。ホームズは上手く隠しおおせた。ラストのガッツポーズが面白い。
㊸5月30日“シャーロック・ホームズの帰還・マスグレーヴ家の儀式書 The Musgrave Ritual”1986年・英・監督:ディヴィッド・カールソン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ジェームズ・ハゼルダイン、ミカエル・カルヴァー、ジョアンナ・カービー、テレサ・バンハム、イアン・マーター、パトリック・ブラックウェル
清教徒革命の王党派だったマスグレーヴ家に残ったスチュアート朝の王冠を我楽多として探し当てた執事ブラントンの失踪事件。チャールズⅡの王政復古の時王冠はどうしたのか?小説だから細かいこと良いじゃないの。
㊹5月31日“シャーロック・ホームズの帰還・修道院屋敷 The Abbey Grange”1986年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、アン・ルイーズ・ランバート、オリバー・トビアス、ズーレマ・ディーン、ポール・ウィリアムソン、コンラッド・フィリップス
Abbeyとは、カントリー・ハウス(English country house)のことで、ブリテン島の農村において貴族の住居として建設された邸宅のこと。どうして犯人が船会社の海員だと分かったのか。紐の結び目?それでサザンクロス・ライン会社社員とどうして分かったのか?肝心な点が飛んでいる!しかも犯人の特定にまでそれでどうして行くのか?美人のブラッケンストール夫人はオーストラリア人という設定になっているが、演じるアン・ルイーズ・ランバートもオーストラリア人の由。
㊺5月31日“シャーロック・ホームズの帰還・もう一つの顔 The Man with the Twisted Lip”1986年・英・監督:パトリック・ロウ
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアム、クライヴ・フランシス、エレノア・デーヴィッド、デニス・リル、アルバート・モーゼス、ダッドリー・ジェームズ
乞食を3日やったら辞められない!を地で言った話。1日26シリング、年700ポンドを稼げて辞めるに辞められなくなった男の話。貧民街で奥さんに見つかって、本人が姿を隠したので奥さんが捜して欲しいとホームズに頼んでエピソードになった。
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