The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
私の過ぎにし夏の日々
それにしても、今年の夏は ひどく暑かった。
ここ2年、大学院工学研究科のリスクに関するコースに参加して この夏で最後の1科目を何とか修了した。
この1科目は結構しんどい思いをしたが、何故だかB判定であったので 非常にガッカリ。残念ながら、有終の美を飾れなかったのだ。昔、優・良・可・不可にあたる判定は 今はS,A,B,Fとなっている。だから 今回“可”だったことになる。
この科目では全講義出席し、レポートも4回提出。特に、最後から1つ前のレポート作成は 急造チームで何度か打合せて検討し 最優秀チームと賞賛され、私が主導しただろうと講師から言われたくらいだった。最後のレポートも、この夏の暑さにめげず、その科目の総括的出題に 4問中選択2問で良いものを 全てに回答を書いたのにB判定であったのだ。何が 悪かったのだろうか・・・・。
その最後のレポートを書き終えてから、“卒論”にとりかかった。これも 私は必要科目数を この春で既に修了しているので、書かなくても構わないのだが、“卒論”なしで このコースを終わるのが自分の本意ではないので、講師陣の迷惑も顧みず提出することにし、今春、周囲には 宣言してしまっていたのだ。
そういう事情で、卒論にとりかかった。何とか 暑さの中を大阪市立中央図書館や府立中之島図書館に出向き、必要な文献を集め、読み漁ったりした。それでも基礎的文献は 5月に京阪奈の祝園にある国会図書館に足を延ばして入手して準備はいたのだが・・・。だが、ここまでやった文献集めも、テーマが絞り切れない限りは、不要なものも出てくるものだと言うことを今回改めて思い知った。
自宅での読み書きは 暑さの中で、辛いので 身近なある大学の これも図書館にもぐりこみ、空調の効いた閲覧場所でパソコンを持込んで作成作業をした。この図書館は私の第2の書斎となった。8月の夏休みのキャンパスは学生が居なくて快適であった。この大学は海辺に面していて、卒論作成作業に疲れると 休憩ルームに行き、自販機の缶コーヒーで糖分を補給しながら海を眺め気分転換とした。
私は どの大学であっても そのキャンパスの雰囲気は好きだ。考えてみれば、私には学生時代が人生の絶頂期だったような気がする。楽しかったキャンパスライフを、身体や潜在意識が忘れらないのかも知れない。神戸・灘の新在家に住んでいた頃、よく神戸大学のキャンパスに散歩に行ったものだが、その時 学生時代の感覚が蘇って以来、学会やセミナーで他大学に行っても そんな軽い快感に襲われるようになったのだ。
そういう環境下で8月下旬に、“卒論”も何とか書き上げて提出したら 准教授の先生から“立派な出来”と 言われた。普段、辛らつな物言いの先生だったにもかかわらず、そう言われたのだ。実は これが言葉の罠だったと後から気付いたのだ。“秋の学会で発表して欲しい。”と言われ、ドギマギしつつも 舞い上がって承諾。
やっぱり、これは拙かった。その後、3人の先生に取り囲まれて訂正するべき点を指摘され、随分昔、会社の課題レポート作成や社外発表の時、上司から徹底的にチェックを受けたのを思い出した。この年齢にしてこうなのか、と言うより、最近 自分の“文才”が いささか劣化してきているのではないかと薄々感じてはいたのだ。それで、これによってそれが客観的にそうなのだと分かってゲンナリと言ったところだ。いや、“能力劣化”と言うより、もともと 根拠のない自惚れであり、酷いものだったのかも知れないのだが。てなこと言うと このブログの読者に失礼もはなはだしいことになるのだが。
とにかく、それを持ち帰り、もう一度 文献を集めなおして論旨の筋道を組み替えて 分り易くし、情緒的表現や冗長さをなくす努力をした。少し 油断をすると情緒的表現が多くなるのが昔からの癖であった。この辺りから暑さが 和らいできた。それとともに、ボーっとしていた頭も少しましになって、ようやく 自分でも納得のできそうなものに仕上がってきた。
暑い、暑い 記録的猛暑の 私の夏は こうして終わった。
ここ2年、大学院工学研究科のリスクに関するコースに参加して この夏で最後の1科目を何とか修了した。
この1科目は結構しんどい思いをしたが、何故だかB判定であったので 非常にガッカリ。残念ながら、有終の美を飾れなかったのだ。昔、優・良・可・不可にあたる判定は 今はS,A,B,Fとなっている。だから 今回“可”だったことになる。
この科目では全講義出席し、レポートも4回提出。特に、最後から1つ前のレポート作成は 急造チームで何度か打合せて検討し 最優秀チームと賞賛され、私が主導しただろうと講師から言われたくらいだった。最後のレポートも、この夏の暑さにめげず、その科目の総括的出題に 4問中選択2問で良いものを 全てに回答を書いたのにB判定であったのだ。何が 悪かったのだろうか・・・・。
その最後のレポートを書き終えてから、“卒論”にとりかかった。これも 私は必要科目数を この春で既に修了しているので、書かなくても構わないのだが、“卒論”なしで このコースを終わるのが自分の本意ではないので、講師陣の迷惑も顧みず提出することにし、今春、周囲には 宣言してしまっていたのだ。
そういう事情で、卒論にとりかかった。何とか 暑さの中を大阪市立中央図書館や府立中之島図書館に出向き、必要な文献を集め、読み漁ったりした。それでも基礎的文献は 5月に京阪奈の祝園にある国会図書館に足を延ばして入手して準備はいたのだが・・・。だが、ここまでやった文献集めも、テーマが絞り切れない限りは、不要なものも出てくるものだと言うことを今回改めて思い知った。
自宅での読み書きは 暑さの中で、辛いので 身近なある大学の これも図書館にもぐりこみ、空調の効いた閲覧場所でパソコンを持込んで作成作業をした。この図書館は私の第2の書斎となった。8月の夏休みのキャンパスは学生が居なくて快適であった。この大学は海辺に面していて、卒論作成作業に疲れると 休憩ルームに行き、自販機の缶コーヒーで糖分を補給しながら海を眺め気分転換とした。
私は どの大学であっても そのキャンパスの雰囲気は好きだ。考えてみれば、私には学生時代が人生の絶頂期だったような気がする。楽しかったキャンパスライフを、身体や潜在意識が忘れらないのかも知れない。神戸・灘の新在家に住んでいた頃、よく神戸大学のキャンパスに散歩に行ったものだが、その時 学生時代の感覚が蘇って以来、学会やセミナーで他大学に行っても そんな軽い快感に襲われるようになったのだ。
そういう環境下で8月下旬に、“卒論”も何とか書き上げて提出したら 准教授の先生から“立派な出来”と 言われた。普段、辛らつな物言いの先生だったにもかかわらず、そう言われたのだ。実は これが言葉の罠だったと後から気付いたのだ。“秋の学会で発表して欲しい。”と言われ、ドギマギしつつも 舞い上がって承諾。
やっぱり、これは拙かった。その後、3人の先生に取り囲まれて訂正するべき点を指摘され、随分昔、会社の課題レポート作成や社外発表の時、上司から徹底的にチェックを受けたのを思い出した。この年齢にしてこうなのか、と言うより、最近 自分の“文才”が いささか劣化してきているのではないかと薄々感じてはいたのだ。それで、これによってそれが客観的にそうなのだと分かってゲンナリと言ったところだ。いや、“能力劣化”と言うより、もともと 根拠のない自惚れであり、酷いものだったのかも知れないのだが。てなこと言うと このブログの読者に失礼もはなはだしいことになるのだが。
とにかく、それを持ち帰り、もう一度 文献を集めなおして論旨の筋道を組み替えて 分り易くし、情緒的表現や冗長さをなくす努力をした。少し 油断をすると情緒的表現が多くなるのが昔からの癖であった。この辺りから暑さが 和らいできた。それとともに、ボーっとしていた頭も少しましになって、ようやく 自分でも納得のできそうなものに仕上がってきた。
暑い、暑い 記録的猛暑の 私の夏は こうして終わった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 民主党の代表選 | 検察は どうし... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |