日本画 富士
輝かしい初春を迎え皆々様の益々のご健康とご多幸を
お祈り申し上げます。
「1年の計は元旦にあり」の言葉のように、ご自身の目標や計画など
既にお考えでしょうか?
2017年7月18日に105歳で逝去された聖路加国際病院名誉院長の
日野原重明先生が90歳を超えてから、私は何度かご講演を拝聴いたしましたが、
2時間を超える講演でも、しっかりとしたお声で終始立ったままお話をされていました。
2年先までスケジュールが埋まっているというご自身の健康法の基本は、
『睡眠と食事と運動』とおっしゃっていました。
特に睡眠ではうつぶせ寝をされていて、枕を3つ使い、1つは頭2つ目は胸と胴の間、3つ目は膝に挟んで寝たそうです。
うつぶせ寝は、寝つきがよく眠りも深くて、呼吸が腹式になるので肺活量が増えるということです。
食事は1日1300キロカロリーで、夜だけご飯を食べると決めていたようです。
お肉は1日おきに80グラムくらいずつ食べ、野菜はお皿いっぱいたっぷりと食べていたということです。
運動は歩くのを基本として、エスカレーターに乗らず階段を登る。
動く歩道にも乗らないで隣を早足で歩くことで、追い越したときの達成感がたまらず
体を動かすことの楽しさにつながったようです。
自ら決めて、信念をもって継続された日野原先生から、先人の知恵をたくさん学ばせていただきました。
さらに、
故日野原重明先生の10の生活習慣です。
1. 小食
2. 植物油をとる
3. 階段を一段跳びで
4. 早足歩行をする
5. いつも笑顔で
6. 首を回す
7. 息を吐ききる
8. 集中する
9. 洋服は自分で購入する
10. 体重、体温、血圧を測る
健康寿命を全うされた日野原先生のご長寿の根源がよくわかりました。
「継続」という大きな課題が、日々の1歩の習慣から始まるのだと
新たに気を引き締めたいと思います。
さあ、ご自身の生活習慣に1つでも2つでも継続できる何かを
掲げてみませんか?
今年も健康塾通信をどうぞよろしくお願いいたします。
2019年 1月1日 健康塾 古賀公子