The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
日本の世相へのオムニバス寸評・再
我らが浅慮首相、えらく元気。A(Cそのもの。或いは、風呂屋の桶(ユーだけ)。
福島原発からの海洋汚染は ほとんど確実なのに、“Under control!”と言い切ってしまい、その後で慌てて現場を見に行った。さらに米国では“Buy my Abenomics”とも言い切っている。さらに調子に乗って“私を右翼の軍国主義者と呼べ”とさえ言ったとされる。言うのは 勝手だが、こうなるとその御言葉すべてが 冗談か本気か分からない。それで良いのか。
だが現実の景気は、これからどうなるのか分からない状態。風呂屋の桶の首相に 本格的改革が期待できる訳がない。なので、乗数効果のある投資を喚起することはできない。それを期待していない株式市場は 単純にも消費税増税を気にかけながら企業減税のみに注目して、その動向を量りかねている。しかしこの企業減税は、一方では財政を元の木阿弥にする可能性があり、それをマーケットがどう評価するかは不明だ。党の税調は今右往左往していると報道は伝えている。ここ数日の政策決定では、どうせ小手先のものしか期待できまい。
とにかく、一般国民のふところが実体のないアベノミクスで本当にうるおうような景気になるか、それがポイントだ。しかし、そうなる可能性は非常に低く、うわべの景気対策しか見込めない。
さらには、株式売買益への増税も予定されているので、これも下落懸念要因。しかし、何故か証券会社はNISAの申込が活況だからと言ってプラス要因にカウントしている。
だが私は、日本の株はAbenomicsで売りだと思っている。首相が期待するように それを外国人が買ってくれれば良いのだが、外国人は そこまでオバカではなく、その上を行く・・・。
大阪の維新の会。堺市長選での敗北が現実となり、さらに意気消沈だろう。このところ、維新の会所属議員の不祥事も多すぎる印象。元々、一発旗上げ屋の下品な連中の集まりか。そんなところまでナチスに似ているとは。
それに、保守と保守で与野党の2大政党を目指すというのも変な話ではないか。
ところで日本人は世界史が苦手、というか知識のない人が多いのは事実。歴史読み物にしても 日本の戦国時代や明治維新の英雄小説がほとんど。外国のものと言えば、中国古代の英雄小説。それだけで、“歴史”を知ったつもりでいる。しかも、世界の新しい思潮となるとサッパリではないのか。だから、維新の会代表に見られるように、日本の政治家には時々勘違いした妙な発言をして、世界のマスコミに叩かれる者が多いのではないか。
しかも、そういう世界史的視野が乏しいから、懐の深い外交戦略が構築できないのだろう。世界史が理解できていないので、各国の国民性や思考パターン、パフォーマンスの特徴を理解せず、日本人の発想で対処して外交関係を悪化させることが多いのではないか。しかも日本が世界の中心ではないにもかかわらず、あたかもそうであるかのような発想を持つ不届きものも居るのには呆れるばかりだ。
例えば、目下の中国にどのように対処したら良いのか分からないのが実情ではないか。だから、ひたすら中国から撤退するか、逆に“理解をする”フリをしているつもりで接近してドツボにハマるかのどちらかでしかない。
そうは言うものの、私もどうすれば良いのかは知らない。しかし例えば、中国人には信義や恩義は通じない。だが目前の利にだけは敏い。なので中国が日本を忌避すればするほど、それだけ損をするような仕掛けを作れば、それだけで“友好”関係を期待できるだろうと思うが、具体的にどうすれば良いのかは分からない。だが、せめてそんな発想をするべきではないか。
最近、ツイッターなどのつぶやきで失敗する人が多い。ブロガーの私も その点は 注意しなければならない。ブログ暴言による経産官僚の不祥事もあった。これは考え方そのものが歪んでいるのが原因だ。
“言論の自由”と言っても、そこには自ずとある種のルールがあると言う人は多い。しかし、大方はそれを骨身に沁みて理解していないのだろう。子供ばかりでなく、結構な大人も失敗している。私も 完璧に理解しているとは思ってはいない。
しかしもしも、それが目に余るからとの理由で “言論の自由”を抑圧するような動きが出てくると問題だ。最近の屋上、屋を重ねるような“秘密保護法”の制定の動きと歩調を合わせる可能性もある。好き放題にやっていると、そういう勢力に隙を与え、負ける可能性が出て来る。
いやだからと言って逆に自主規制が厳しくなるとどうなるか。日本のマスコミのようになるのだろう。それも問題で、日本の報道は、ある意味面白くなく、世界の水準からみると結構低いようだ。日本人だけが知らない世界的事実も多いのではないか。これでますます世界に疎くなり外交下手は醸成されるのだろう。
カネボウの美白化粧品による被害が話題になっているが、マスコミなどで報道される被害者の姿勢に、自分自身の五感を信じて異常を感じたらやめるという、自らを防御するリスク感覚の衰えがあるように思える。中には 問題の白斑が何時かは消えると信じ込んで塗り続けた人も居たようだ。そこで止めれば回復する可能性も高かったにもかかわらず、だ。
昔、森永ヒ素ミルクの被害者とは、随分感じ方の違いがあるものだと思う。それは、昔の被害者には必要以上に、リスク感覚の欠如していた自分を責める意識があった。親として間違ったものを子に与えたという、救いようのない自責の念が強かったと言う。しかし今のカネボウ被害者には そういう製品を売った側が一方的に悪い、と言っているのが多いように見える。ほんのわずかの間に、このように日本人のリスク感覚が変化していることに驚きを感じる。残念なのは、どちらも極端すぎることだ。
そして、現代日本人は 何かに甘えている部分が多いような気がする。いわば、知性も感性も幼児化している印象だ。品質保証意識が徹底し、消費者は保護されていることが当たり前になると、こうなるのだろうか。こんなアマチャン日本人は、厳しい社会の中国では生活できないだろう。
以前にも 言ったかも知れないが、最近の年寄りは、“最近の若い者は・・・”とは言わなくなった。何故だか考えて見たが、どうも最近の年寄りがマナーを無視している、周囲に気を配らない、そんな目に余る行動をしているからではないかと思われる。要するに、日本の年寄りは率先して、日本人の精神的劣化を象徴しているのではないかと思うのだ。しかも悪いことに、時を経るに従い その傾向は酷くなる一方のような気がする。全てとまでは言わないが、日本人は老若男女 劣化が進行している。
福島原発からの海洋汚染は ほとんど確実なのに、“Under control!”と言い切ってしまい、その後で慌てて現場を見に行った。さらに米国では“Buy my Abenomics”とも言い切っている。さらに調子に乗って“私を右翼の軍国主義者と呼べ”とさえ言ったとされる。言うのは 勝手だが、こうなるとその御言葉すべてが 冗談か本気か分からない。それで良いのか。
だが現実の景気は、これからどうなるのか分からない状態。風呂屋の桶の首相に 本格的改革が期待できる訳がない。なので、乗数効果のある投資を喚起することはできない。それを期待していない株式市場は 単純にも消費税増税を気にかけながら企業減税のみに注目して、その動向を量りかねている。しかしこの企業減税は、一方では財政を元の木阿弥にする可能性があり、それをマーケットがどう評価するかは不明だ。党の税調は今右往左往していると報道は伝えている。ここ数日の政策決定では、どうせ小手先のものしか期待できまい。
とにかく、一般国民のふところが実体のないアベノミクスで本当にうるおうような景気になるか、それがポイントだ。しかし、そうなる可能性は非常に低く、うわべの景気対策しか見込めない。
さらには、株式売買益への増税も予定されているので、これも下落懸念要因。しかし、何故か証券会社はNISAの申込が活況だからと言ってプラス要因にカウントしている。
だが私は、日本の株はAbenomicsで売りだと思っている。首相が期待するように それを外国人が買ってくれれば良いのだが、外国人は そこまでオバカではなく、その上を行く・・・。
大阪の維新の会。堺市長選での敗北が現実となり、さらに意気消沈だろう。このところ、維新の会所属議員の不祥事も多すぎる印象。元々、一発旗上げ屋の下品な連中の集まりか。そんなところまでナチスに似ているとは。
それに、保守と保守で与野党の2大政党を目指すというのも変な話ではないか。
ところで日本人は世界史が苦手、というか知識のない人が多いのは事実。歴史読み物にしても 日本の戦国時代や明治維新の英雄小説がほとんど。外国のものと言えば、中国古代の英雄小説。それだけで、“歴史”を知ったつもりでいる。しかも、世界の新しい思潮となるとサッパリではないのか。だから、維新の会代表に見られるように、日本の政治家には時々勘違いした妙な発言をして、世界のマスコミに叩かれる者が多いのではないか。
しかも、そういう世界史的視野が乏しいから、懐の深い外交戦略が構築できないのだろう。世界史が理解できていないので、各国の国民性や思考パターン、パフォーマンスの特徴を理解せず、日本人の発想で対処して外交関係を悪化させることが多いのではないか。しかも日本が世界の中心ではないにもかかわらず、あたかもそうであるかのような発想を持つ不届きものも居るのには呆れるばかりだ。
例えば、目下の中国にどのように対処したら良いのか分からないのが実情ではないか。だから、ひたすら中国から撤退するか、逆に“理解をする”フリをしているつもりで接近してドツボにハマるかのどちらかでしかない。
そうは言うものの、私もどうすれば良いのかは知らない。しかし例えば、中国人には信義や恩義は通じない。だが目前の利にだけは敏い。なので中国が日本を忌避すればするほど、それだけ損をするような仕掛けを作れば、それだけで“友好”関係を期待できるだろうと思うが、具体的にどうすれば良いのかは分からない。だが、せめてそんな発想をするべきではないか。
最近、ツイッターなどのつぶやきで失敗する人が多い。ブロガーの私も その点は 注意しなければならない。ブログ暴言による経産官僚の不祥事もあった。これは考え方そのものが歪んでいるのが原因だ。
“言論の自由”と言っても、そこには自ずとある種のルールがあると言う人は多い。しかし、大方はそれを骨身に沁みて理解していないのだろう。子供ばかりでなく、結構な大人も失敗している。私も 完璧に理解しているとは思ってはいない。
しかしもしも、それが目に余るからとの理由で “言論の自由”を抑圧するような動きが出てくると問題だ。最近の屋上、屋を重ねるような“秘密保護法”の制定の動きと歩調を合わせる可能性もある。好き放題にやっていると、そういう勢力に隙を与え、負ける可能性が出て来る。
いやだからと言って逆に自主規制が厳しくなるとどうなるか。日本のマスコミのようになるのだろう。それも問題で、日本の報道は、ある意味面白くなく、世界の水準からみると結構低いようだ。日本人だけが知らない世界的事実も多いのではないか。これでますます世界に疎くなり外交下手は醸成されるのだろう。
カネボウの美白化粧品による被害が話題になっているが、マスコミなどで報道される被害者の姿勢に、自分自身の五感を信じて異常を感じたらやめるという、自らを防御するリスク感覚の衰えがあるように思える。中には 問題の白斑が何時かは消えると信じ込んで塗り続けた人も居たようだ。そこで止めれば回復する可能性も高かったにもかかわらず、だ。
昔、森永ヒ素ミルクの被害者とは、随分感じ方の違いがあるものだと思う。それは、昔の被害者には必要以上に、リスク感覚の欠如していた自分を責める意識があった。親として間違ったものを子に与えたという、救いようのない自責の念が強かったと言う。しかし今のカネボウ被害者には そういう製品を売った側が一方的に悪い、と言っているのが多いように見える。ほんのわずかの間に、このように日本人のリスク感覚が変化していることに驚きを感じる。残念なのは、どちらも極端すぎることだ。
そして、現代日本人は 何かに甘えている部分が多いような気がする。いわば、知性も感性も幼児化している印象だ。品質保証意識が徹底し、消費者は保護されていることが当たり前になると、こうなるのだろうか。こんなアマチャン日本人は、厳しい社会の中国では生活できないだろう。
以前にも 言ったかも知れないが、最近の年寄りは、“最近の若い者は・・・”とは言わなくなった。何故だか考えて見たが、どうも最近の年寄りがマナーを無視している、周囲に気を配らない、そんな目に余る行動をしているからではないかと思われる。要するに、日本の年寄りは率先して、日本人の精神的劣化を象徴しているのではないかと思うのだ。しかも悪いことに、時を経るに従い その傾向は酷くなる一方のような気がする。全てとまでは言わないが、日本人は老若男女 劣化が進行している。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )
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自分で悩みながら、どうすれば身に付くのか考えながら手さぐりでやって行くものだと思います。
…というのが本当のアドバイスだと思いますが、“受験用の暗記クイズのような世界史しか勉強していない”というのは最悪です。どうして そんな勉強法をされたのですか?それで良く受かりましたネ。歴史にはイベントを中心に起承転結の流れが必ずあり、どんな歴史書にもそのように記述しているはずです。教科書すらそうではなかったですか?入試問題もその流れを問う5W1Hで設問ではなかったのではないでしょうか?だから、普通の人はそういうベースの上に立って自分の興味のあるイベントからさらに詳しく歴史に入って行くものではないでしょうか。
今更高校の教科書等読めないというのなら、とにかく、そういった歴史読本でも読まれたらいかがですか?