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OJTとコミュニケーション

あるメーカー、タマタマある時 チョットした技術が 当って、急速に業容拡大したのですが、幹部社員は お勉強を 怠り、実際の業務の内容を 理解しきれませんでした。
その技術、マーケティングや研究開発に苦しんだ 挙句に獲得したものではなかったのです。世の中の技術開発も、こんなものと 思い込んだのでしょうね。それが 会社全体の習い性(カルチャー)になってしまったのです。

中堅課長クラスの社員は、とにかく 上を見て その場しのぎのお追従で 自分達のポジションを何とか 守っていました。ところが、業容拡大に伴い 生産設備や工場を増やしたので、仕事は増えるは、業務は複雑になるは、で部下に適切な指導・指示ができません。
そこで、幹部社員から言われた言葉 “ちゃんとしろ。” の一発。これを 部下に使いました。これは便利な言葉、一度 覚えると もうたまらない、その後、何度も連発。その内 自分の“お勉強”の必要性も感じなくなりました。

部下の社員たちは 適時適切で、リアルな指導つまりOJTを 受けることが なくなり、途方に暮れるようになりました。とうとう 上下の 心の糸が 結べなくなりました。リアルなOJTは 心に沁みる身につく教育です。これがなくなったのです。
また 規模に応じた 組織的活動の意味を 理解できずに 大きくなってしまったので 横の連絡も不十分なまま、内部コミュニケーションは 寸断されてしまいました。

会社全体の カルチャーの創造にトップマネジメントは 十分留意すべきですね。その場合、トップマネジメントの信念が カルチャー創造の基準になると 思うのです。ですから、その信念、いい加減なものでは 困りますね。
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