健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

「暑さも寒さも彼岸まで」

2008年03月26日 23時58分00秒 | Weblog
春の彼岸も過ぎましたが、今年は例年より遅いと言う予報を打ち消して、あちらこちらで桜の開花だよりも聞かれています。

お彼岸というと「おはぎ」ですが、皆様はこしあん派?それとも粒あん派ですか?

今では、こしあんとつぶあんは季節に関係なく出回っていますが、昔は小豆の収穫時期によってこしと粒との違いがあったようです。

秋の彼岸は小豆の収穫時期だったので新鮮な柔らかい小豆を皮ごとつぶしてあんにしたので秋の彼岸はつぶあんのおはぎでした。

一方春のおはぎは、秋に採れた小豆が冬を越すことで硬くなった皮を取り除いてあんを作るのでこしあんになったということです。
春はこしあんで「ぼたもち」と呼んでいたようです。

お彼岸におはぎを頂くようになったのは江戸時代ころといわれますが、小豆の赤い色は災難を防ぐまじないの意味もあり、自分で食べるということではなく本来はご先祖様への捧げ物であったとされています。

そこで、「あずき」ですがあんこにするというのは、日本独自の食文化として古くから和菓子などとして食されてきました。


そして小豆にはメタボにもかかわる大切な効果がつまっているのです。

①ビタミンB1が含まれる・・・肩こり・筋肉痛・疲労回復効果

②食物繊維が豊富・・・・・・・便秘解消

③サニポンが含まれる・・・・コレステロール・中性脂肪を低下する。
                高血圧・高脂血症の予防や
                利尿作用が高いので、むくみ予防になる。


さあ暑さ寒さも彼岸まで・・朝、寒くてなかなか布団から出れない状態はいつの間にかなくなりましたが、これからのお花見の時期は「花冷え」なんていわれますから、充分「冷え」には注意して春の香りを満喫したいと思います。
そして、小豆をお料理に取り入れて生活習慣病予防に心掛けましょう。

私は今年のお花見には是非、大好きなつぶあんのおはぎを持っていきたいと思います。くれぐれも申し上げますが「花より団子」ではなく、『花も団子も』というつもりですから・・。