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6月に見た映画の紹介

復興五輪!“新型コロナ・ウィルスに打ち克った証”としてのオリパラ!はたまた・・・???
掛け声ばかりだったが、どこにその証左があるのか?最近は“安全・安心な大会”と言うが、それは何によって担保するのか、怪しい。その第一の手段である“バブル”も既に穴が見つかっているのではないのか。
思い起こすと、当初は曰く“コンパクトな大会”・・・と言っていたはずだが、何だかんだと東京以外の場所に会場は散らばった!競技場のデザインから、シンボル・マーク、会場設定と建設、怪しい国際有力者への賄賂疑惑、組織委会長の2人もの辞任交代、1年延期・・・・結局のところ主要競技は“無観客”!これほど問題の多いオリパラは正に“歴史的に”珍しいのでは?
挙句の果てに新型コロナ・ウィルスの感染拡大、それが東京生まれの強力変異株の世界的拡散へとなると開催意義は何処にあった?となるのではないか。
そこまでしてやりきっても膨大な赤字を抱え込む可能性は確実。オリンピック・ファミリーの高額要求を唯々諾々と丸呑みする組織委。業務委託の際限ない下請けへの丸投げ。そのツケを誰が払うのか?日本の財政赤字が増えただけ?1年延期のタイミングで開催を断念するべきであった・・・と。
日本人にはサンクコストに見切りをつける決断力はない!かつての戦争も、シンガポール陥落での勝利やマリアナ海戦での敗北などで、見切りをつける決断力なく、多くの犠牲者を出して、国土が徹底的に荒廃するまで止められなかった。決断力に決定的に欠ける。その結果、無用の損失を増やすだけなのだ!
開催メリットが薄れゆく五輪、これで今後五輪開催を誘致希望する都市が一層少なくなり、その意義が改めて広く議論されるようになるのではないか。このトラブル続きの大会がその歴史的きっかけになる可能性は高いのではないか。それにつれて、IOCに巣食う五輪ファミリーの傲慢やその利権もあからさまになってくることがあるのではないだろうか。日本のマスコミにはそれを暴く力はないだろうが、海外の厳しい目には耐えられまい・・・・。

アホアホ政権の“優秀”幹部閣僚の暴言が話題となっている。 この御仁、N高T大で何を“お勉強”していたのだろうか。まさか“利権獲得方法”ばかりを“お勉強”していたという訳でもあるまい。“何のために政治をやるのか”それが不明確だからこうなるのではないのか。志が低く、或いは、そもそもそれが皆目なく、目先小手先の計算ばかり必死にしているから、原理原則が分からなくなり、とうとうアホアホに堕ちてしまった、そんなところではないか。
昔は、優秀な官僚が政治を支えていた。だから役所のトップにアホアホ政治家がやって来ても、日本の政治は破綻することなく間違いが少なかった。
ところが、いつの間にか“政治主導”とか言い出して、アホアホ政治家が官僚人事を握って、お気に入りばかりを重用するようになった。そうなると高級官僚のほとんどは、アホアホ政治家にゴマをすり始める。そして忖度する。それが財務省の記録改竄に至る。これをやらされた心ある真面目な官僚はそれが嫌になって自殺。これを見ている官僚も腐り始めて、さっさと辞めて民間に転出。或いは、優秀な学生も官僚を目指さなくなってきている。役所は劣悪な労働環境で、組織がブラック過ぎるからでもある。
そして、日本の政治全体はドンドン、アホアホになって行く。オリパラにしろ、新型コロナ・ウィルス対策にしろ、最近の政策が“センテ、センテ”とは言うものの現実は“ゴテ、ゴテ”なのはその結果であろう。いつまでも“キンキュウ”をやったり止めたり。

DXとの掛け声は聞こえるが、一向に活用しない。ワクチン接種の予約から完了まで、DXで運営している訳ではなく紙!―紙の無駄遣いは“カンキョウ”に悪いハズ?それで2050年CO2ゼロにできるのか?―DXと言いさえすれば、それが実現できるとでも思っているのがアホアホ!“2050年CO2ゼロ”も言いさえすれば、エエというアホアホ。
だから時々刻々変化進展する接種実態を適切に把握できない。なのでここへ来てワクチン供給が怪しげになって自治体側からの予約のキャンセルが相次いでいるのではないか。適時適切な在庫管理ができていないのだ。その上、アホアホ首相が担当御大臣に“職域の接種をもっと増やせ”と指示したのが原因との噂もある。担当御大臣もアホアホで適切なデータが無いので、アホアホ首相を説得できなかったのではないのか。
それに不思議なのが自粛要請に対する補助金の給付が滞っているということ。ところが一方、経産省高級官僚が幽霊会社を使って不正に受給していた。一体何故、DXを活用しないのか。国税の膨大で精緻な納税データを活用して補助金申請に対し、迅速に給付すれば何の問題も起きないはずだ。納税実態がなければ幽霊会社は容易に弾き外せたはずだ。他先進国では起きないアホアホ事件ではないか。日本は後進国か?
何故、世間、マスコミはこの変な事態を糾弾しないのか。マスコミもアホアホでDXの何たるかを知らないのではないか。エクセルやパワポも知らずに解説しているワイドショウのMCが居たが、見るに堪えない。何も知らないことが見えてアホアホがバレた。

司法高級官僚の検察も最近はアホアホ極まれり。昔は“巨悪を眠らせない!”と大見えを切ったものだが・・・そこに政治家の“犯罪”が明確にあるのもかかわらず、“忖度”大事とばかり、捜査メスを入れようとすらもしない。挙句の果てには、自動車会社の外人経営者に海外逃亡されるアホアホ。少し前には、“官僚の犯罪”をデッチ挙げたのがばれたアホアホもあった。この日本にレベルの高い政治的“正義”は霧消したのではないか。

司法と言えば、最高裁判事の頭の中がヤッパリ未だに100年前の社会観で止まっていることが判明した。最高裁の判事は、司法で日本社会をリードしなければならない人々だ。これでは“指導的立場”にあるとは言えまい。そこに留まる資格は全くないことが明らかになった。これでは、日本も変わらない!100年前の頭ではDXどころの騒ぎではあるまい。ところが、これが世間の騒ぎにはならない、不思議!ドウ・イゥコト?!やっぱり日本のマスコミもアホアホ?“社会の木鐸”では絶対にない。その割にはエラソーで傲慢!

“♪何から何まで真っ暗闇ヨ~”昔はこんな歌も流行ったが、今は流行らない。日本全体がシラケきっている。シラケ鳥が繁殖してミジメになっている。日本は何処まで堕ちて行くのか・・・・見たくもないが・・・・・・・・。


さて、気を取り直して、今回は6月に見た映画の紹介としたい。本来は引き続き、前回紹介のマツダの株主総会参加の後の“竹原観光”の報告としたいが、それでは“6月に見た映画の紹介”が後ろにズレ過ぎるので、ここではそうしたい。
先ずはいつものように、NHK-BSプレミアムのBSシネマで見たのは次の通り。(題名の前の数字は鑑賞日)

6/2“断崖 Supctin”1941年・米・アルフレッド・ヒッチコック(監督)ジョーン・フォンテイン、ケーリー・グラント、ナイジェル・ブルース、、サー・セドリック・ハードウィック、レオ・G・キャロル
6/3“アラビアのロレンス Lawrence of Arabia”1962年・英米・デヴィッド・リーン(監督)ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、オマー・シャリフ
6/8“炎のランナー Chariots of Fire”1981年・英・ヒュー・ハドソン(監督)ベン・クロス、イアン・チャールソン、イアン・ホルム
6/9“北北西に進路を取れ North by Northwest”1959年・米・アルフレッド・ヒッチコック(監督)ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン、マーティン・ランドー
6/15“市民ケーン Citizen Kane”1941年・米・オーソン・ウェルズ(監督)オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、ドロシー・カミンゴア
6/16“見知らぬ乗客 Strangers on a Train”1951年・米・アルフレッド・ヒッチコック(監督)ファーリー・グレンジャー、ロバート・ウォーカー、レオ・G・キャロル、ルース・ローマン
6/17“クレオパトラ Cleopatra”1963年・米・ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ(監督)エリザベス・テイラー、レックス・ハリソン、リチャード・バートン、マーティン・ランドー
見たような気がしていたが、どうも見ていなかった?!244分の超大作
6/21“砂漠の鬼将軍 The Desert Fox: The Story of Rommel”1951年・米・ヘンリー・ハサウェイ(監督)ジェームズ・メイソン、セドリック・ハードウィック、ジェシカ・タンディ
再見。
6/23“間違えられた男 The Wrong Man”1956年・米・アルフレッド・ヒッチコック(監督)ヘンリー・フォンダ、ヴェラ・マイルズ、アンソニー・クエイル
6/28“追憶 The Way We Were”1973年・米・シドニー・ポラック(監督)バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード
6/30“ダイアルMを廻せ! Dial M for Murder”1954年・米・アルフレッド・ヒッチコック(監督)グレース・ケリー、レイ・ミランド

アルフレッド・ヒッチコック監督作品が今回は特に多い。NHKプロデューサーの選択だ。“断崖 Supctin”、“北北西に進路を取れ North by Northwest”、“見知らぬ乗客 Strangers on a Train”、“間違えられた男 The Wrong Man”、“ダイアルMを廻せ! Dial M for Murder”と5作品だった。いずれも面白い。

その内の“北北西に進路を取れ North by Northwest”の英語について、Wikipediaによれば、“North by NorthWest という方位は現実には存在しない。全周を32方位に分割した時の方位の呼び方では、北北西(北からの角度・中間値337.5°)は、North-NorthWest(NNW) である。教授とソーンヒルが利用したのはノースウエスト航空であり、この題名は「ノースウエスト航空で北へ」と解釈することもできる。”という。へぇー、そうなんだ。それにしても、昔TV版“スパイ大作戦”にローラン・ハンド役で出演していたマーティン・ランドーを見て驚いた。“クレオパトラ”や“ネバダ・スミス”にも出演していて結構活躍していたのだと改めて思った。

“ダイアルMを廻せ! Dial M for Murder”は、“直訳すると「殺人のためにMをダイヤルしろ」となる。アメリカやイギリスの電話機には数字の他にアルファベットが振られているため、「M」と「6」は同じダイヤルとなる。トニーが自宅に電話をすることがマーゴ殺害実行のきっかけとなる計画で、自宅の番号の最後は「M(6)」となっている。”のだという。 今や、若い人にはダイヤルは理解できまい。

“アラビアのロレンス Lawrence of Arabia”は主演ピーター・オトゥールが世に出た作品。彼の目が特徴で、顔の見分けるのが不得意の私でも直ぐに、彼と分かる。この映画は過去に民法テレビの映画放映で、見たはずだが、内容は殆ど記憶にない。恐らく、見ながら眠っていたのだろう。こういうBSシネマを見ることで、そう自覚する作品が結構多いのに初めて気付いて、我ながら驚く。オマー・シャリフも良い。

“炎のランナー Chariots of Fire”はかつて公開時、話題になったのは知っていたが、私は見ていかった。今回初めて見て、これが何故、話題になる作品だったのか、私には理解できない。

“市民ケーン Citizen Kane”は非常に有名な映画だが、今回初見。Wikipediaによれば、“世界映画史上のベストワンとして高く評価されている。新聞王ケーンの生涯を、それを追う新聞記者を狂言回しに、彼が取材した関係者の証言を元に描き出していく。主人公のケーンがウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにしていたことから、ハーストによって上映妨害運動が展開され、第14回アカデミー賞では作品賞など9部門にノミネートされながら、脚本賞のみの受賞にとどまった。しかし、パン・フォーカス、長回し、ローアングルなどの多彩な映像表現などにより、年々評価は高まり、英国映画協会が10年ごとに選出するオールタイム・ベストテン(The Sight & Sound Poll of the Greatest Films of All Time)では5回連続で第1位に選ばれ、AFI選出の「アメリカ映画ベスト100」でも第1位にランキングされている。”という。
新聞王ケーンの大邸宅は“ザナドゥ城”と呼ばれたが、その建設の経緯を映画の冒頭で映像で紹介している。何故か“キサナドゥ、ザナドゥ”はどこかで聞いたことがある言葉だった。改めてWikipediaによれば、“ザナドゥ(Xanadu)は、様々な分野で広く使われる名称。キサナドゥ、キサナドーとも。語源は、モンゴル帝国(元)のクビライ・カーン(フビライ・ハン)が、モンゴル高原南部に設けた夏の都、上都 (拼音: Shàngdū)”とは知らなかった。
この映画を見てからその日に、朝日新聞創始者・村山 龍平の旧邸の一部の香雪美術館に赴いたのは何かの偶然だった。

“クレオパトラ Cleopatra”も十分に見たと思い込んでいた映画の一つだ。眠ったのか、頭が悪いので忘れたのか。まぁ、兎に角今回でちゃんと見れた。“古代エジプトの女王クレオパトラ7世を主人公に、彼女とユリウス・カエサルやマルクス・アントニウスとの関係を中心にプトレマイオス朝の最後までを描いている。”それにしても、アントニウスの小者感が目立ち過ぎていた。カエサルが偉大過ぎたのか。

“砂漠の鬼将軍 The Desert Fox: The Story of Rommel”は、御存知第2次大戦のドイツ軍の将軍・ロンメルの最期を描いたもの。英軍がその暗殺に秘密部隊を送り込んでいたとは知らなかった。だが、砂漠での戦車戦の場面は無い。Wikipediaによれば、“捕虜となったデズモンド・ヤング准将の手記『砂漠の狐ロンメル』を原作とし、ヤングが本人役で出演している。ロンメル夫人が制作顧問として参加し、夫の遺品を撮影に貸し出している。”とあるので、その最期のシーンはかなり実際に近いもののはず。

“追憶 The Way We Were”は、第2次大戦直前に学生時代だった世代の政治思想・信条へのかかわり方で人生が変わったカップルの話。単なるノスタルジーのようだが、何となく惹かれた映画だ。
米国にも共産主義同盟があった、とは知らなかった。そして戦後、自由の国にも“マッカーシズム赤狩り”の嵐が吹き荒れたのだ。自由・民主主義は、ちょっとしたことで崩れるものなのだ。今は、トランプ氏が登場して来ている。
映画のラストは“それから時が経ち、ケイティーはニューヨークでハベルを偶然見かけて声をかけた。ハベルはケイティーの知らない女性と再婚し、ケイティーも再婚していたが相変わらずその日も政治活動に熱心だった。ケイティーは懐かしいハベルに、娘が綺麗に成長していることを告げ、夫婦同伴で家に遊びにきてと言った。だがハベルはそれはできないよと告げ、2人は穏やかにお互いを愛しげに抱擁し合いその場で別れた。”で終わるが、ケイティーには何だかウソを感じさせるものがある。

“ダイアルMを廻せ! Dial M for Murder”は、ケリー・バッグのグレース・ケリーが主人公である。後に、モナコ公国の公妃となる、美しい女優だ。死刑を直前にした日の憔悴しきった演技はさすがだ。


6月も同じように、ネットの無料動画も見た。次の通り。
6/4“空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎 妖猫伝、Legend of the Demon Cat”2017年・日中合作・チェン・カイコー(監督)染谷将太、ホアン・シュアン、チャン・ロンロン(中国語版)、阿部寛
6/7“激動の1750日”1990年・日・中島貞夫(監督)中井貴一、中条きよし、萩原健一、岡田茉莉子
6/8“青い性 Premiers desirs”1983年・仏独・デヴィッド・ハミルトン(監督)エマニュエル・ベアール、モニカ・ブルーク,インゲ・マリア・グランゾウ,ステファーヌ・フレス
6/18“武闘派の道”2015年・日・金澤克次(監督)松方弘樹, 曽根晴美, 松田優
6/19“武闘派の道 2”2015年・日・金澤克次(監督)松方弘樹, 曽根晴美, 小沢和義, 麻美ゆま, 中島ゆたか
6/20“トランスポーター2  Le Transporteur 2”2005年・仏、米・ルイ・レテリエ(監督)ジェイソン・ステイサム,アレッサンドロ・ガスマン,アンバー・ヴァレッタ,
6/29“トランスポーター3アンリミテッド Le Transporteur 3;Transporter 3”2008年・仏、米・オリヴィエ・メガトン(監督)ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー
6/29“内閣特務捜査官Oder”1997年・日・藤田明二(監督)武田久美子,西岡徳馬,原田大二郎,佐山サトル
6/30“ソフィー・マルソーのSEX,LOVE&セラピー TU VEUX... OU TU VEUX PAS?/THE MISSIONARIES”2014年・仏/白耳・トニー・マーシャル(監督)ソフィー・マルソー 、 パトリック・ブリュエル 、 アンドレ・ウィルム 、 フランソワ・モレル 、 フィリップ・ルルーシュ 、 シルヴィ・バルタン

ここでは邦画も結構見た。最初に挙げた“空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎 妖猫伝、Legend of the Demon Cat”は日中合作。“空海”とあったので公開時見たいと思ったのだが、いつの間にか映画館公開が終わってしまっていた。そこでこれに飛びついた。ところが内容は、“空海”が登場しなくても本質的には何の関係もない。密教の“みの字”も関係ないが、魔術で密教との関係性を示したのか。歴史的事実とは思えない話だ。

“激動の1750日”は山口組、一和会の抗争事件を扱っている。これは1984年(昭和59年)8月5日から1989年(平成元年)3月30日にかけて起きた。それを東京の稲川会が仲裁したという。中井貴一が武闘派の主役だ。事件当時はそれの何が原因か知らず、というよりマスコミは詳しく報道しなかったように覚えている。この映画でようやく、その原因、背景、経緯等を知ることができた。
その後これに刺激されて、松方弘樹の“武闘派の道1,2”が見たくなったものだ。だが、こちらはある町のシマをめぐる抗争を扱った小品だった。

“トランスポーター2  Le Transporteur 2”、“トランスポーター3アンリミテッド Le Transporteur 3;Transporter 3”は極めて動きの速い、奇想天外のアクションもの。シリーズ1回目はTV放映されたものを見た記憶があるが、内容は覚えていない。しかし面白かった印象だけは残っていた。いずれもリュック・ベッソンが製作・脚本。“2”は子供の通学が軸になっていて、少々分かり難い筋立ての印象だったが、“3アンリミテッド”はすっきりしていて、分かり易い。

邦画の“内閣特務捜査官Oder”はダサイの一言。洋画のまねをしても無理。日本人にあったものを制作したほうが良い。具体的にはどうするべきか私には分からないのだが・・・。

“青い性 Premiers desirs”は、“『美しき諍い女』のエマニュエル・ベアール出演。フランスのリゾート地を舞台にし、3人の少女たちを瑞々しく描いた官能のドラマ。監督は写真家のデヴィッド・ハミルトン。”そのためか、映像は美しい。
だが冒頭に物語のきっかけの嵐に遭うが、一人だけが遭難するのは不自然。筋書き全体にも不自然なところが多くあり、内容も今一。

“ソフィー・マルソーのSEX,LOVE&セラピー TU VEUX... OU TU VEUX PAS?/THE MISSIONARIES”は、ラブ・コメディ。こんなフランス女優がいるとは知らなかった。台詞は非常にエロい連続だが、映像にエロい箇所は全くない。ソフィーが怪しい技術を“東京でお勉強した”、と言っているのはフランス人的発想ではないかと、面白かった。あっそうだ、居酒屋でわざわざニッカウィスキーを注文して美味そうに飲んでいるシーンもあった。字幕スーパーは”日本のウィスキー”となっていたが・・・。全体に面白い。暇潰しには最適な映画。

6月は以上で、20本の映画を見た。

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