The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
三洋電機
先日、三洋さんのリストラ策が公表されました。
三洋さんの不振のニュースは去年の今頃入ってきて驚いたところでした。
それにしても、まだ リストラしなければならない会社があるのですね。それも これから本格化する様子。何だか 世間の景気が良くなっている中を、周回遅れの印象です。逆に そういう状態で 良く今日まで持ちこたえたものだとも思います。
チョット 当社に関してネットサーフィンしてみました。
出るは出るは、何やら スキャンダラスな話。会社が 酷くなると大体 こうなるのですね。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=343
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=345
しかも、多くの会社は 既に“3つの過剰”から垢抜けしているだけに目立ってしまう。目立つとマスコミの餌食になる。
こうなるとメイン・バンクも迷惑ですね。未だ 不良債権が 出てくるのか・・・・
どうやら 創業家独裁の 悪い面が前面に出ている臭いがします。
止め処も無い 迷走が 始まっていて、そこへ有象無象がハイエナのようにタカリ寄って来ているような気がします。
戦略的にも迷走し、ついには経営陣の一角が割れてしまった。これでは 再建どころではないでしょう。
真面目な 社員こそ良い迷惑。しかし、申し訳ないが、この会社 実際に付き合って見て、概して 会社としての対応は あまり一流会社とは思えないイメージを個人的には持っています。社風・企業カルチャーが そうなのでしょうか。
元々、当社は安物家電で 業績を上げて来た。今から20~30年くらい前、未だ香港製家電が 粗悪品だった頃は 三洋の存在価値は十分に有った。しかし、最近 実力を付けて来た 中国メーカーの台頭に 当然でしょうが、うろたえて キチンと対応できずに、変な提携をやってしまった。経営陣は、これが 存立基盤を失うことに繋がることに気付いていないのでしょうか。
せめて90年代にGEを見習って戦略再構築を 上手く行っていれば こうはならなかったはずと思うのです。
電池で 生き残る?得意な製品は それだけなのでしょうか。あのような規模の会社が ただ電池だけで生き残れるとは 私は思いません。もし本気ならば 殆どの事業を消却するリストラでないと生き残らないでしょう。それでは 生き残りとは言えまい。小さな会社に名前が残るだけになるのでは・・・。
製品としての“電池”自体には 今のところ、大した技術を必要とするものではない。適切な 材料さえ見つければ いくらでも ローテクで対応可能。製造場所にクリーン・ルームの維持技術さえあれば 何とかなる・・・・。つまり中国のメーカーで十分に対応できる。これは コスト競争の世界。日本メーカーは避けるべき世界でしょう。
そういうことが、現経営陣には見えていないのでは ないでしょうか。
おそらく この会社にも ここに到るまで、ヘッポコな場面幾知れずあったろうし、或いはこれからも、あるのでしょうね。その兆候が現れたもっと早い時期に 対処すればよかったハズです。経営陣の責任重大です。
もはや、この会社には 明日は無いと見ています。大阪の有力企業の 悲しい結末でしょうね。大阪が また寂しくなる。
さしあたり、三洋の課長さん、取引先の中小企業に押付け配給され、その中小企業が期待した取引は増えるどころか、その事業もリストラして無くなる、てなところでしょうナ。
三洋さんの不振のニュースは去年の今頃入ってきて驚いたところでした。
それにしても、まだ リストラしなければならない会社があるのですね。それも これから本格化する様子。何だか 世間の景気が良くなっている中を、周回遅れの印象です。逆に そういう状態で 良く今日まで持ちこたえたものだとも思います。
チョット 当社に関してネットサーフィンしてみました。
出るは出るは、何やら スキャンダラスな話。会社が 酷くなると大体 こうなるのですね。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=343
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=345
しかも、多くの会社は 既に“3つの過剰”から垢抜けしているだけに目立ってしまう。目立つとマスコミの餌食になる。
こうなるとメイン・バンクも迷惑ですね。未だ 不良債権が 出てくるのか・・・・
どうやら 創業家独裁の 悪い面が前面に出ている臭いがします。
止め処も無い 迷走が 始まっていて、そこへ有象無象がハイエナのようにタカリ寄って来ているような気がします。
戦略的にも迷走し、ついには経営陣の一角が割れてしまった。これでは 再建どころではないでしょう。
真面目な 社員こそ良い迷惑。しかし、申し訳ないが、この会社 実際に付き合って見て、概して 会社としての対応は あまり一流会社とは思えないイメージを個人的には持っています。社風・企業カルチャーが そうなのでしょうか。
元々、当社は安物家電で 業績を上げて来た。今から20~30年くらい前、未だ香港製家電が 粗悪品だった頃は 三洋の存在価値は十分に有った。しかし、最近 実力を付けて来た 中国メーカーの台頭に 当然でしょうが、うろたえて キチンと対応できずに、変な提携をやってしまった。経営陣は、これが 存立基盤を失うことに繋がることに気付いていないのでしょうか。
せめて90年代にGEを見習って戦略再構築を 上手く行っていれば こうはならなかったはずと思うのです。
電池で 生き残る?得意な製品は それだけなのでしょうか。あのような規模の会社が ただ電池だけで生き残れるとは 私は思いません。もし本気ならば 殆どの事業を消却するリストラでないと生き残らないでしょう。それでは 生き残りとは言えまい。小さな会社に名前が残るだけになるのでは・・・。
製品としての“電池”自体には 今のところ、大した技術を必要とするものではない。適切な 材料さえ見つければ いくらでも ローテクで対応可能。製造場所にクリーン・ルームの維持技術さえあれば 何とかなる・・・・。つまり中国のメーカーで十分に対応できる。これは コスト競争の世界。日本メーカーは避けるべき世界でしょう。
そういうことが、現経営陣には見えていないのでは ないでしょうか。
おそらく この会社にも ここに到るまで、ヘッポコな場面幾知れずあったろうし、或いはこれからも、あるのでしょうね。その兆候が現れたもっと早い時期に 対処すればよかったハズです。経営陣の責任重大です。
もはや、この会社には 明日は無いと見ています。大阪の有力企業の 悲しい結末でしょうね。大阪が また寂しくなる。
さしあたり、三洋の課長さん、取引先の中小企業に押付け配給され、その中小企業が期待した取引は増えるどころか、その事業もリストラして無くなる、てなところでしょうナ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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私も詳しい三洋電機の事業ポートフォリオを理解している訳ではありませんが、三洋電機の事業のメインは、中心はデジタル家電かと思います。ちなみに桑野前社長もソーラーバッテリーの技術者出身だったかと思いますし、電池も含めて優れた部品・材料の技術を保持されていると思います。確かAV・通信事業分野が販売の50%近くを占めていたのではなかったでしょうか。例えばデジタルカメラでは、多くのOEMを受けて世界シェアの3割~半分程度を維持していたのではなかったかと思います。以前に各社のリチウムイオン電池について比較解析された結果を見せて貰ったことがありますが、ハイテクとは言えないのかも知れませんが、例えば電極の配置という単純な事柄においても幾何学的に完成した内容で国内他社のレベルを圧倒する極めて優れた生産技術力の裏付けを持っておられたことに感心したことがあります。同社に底力は、あるだろうと信じています。最高の経営資源は、人。ここで如何に組織の求心力を高め、ベクトルと合わせて再建に立ち向かう体制を整えられるか正に経営者の正念場であります。
そう言った点に不安を感じますし、今日の結果を見ると、やっぱりナ!の印象であると申し上げたつもりでした。
いずれにせよ、頑張って頂きたいのは ヤマヤマです。