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東洋陶磁美術館

06.03.06.
先週、社内でISOマネジメントのビジネスについて議論・検討して あまりに疲れたので 思わず 気晴らしに 中ノ島にある東洋陶磁美術館に行ってみました。



場所は 例の不祥事の続く大阪市役所の蔭にある東の古色蒼然の府立図書館のその東隣の古色蒼然を通り越した公会堂のその 東北に隣接している場所です。川岸に へばりつくように建っています。

“この美術館は、世界的に有名な「安宅コレクション」を、住友グループ21社から寄贈されたことを記念して大阪市が設立したもので、昭和57年に開館しました。館蔵品は、「安宅コレクション」の中国陶磁・朝鮮陶磁を中心に、現在約1300点に及び、この中には2点の国宝と13点の重要文化財が含まれ、東洋陶磁のコレクションとしては、世界第一級の質を誇るものです。”

私、大阪生まれで大阪育ちなのですが、こういう著名な文化財の展覧施設が大阪にあることを知らず、江戸っ子で教養人のダイコクヤさんに驚かれてしまったのが きっかけです。タンツボ都市、大阪にそんな文化の香りが在るなんて ホントウニ知らなかったのです。(タンツボの展示は無かった?)

私は 陶磁器というものに それほどの興味はありませんでした。子供の頃、焼き物をやってみたいという淡い望みはありましたが、それっきりで、最近は 本物と贋物の区別が分からないという自分の審美眼に嫌悪感を抱いてしまうため 敢えて避けていた風もあります。
でも、最近の人気番組“何でも鑑定団”で 中島誠之助氏のコメントを聞いたりしていて“本物を見ることです。その時の感動が大切です。”という言葉に 近くにあるのならば、久しぶりに 心を静めるのに効き目がるか、という思いで出かけたのです。

“やきものの狛(こま)犬” 展示をしていました。面白い造形品でした。なんとなくカエルに似たような狛犬も居ました。どうして犬や動物なのに肩があるのかなぁ・・・作者はどういう思いで奉納したのかなぁ・・・といろいろ想像して楽しみました。
その他の常設展示も さすがに “世界第一級”・・・・・。

で、一通り見終わって 美術館を出た時の印象は、“私の目”では確かに 手元に有れば良いなぁと思うような品物は いくつか有りましたが、どうしても 一人占めしたいようなのはありませんでした。私には 正に見る目が無いので“猫に小判”のせいなのか、良く言えばそういう所有欲がないのか、自分でも分かりません。所蔵の品 どれでも良いから どこか街の骨董屋に チョコンと有っても これが凄い品だと分かるものでしょうか。
それにしても加賀・前田家所蔵の陶磁器がいくつか有ったのも 何となく印象的でした。

帰りに、展示品の説明CDを買いました。これから 閑な時に 眺めて少々お勉強しようと思っています。
まぁ これから時々は 本物を見に行ってみようか、とも思っています。少しでも “違いが分かる” 人間になりたい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
トラックバック有難うございます (あじみ日記)
2006-03-06 09:13:34
トラックバックありがとうございます。

パソコンに不慣れなもので、トラックバックへの返信の仕方もわからず、コメント欄にて失礼します。



東洋陶磁、いつもガラガラなんですよね、もったいない。と言いつつ私も頻繁には行ってないんですけど。



真贋を見極める眼は持たずとも、好きか嫌いかの判断で「これやったら、もらって帰ってもええわぁ~」「誰もくれへんって」、「こんなんもらっても困るわぁ~」「だから誰もくれへんって」と言い合いしながら観るのを楽しんでおります。



 
 
 
コメント感謝 (磯野及泉)
2006-03-06 20:34:24
私もどこでお礼を言ったらいいのか分からず、いつも自分の“土俵”でお礼です。

“あじみ日記”楽しそうですね。

ゆったり、味わって楽しむのが 人生最大の楽しみ=仕合せ かも知れません。 
 
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