ううむ、高校生が肉親の殺人依頼? それを受けて実際に殺しを実行? 一体いつの時代のどこの国の話だと首をかしげたくなるような事が、北海道で起こっていたとか。衝動的にキレて過剰な攻撃をして相手を死なせる、というような事例は、許容できないまでもまだ何となく状況を理解できます。でも今回のこれは、現時点では正直理解が及びません。というより、これ、本当に金銭報酬の約束をやりとりする中で行われた事件なのでしょうか? 確かにそう供述はしているみたいですが、それが確かな事実なのか。あるいはある種の冗談や、そう言って自らを何かの役柄にはめ込むような、思いこみをするためのやりとりだったというようなことはないのでしょうか? 実際に金銭のやりとりが行われたわけでもないそうですし、30万円もの大金を現実に依頼側の高校生が用意していたのかどうか、そのあたりもはっきりしてくれないと、そう言った、というだけのことで、そのことを真に受けてこの異常性に絶句する、という気にはなれません。マスコミも、本当にそろそろ衝撃的な内容をぶつけて読者の注目を集めるような記事作りは止めてくれないでしょうか? 本当に社会はおかしくなってきているのかどうか、冷静に過去を振り返り、今の現実を見つめ直して、論じ、報道して欲しいのですが。
さて、どうもイヤな感じが抜けない新聞を放置してテレビを付けてみれば、懐かしい映像と音楽が。「大魔神怒る」が映っているではありませんか。私は1960年代に続けざまに作られた大映の「大魔神」3部作は大好きなのですが、何がよいといって、埴輪武人像から憤怒の魔神に変化するところや、重量感あふれる動作など、あの画面から迫り来るような大魔神の迫力がいいと思うのです。ただ、一作目の「大魔神」がまさに怒れる魔神、という恐怖の存在に徹していたのに比べて、残る2作はただの正義の味方になってしまっているのが残念なところではあります。でも、ちゃんと時代劇部分もしっかり作っていますし、(火縄銃の銃弾が空中で炸裂していたのはちょっと頂けませんでしたが)こういう映画が本気で作られていたのだな、と感心してしまいます。もちろんCGもない時代の事、特殊撮影はやはり古さを禁じ得ませんが、それでもあまり雑さや破綻を感じさせない作り込みには感心しきりでした。夏休みシーズンって、こういう映画を思いもかけずやってくれたりするのでいいですよね。でもそれも明日まで。明後日からは、道もしばらく混み合う事でしょう。
さて、どうもイヤな感じが抜けない新聞を放置してテレビを付けてみれば、懐かしい映像と音楽が。「大魔神怒る」が映っているではありませんか。私は1960年代に続けざまに作られた大映の「大魔神」3部作は大好きなのですが、何がよいといって、埴輪武人像から憤怒の魔神に変化するところや、重量感あふれる動作など、あの画面から迫り来るような大魔神の迫力がいいと思うのです。ただ、一作目の「大魔神」がまさに怒れる魔神、という恐怖の存在に徹していたのに比べて、残る2作はただの正義の味方になってしまっているのが残念なところではあります。でも、ちゃんと時代劇部分もしっかり作っていますし、(火縄銃の銃弾が空中で炸裂していたのはちょっと頂けませんでしたが)こういう映画が本気で作られていたのだな、と感心してしまいます。もちろんCGもない時代の事、特殊撮影はやはり古さを禁じ得ませんが、それでもあまり雑さや破綻を感じさせない作り込みには感心しきりでした。夏休みシーズンって、こういう映画を思いもかけずやってくれたりするのでいいですよね。でもそれも明日まで。明後日からは、道もしばらく混み合う事でしょう。
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