おはようございます。
師走に入り、一層冷えて参りましたがお元気にお過ごしでしょうか?
ここ2.3日が特に真冬の気温でしたし、空気も乾燥していましたね。
私は先週インフルエンザの予防接種を致しましたが、今回は肘から四横指くらい上でした。
3日ほど赤く腫れあがり、熱感もあり冷湿布をしていましたが、4日目のきょうになり
若干の痛みはありますが気にならなくなりました。
年明けには5回目の新型コロナワクチン接種の予約も終わり、接種後の副反応も
考慮しながら休息日をもうけています。
さて、前回ツボの歴史をお伝えいたしましたが経穴(ツボ)は主にどんなところにあるか?
解剖学的にはその多くが、関節部・筋溝・動静脈幹の分岐点・神経幹の通路など
例えば腕を曲げ伸ばしする肘関節には前面に4つ、後面に3つのツボが横並びしています。
そして、軽く腕を曲げた時、肘から下の筋肉の盛り上がったところや筋肉や腱の谷間などにもツボが点在しています。
これらのツボが、病などの原因で病態変化を起こして、痛みやコリとなって皮膚に現れます。
臨床経穴図・医道の日本社より引用
またツボを取る時、手首など身体の解りやすい部位から指の幅で取穴する方法が簡単で、主に用いられています。
私が、先ほどインフルエンザ接種をした場所を肘から四横指と書き留めましたが
ちなみに手の母指を除く4指の巾を3寸
手の第2指(人差し指)から第4指(小指)までの横巾を2寸
親指の横巾を1寸としてこれを同身寸と言われています。
そして、このツボとツボを結んだ通路を経絡と呼んでいます。
古代中国では、気血の通路(脈管)として定められていて、
通常12本の正経(経脈)と2本の奇経(任脉・督脉)をさして14経絡と言われています。
専門的になりますが、ここで正経と奇経の名前を列挙致します。
正経
①手の太陰肺経 たいいんはいけい
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②手の陽明大腸経 ようめいだいちょうけい
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③足の陽明胃経 ようめいいけい
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④足の太陰脾経 たいいんひけい
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⑤手の少陰心経 しょういんしんけい
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⑥手の太陽小腸経 たいようしょうちょうけい
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⑦足の太陽膀胱経 たいようぼうこうけい
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⑧足の少陰腎経 しょういんじんけい
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⑨手の厥陰心包経 けついんしんぽうけい
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⑩手の少陽三焦経 しょうようさんしょうけい
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⑪足の少陽胆経 しょうようたんけい
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⑫足の厥陰肝経 けついんかんけい
奇経
任脈 にんみゃく 督脈 とくみゃく
以上、今回は経絡の簡単なご紹介でしたが、また個々の経絡などの説明も出来たらと思います。
それではこの辺で。
今日も良い一日をお過ごしください。