かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

アメリカにも言霊、というような概念があるんでしょうか?

2008-11-06 21:43:17 | Weblog
 故障したPC、今日メモリを挿し直してCMOSクリアの結果を確かめようと思っておりましたが、忙しさにかまけて持って帰ってくるのをすっかり忘れてしまいました。なんともウツな展開ですが、まあそう言うこともある、とここは割り切って、検証は明日に持ち越しです。もし復活してくれれば、古くさいブラウザでの面倒なブログ更新もしなくてすむので大変ありがたいのですが、果たしてどうでしょうか。

 さて、アメリカでは若干47才の黒人大統領が圧倒的な支持を得て誕生しましたが、こういうのを見ていますと、アメリカの底力と言うか、不屈の闘志みたいなものが見える気がして、素直に感嘆してしまいます。さしもの超大国も、サブプライム問題に端を発した世界不況の元凶として、没落を余儀なくされるとばかり思っておりましたが、本当に不死鳥のごとく復活してきそうです。
 勝利演説の和訳を見つけたので一通り読んでみましたが、魂が込められたとでも言えるでしょうか。熱い思いに対する共感と感動とが喚起される内容に感じました。一体感を共有する大群衆と共にこの演説を聞いていたら、それこそ感動のあまり涙を流していたかも知れません。
 あれ程口汚くののしりあっていた共和党候補との舌戦も、表面上に過ぎないのかも知れませんが、お互いにさっぱり水に流し、野党である共和党やその支持者達にも国の一大事に協力を呼びかけるところや、随所にちりばめられる「Yes we can」私達はできる、という語りかけは、失意のどん底にあるアメリカを本当に立ち直らせるんじゃないか、と思わせるものがありました。

 翻って我が国はというと、残念ながら世襲のお年寄りが国難そっちのけで党利党略私利私欲をぶつけ合い、それに隠れてこそこそと官僚が政治を恣にする、という、なんともお寒い状況が続いているように感じられます。まあ我が国には政治家を養成するシステムがありませんから世襲は致し方ないにしても、この危機を乗り越えるためにやらなければならないことは多々あるでしょうに、いまだに解散するのしないのとそればかりが報道で取りざたされる様を見るのは、正直飽き飽きします。麻生総理は、その著書「とてつもない日本」を読んでみても基本的に前向きで陽気で楽観的な世界観をお持ちのようですが、できればアキバの一部に受けるだけでなく、かの国の大統領のごとく、日本国民全員を感動させ、やる気を喚起させるような演説を、一つぶって欲しいものです。まあ我が国ではそんなことをしてもすぐ「中身がない」とか「裏付けがない」とかいって難癖を付け、何とか日本国民を意気消沈させて、国を傾けようと画策するかの如きマスコミや評論家がごまんといるので難しいかも知れませんが、首相たるもの、そんな有象無象を吹き飛ばす位の言葉を、使ってもらいたいと思います。

コメント
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