健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

『養生訓』より

2010年01月02日 04時30分06秒 | Weblog
2010年の穏やかなお正月、皆様はどちらで初日の出を見ましたか?

さて年始から食養生についてお伝えしています。

今日は江戸時代のロングセラーと言われている健康書を著した貝原益軒(1630~1714)氏の『養生訓』の抜粋をご紹介いたします。

●養生の極意は身体によくないものを遠ざけること、この当たり前ができない。

●普段から養生は目に見えないが健康貯金のようなものだ。心掛け次第で天寿を全うできる。

●節度のある飲食が養生の基本である。

●食べ物は淡白なものを中心にたべると良い。

●食事は物足りないくらいが良い。

●空腹の時に果物や菓子を沢山食べてはいけない。

●ご飯をしっかり食べて肉は控えなさい。

●ご飯本来の味をよく味わい、何より感謝して頂きなさい。

●食べ過ぎて調子の悪い時は、食事を抜くと良い。

●大食い、大酒飲みは必ず短命に終わる。

●四季を問わず、幼児から老人まで温かいものを食べなさい。

●怒ったあと直ぐに食事をしてはいけない。

また、儒学者であり医師でもあった益軒は、養生法を学び実践すれば健康長寿が与えられる。これが自然の摂理であるとも言ってます。

お気付きかと思いますが、この養生訓のなかには『食べ過ぎ』などのように過食を禁ずるキーワードが登場してます。

現在は美食・飽食のために節度を失った結果が、メタボリック症候群などを引き起こしているのですもの…まさに時代が生んだ贅沢病ですね。