The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
参議院の有効性について
ビジネスで “政治” を語ることは御法度だと 若い時に言われて来ました。でも、それは“商売”において、“政経分離”の考え方を表明したものであろうと思うのです。
このブログでは ISOマネジメントを通じてビジネスを見ていますが、マネジメント・システムを扱う上において “政治” も “ビジネス” も 関心を持った方がよいように思うのです。それは、会社経営の仕組と政治の仕組には それぞれに固有の課題もあるだろうと思うのですが、企業統治と国家統治には 相互にアナロジーが 大いにあるからです。その枠組みの考え方において 両者の境界は 最近とみに融解して来ているし、その傾向は大きくなっていると思います。
基本理念、組織論、意思決定、牽制機構、ほとんどにおいてアナロジーが成り立つように思います。最近は 政府のバランス・シートを作る動きまであります。なので、それぞれを “見る目” を大切にして行きたいと思うのです。
このように考えていますので、このブログでは これまでも “政治” を扱って来ましたし、これからも 時々テーマにして行きたいと思っています。まぁ もっとも、国会のような民主政体は今の企業体では まだ殆どなじまないかも知れませんが・・・・。
また、このブログは 公共性はないので、言論の自由を100%謳歌したいと思います。
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さて、いよいよ参議院選挙です。
先日 私のところにも とうとう読売新聞社からの電話世論調査がありました。
ですが、参議院は その存在意義について 従来から よく問われています。
今回 改選の自民党参議院議員で 前回トップ当選した人が “参議院の存在は 国政にとって全く非効率そのものだ。” とテレビのインタビューに言っているのを見たことがあります。
最近の年金問題にでは、政府与党は 首相をはじめ、当初は “不安を煽るな” などと言って、ごまかそうとしていました。それが 参議院選挙があるために 何とか それなりの解決に向けた動きを せざるを得ない状況になりました。パフォーマンスだけかも知れませんが、政府与党に 何らかの動きが必要となったのです。
それだけでも、多くの国民にとっては 好ましいことではなかったでしょうか。
もし、衆議院の一院だけであれば、現在のように 一たび 絶対過半数を取ってしまえば、都合が悪くならない限り、権力者にとっては果てしなく 議会無視の政策を取り続けることが 可能となります。解散も 都合の良いときまで延期可能です。したがって、総選挙も権力者が時期を選べるのです。
事実、先日までの国会では自分達の都合を優先し、会期を勝手 気ままに延長しながら、都合の悪い委員会には出席しないという議会無視の方針を採りました。
こういった横暴を 平気で行う先には、ついには、国会など “全く非効率” と言いつつ議会無視へ向かうという懸念は十分にあるでしょう。
“効率的国政運営”の行き着く先は 議会制民主主義破壊の要因となると思うのです。
これに対し、非効率の二院制は 今回のように権力者の暴走を抑制する要素・機能を 持っているものだと思います。
そして、今回、この機能を さらに有効ならしめるために 暴走する政府与党の気勢を削ぐ選挙結果を出す必要があると思うのです。
繰り返しますが、政府与党一体の 年金制度の実態隠しは 一向に 問題の抜本解決には役立っていません。急遽政府与党が考え出した 第三者委員会も かなりいい加減なもののようです。この参議院選挙で 与党大敗となれば、年金制度の実態も もう少し明らかにされるようになるのではないか、いわば 政官の癒着の一角が崩れるきっかけにもなるのではないか、と思うのです。そうなれば、この国も 少しは住み易くなるのではないかと考えています。
もし、今の与党が勝利すれば、これまでの政策がさらに 延長され敷衍されていくでしょう。
つまり、歴史観の欠落した “戦後レジームからの脱却”が 正当化されるでしょう。
日本の国会では 居丈高になるが、米国に行けば低姿勢になってしまう首相を擁して、まるで植民地のような政府が存続する結果になるでしょう。
そして、これまで広がった経済格差は もっと大きくなり、その結果 多発傾向にある凶悪犯罪や自殺が ますます増加する社会になるでしょう。
それを思うと 選挙結果如何では 非常に住み難い国になってしまうように思うのです。
なので、とにかく 意思表示のために投票には行くべきだと思っています。
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このブログでは ISOマネジメントを通じてビジネスを見ていますが、マネジメント・システムを扱う上において “政治” も “ビジネス” も 関心を持った方がよいように思うのです。それは、会社経営の仕組と政治の仕組には それぞれに固有の課題もあるだろうと思うのですが、企業統治と国家統治には 相互にアナロジーが 大いにあるからです。その枠組みの考え方において 両者の境界は 最近とみに融解して来ているし、その傾向は大きくなっていると思います。
基本理念、組織論、意思決定、牽制機構、ほとんどにおいてアナロジーが成り立つように思います。最近は 政府のバランス・シートを作る動きまであります。なので、それぞれを “見る目” を大切にして行きたいと思うのです。
このように考えていますので、このブログでは これまでも “政治” を扱って来ましたし、これからも 時々テーマにして行きたいと思っています。まぁ もっとも、国会のような民主政体は今の企業体では まだ殆どなじまないかも知れませんが・・・・。
また、このブログは 公共性はないので、言論の自由を100%謳歌したいと思います。
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さて、いよいよ参議院選挙です。
先日 私のところにも とうとう読売新聞社からの電話世論調査がありました。
ですが、参議院は その存在意義について 従来から よく問われています。
今回 改選の自民党参議院議員で 前回トップ当選した人が “参議院の存在は 国政にとって全く非効率そのものだ。” とテレビのインタビューに言っているのを見たことがあります。
最近の年金問題にでは、政府与党は 首相をはじめ、当初は “不安を煽るな” などと言って、ごまかそうとしていました。それが 参議院選挙があるために 何とか それなりの解決に向けた動きを せざるを得ない状況になりました。パフォーマンスだけかも知れませんが、政府与党に 何らかの動きが必要となったのです。
それだけでも、多くの国民にとっては 好ましいことではなかったでしょうか。
もし、衆議院の一院だけであれば、現在のように 一たび 絶対過半数を取ってしまえば、都合が悪くならない限り、権力者にとっては果てしなく 議会無視の政策を取り続けることが 可能となります。解散も 都合の良いときまで延期可能です。したがって、総選挙も権力者が時期を選べるのです。
事実、先日までの国会では自分達の都合を優先し、会期を勝手 気ままに延長しながら、都合の悪い委員会には出席しないという議会無視の方針を採りました。
こういった横暴を 平気で行う先には、ついには、国会など “全く非効率” と言いつつ議会無視へ向かうという懸念は十分にあるでしょう。
“効率的国政運営”の行き着く先は 議会制民主主義破壊の要因となると思うのです。
これに対し、非効率の二院制は 今回のように権力者の暴走を抑制する要素・機能を 持っているものだと思います。
そして、今回、この機能を さらに有効ならしめるために 暴走する政府与党の気勢を削ぐ選挙結果を出す必要があると思うのです。
繰り返しますが、政府与党一体の 年金制度の実態隠しは 一向に 問題の抜本解決には役立っていません。急遽政府与党が考え出した 第三者委員会も かなりいい加減なもののようです。この参議院選挙で 与党大敗となれば、年金制度の実態も もう少し明らかにされるようになるのではないか、いわば 政官の癒着の一角が崩れるきっかけにもなるのではないか、と思うのです。そうなれば、この国も 少しは住み易くなるのではないかと考えています。
もし、今の与党が勝利すれば、これまでの政策がさらに 延長され敷衍されていくでしょう。
つまり、歴史観の欠落した “戦後レジームからの脱却”が 正当化されるでしょう。
日本の国会では 居丈高になるが、米国に行けば低姿勢になってしまう首相を擁して、まるで植民地のような政府が存続する結果になるでしょう。
そして、これまで広がった経済格差は もっと大きくなり、その結果 多発傾向にある凶悪犯罪や自殺が ますます増加する社会になるでしょう。
それを思うと 選挙結果如何では 非常に住み難い国になってしまうように思うのです。
なので、とにかく 意思表示のために投票には行くべきだと思っています。
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